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”移動時間”がいい塩梅で欲しい

コロナ禍に入って、テレワークやオンラインの会議・イベントが増えた。
一方で外出や旅行はしにくくなった。

人によっても違うだろうけれど、社会全体として見れば、コロナ禍以前にふんだんにあった"移動時間"というものの総量は大幅に減ったはず。

移動時間の減少は、私たちの生活にどんな変化を与えるんだろう?

僕の場合、1人で仕事へ向かう際の移動時間は、仕事のシミュレーションに充てていた。何をしゃべるか、気を付けることは何かなど、車を運転しながら思考を整理すると、机の前で悩んでいたこともなんだかスッキリとした気がした。

旅行などプライベートの移動時間は、妻といろいろなことを話していた(子どもたちがおとなしく寝ている間は、という条件が付くが)。妻は仕事のパートナーでもあるので、仕事も家庭もひっくるめて、これからの生活について思いつくまま話す、これもなかなかいい時間だった。

こうしたことは、今は家でやっているが、やっぱり移動時間でのそれとは、何か違う気がする。移動時間は、僕の生活の中では一種の”触媒”みたいなもので、それがあることによって生活がちょっぴり上手く回っていた気がする。

人と会わずに家にこもっているのは好きだけれど、やっぱり外へ出て適度に移動時間を味わうのも好きなんだなぁ、と思う。

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