Y.Kato

愛媛県在住、(一社)ノヤマカンパニー代表理事。2017年から自主保育活動「森のようちえ…

Y.Kato

愛媛県在住、(一社)ノヤマカンパニー代表理事。2017年から自主保育活動「森のようちえんヒュッテ」を主宰。自然に根ざした健やかな暮らしと文化をつくることを目指しています。元・地域おこし協力隊。3姉妹の父親。

マガジン

  • 子どもと育つ

    • 87本

    子育ての中で感じたことをゆるゆると書いています。

  • 雑記帳

  • 子どもとすごす日々のこと

    子どもとくらしながら考えたことを書いています。

  • 小さな幸せマガジン

    日々の暮らしの中で小さなことに幸せを感じていれば、その積み重ねで結果的に幸せな人生になるんじゃないかなぁと思っています。自分がどんなことに小さな幸せを感じたかを記録していきます。

最近の記事

「世の中捨てたもんじゃない」と思える選挙を当たり前にしていきたい。

地元の市議会議員選挙で、応援していた友人、まつもとみきちゃん(@uraseiyocity)が当選しました。 ホッとするとともに、正直なところ、思っていた以上の得票数で驚きました。 自分は、今まで、選挙や議会というものにあまり期待をしない人間でした。 特に、都会ではない地方の選挙って、具体的な政策などを示さなくても地縁などを頼りに当選するということが普通だったりするので。 だから、おかしいなと思ったこと・気づいたことは誰かに代弁してもらうのではなく、自ら提言する、自分たち

    • どんぐり

      娘がポケットに詰め込んで、持ち帰ったどんぐり。 庭にまいたら、いつの間にか芽を出していた。 時間がたつにつれて木は育ち、5・6年くらいは経っただろうか。 今年その木にはじめてどんぐりが実り、少しずつ色づいている。 それを見つけた娘がはしゃいだ。 こういう小さな出来事で、僕はうるおっている。

      • 割れた鏡が教えてくれたこと

        先日、自宅にある鏡がひび割れていることに気づきました。 長女(小3)に探りを入れてみると、どうやら子どもたちだけで遊んでいる時に、次女(年長)が割ってしまい「怒られるから内緒にしておいて」という話をしていたようです。 翌日、頃合いを見て次女と一対一で話をしました。 割れた鏡が見えるところで、膝にのせて抱っこをして、何が起こったのか、ゆっくりと順を追って確認しました。答えるのは勇気がいるだろうな、と思う問いかけを、音を立てずにガラスのコップを置くようなイメージでそっと並べまし

        • 「季節の移ろいに置いていかれている」という感覚を味わう

          この一週間ほど、実家に帰省したりデスクワークにどっぷりはまり込んでいたりしていたが、昨日久しぶりに森のようちえんの活動で山に上がった。 すると、秋の草花がずいぶんと咲いていたり、ドングリがたくさん落ちていたりすることに気づいた。 自分が来ないうちにずいぶんと季節が進んだな、と思った。 この「季節の移ろいに置いていかれる」という感覚は、自分が今まで生きてきた中でくりかえし何度も味わっているものだ。 この感覚を味わうたびに、刻々と変わり続ける自然の中で、この時期・この瞬間

        「世の中捨てたもんじゃない」と思える選挙を当たり前にしていきたい。

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          87本
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          23本
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          20本
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          4本

        記事

          折り返しイヤー

          先日、誕生日を迎えて42歳になった。 そういえば、日本人男性の平均寿命って…と調べてみたら、 とあった。 平均寿命も年々延びている傾向はあるけれど、だいたい自分の人生の半分は終わったのかな、という感じがした。 半分。 改めて「半分終わった」と言葉にしてみると、結構ずっしりとくるものだ。 今までの半生を振り返ると、悲喜こもごも詰まっているわけだけれど、あまり悔いはない。 もちろんいろいろな失敗とか壁にぶつかることもあったが、それらをひっくるめて、今のところまぁまぁ幸せな人

          折り返しイヤー

          コロッケと泥団子

          先日、主宰しているの森のようちえんの活動でコロッケづくりをした。 小さい子でも食べやすいミニサイズのコロッケ。 ゆでたジャガイモをつぶし、玉ねぎやニンジンを切って炒めて、みんなでタネをこねて、小麦粉、卵に、パン粉をまぶして~♪ 野外での調理だったので、油の温度がなかなか上がらないというトラブルはあったが、最後はみんなでおいしくいただいた。 その日、帰宅してからのこと。 次女はそのまま庭でままごとを始めた。来年は年長になるが、近頃だいぶ体力がついてきて1日中遊んでいる。

          コロッケと泥団子

          夜、寝る前の子どもとの会話

          いつの頃からか、夜、寝る前に子どもに尋ねるようになったことがある。 「今日、楽しかったことはなんですか?」 もともとは「1日の終わりにその日をふりかえり、ポジティブなことを思い出すことで良好なメンタルを維持しやすくなる」という話をどこかで知って、自分自身が内省的にやり始めたことだ。 この言葉を子どもに投げかけたら、気持ちよくぐっすり寝てくれるかも?自分の気持ちを言葉で表現する練習になるかも?などとぼんやり考えながら、子どもに聞くようにしたのだった思う。 「え~?楽しかっ

          夜、寝る前の子どもとの会話

          子どもが残酷な物事にふれたとき、どうふるまうか

          「ぶちころす」 5歳の娘の口からこんな言葉が出て、ギョッとした。 どこでこんな言葉を覚えたのかと思ったら、保育園で借りてきた『はなさかじいさん』の絵本だった。 「パパ、この本、悪いおじいさんが犬をぶちころすんで」 と1日に3回くらい言われたので、彼女にとってこの場面が強烈な印象を与えたことは間違いない。 寝る前にせがまれて本を読みきかせていると、 「くわって何?」 「ふりあげるってどういうこと?」 と、やはり、この場面への関心がすごかった。 --- 日常生活の中で、子

          子どもが残酷な物事にふれたとき、どうふるまうか

          新しい年を迎えて

          謹賀新年 画面越しに伝えられる冷たくて暗い現実に不安になることが多々あります。 年が変わったからといって、たった1日で世界が劇的に良くなるということはありえない、今日は昨日の続きだ、ということはもちろんわかっています。 それでもやはり、希望を持って新年に臨むことにします。 身の回りの小さな幸せを大切にしながら、また1年しっかりと歩んでいきたいと思います。 令和5年 新春

          新しい年を迎えて

          ちょっとしたことで

          わが家では、皿洗いは主に僕の仕事だ。 学生時代は3食学食、社会人になっても職場の近所のうどん屋で1日2食という外食生活が日常だった自分は、料理の経験が圧倒的に少ない。 一方、妻はおいしいものをチャチャっと作れる。結果的に、作る係と片づける係という役割分担をした方が、効率が良い(と僕は思っている)。 ところで、皿洗いをした後はどうする?という話。 僕は自然乾燥派だった。 (そういう流派があるのかどうかは知らないけれど) 洗った食器はステンレスの水切りかごに置いておき、自然

          ちょっとしたことで

          ”移動時間”がいい塩梅で欲しい

          コロナ禍に入って、テレワークやオンラインの会議・イベントが増えた。 一方で外出や旅行はしにくくなった。 人によっても違うだろうけれど、社会全体として見れば、コロナ禍以前にふんだんにあった"移動時間"というものの総量は大幅に減ったはず。 移動時間の減少は、私たちの生活にどんな変化を与えるんだろう? 僕の場合、1人で仕事へ向かう際の移動時間は、仕事のシミュレーションに充てていた。何をしゃべるか、気を付けることは何かなど、車を運転しながら思考を整理すると、机の前で悩んでいたこ

          ”移動時間”がいい塩梅で欲しい

          心が曇り空のときにやってみるちょっとしたこと

          生活をしていると、たまに気分が落ち込むときがある。 明確な理由に心当たりはないのだが、なんとなくだるくて、気分が乗らない、生活に張りを感じない、仕事に手がつかない。 そんなときはできることなら、とことん休んでしまいたい。 でも、いろんな事情で休めないという場合も多い。 30代までだったら、こんなときは気分転換のため外に走りに行くこともあったが、不惑を超えるとそんなこともおっくうになってしまうものだ😭。 最近は、気分が落ち込んだ時、次の3つのことをやってみると、自分の場

          心が曇り空のときにやってみるちょっとしたこと

          娘の誕生日に思うこと

          今日、三女が3歳の誕生日を迎えた。 いつもより早く起きた娘に「お誕生日おめでとう!」と言ったら、 少し考えるそぶりを見せてから、「うん」と答えた。 これは三姉妹の全員に対して言えることだが、誕生日にはその子が生まれたときのことを思い出す。 何だかんだで、産院の分娩室で子供が生まれる瞬間に立ち会うのは 3人目にして初めてだった。 出産というものは、自分にとって怖い時間だった。 妻は繰り返し訪れる強烈な痛みと戦い、子どもは母親の体内から外の世界へと冒険をする。 そんな生命の

          娘の誕生日に思うこと

          チューリップは2度咲く

          小学校が春休みに入る前、 長女が学校からチューリップを植えた鉢を持ち帰った。 「花が咲くまでうちで育てるんよ。うえきばちは新学期になったらまた学校に持っていくの。」 4月に入って何日かすると、チューリップは花を咲かせた。 「(球根に)オレンジって書いてたけど、赤い花やん!」と突っ込む娘。 チューリップは夜になると花を閉じ、翌日、日が昇るとまた花を開く。 そうして花を楽しみながら数日が経ち、小学校も新学期を迎えたある日のこと。 庭に出た僕は、チューリップの花の異変に気付い

          チューリップは2度咲く

          「ワーク・ライフ・バランス」では地方の暮らしは回らない。

          人口35,000人のまちで暮らしている。7年前に移住してきたときと比べると居住者は5,000人ほど減っていて、県内でも人口減少が進行しているエリアだ。 近頃、自分の生活の中で考えるべきは、ワーク・ライフ・バランスというよりも、ワーク・ライフ・コミュニティ・バランスだな、と感じるようになった。 ここでの「コミュニティ」とは、近隣の住民で組織する地域コミュニティの活動のことを指している。 「ワーク・ライフ・バランス」とは、「仕事と生活の調和」という意味で、 「国民一人ひと

          「ワーク・ライフ・バランス」では地方の暮らしは回らない。

          淡々と、淡々と

          僕は初めて就職して以来ずっと、年度末を〆切として業務を請け負うというセカイで仕事をしてきた。この時期は、報告書のまとめや事務的な書類の作成といった「やりたい」というよりも「やらなければならない」仕事の割合が増えて、余裕が無くなる。 そんな時に大切なことは、淡々と仕事を進めることだと思っている。モチベーションに関わらず、やるべきことを粛々とやる。それが大事。 そのためにもっとも大切なのは、結局、体調管理だったりする。  体調を崩す  ⇒パフォーマンスが落ちる  ⇒仕事によ

          淡々と、淡々と