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コラボレーション



今回はコラボレーションのお話です。

コラボレーション(英: collaboration)は、「共に働く」「協力する」の意味で、「共演」「合作」「共同作業」「利的協力」を指す語である。日本語ではコラボと略されることも多い。
(wikipedia)

コラボレーションは色々なブランドの認知度を高めたり、複数の人や組織の仲を深めるためにもちいられます。普段とは違った演出でお祭り感を出したり、ブランドとブランドのファン同士を結び付けたりといった用途で使われることが一般的です。

ひとえにコラボと言ってもいろんなジャンルがあります。

例えばこんな感じ。

その1【企業×企業】

■ ビックカメラ × ユニクロ
衣料品のユニクロと家電量販店ビックカメラ、2つの企業を掛けあわせることで家電専門店とファッション業界を融合させた店舗。

■KATE SPADE × NEW BALANCE
「土曜日のワクワク感を毎日に」をコンセプトに女性受けするブランドKate Spadeと老舗シューズメーカーNew Balanceがタッグを組みました。

■ローソン × 伊藤園
お茶で有名な伊藤園がアニメやゲームのキャラクターを用いて若者にPRしたキャンペーン。

その2【企業×キャラクター】

■メットライフ生命 × スヌーピー
生命保険のメットライフがより親しみやすい企業へとイメージを変えるためスヌーピーの力を借りました。

■ロート × ドラゴンクエスト
「ロートジー®」ブランド30周年を記念して同じく30周年を迎えた人気ゲーム『ドラゴンクエスト』とコラボしました。

■モンスターストライク × ミッキーマウス
一世を風靡したスマホゲーム『モンスターストライク』。ミッキーマウスや、エヴァンゲリオン、ウルトラマンなどなど人気コンテンツとコラボすることによって認知を高めました。

その3【芸能界】

■GLAY × EXILE
ロックバンドの「GLAY」とダンスグループ「EXILE」のコラボ。両グループのリーダーのTAKUROとHIROが意気投合して生まれた企画。2005年に、期間限定で活動しました。

■ドラマ『相棒』
水谷豊演じる杉下右京が若手の「相棒」とともに難事件に立ち向かうストーリー。反町隆演じる冠城亘は4代目の相棒。この関係も広義のコラボと言えるでしょう。

■ヒカキン×三浦和義
人気YUTUBERヒカキンとサッカーの三浦和義選手の異色コラボ。いっしょに巨大おにぎりを作りました。


まあざっとこんな風にいろんなコラボがあるわけです。様々な切り口でコラボが展開されていますね!

今回紹介したのはほとんど全て成功例で、相互にファン増加が見込めたり、拡散・露出が増えたりとWin-Winの企画となっています。

斬新なものもあればキレイにまとまったものもあり、予算がかかったものもあれば低予算で済ませたものもあります。掘り下げればもっといろんな組み合わせやジャンルが存在しますがきりがないので興味がある方は自分で調べてください。

***★***

コラボレーションは性格上、既存の枠組みを壊すことで成立します。今まで決して交わらなかったもの、交わるはずがないと思われているものであればあるほどインパクトは強くなり効果は高まる傾向にあります。また、異なる企業同士やブランド間でコラボレーションすることで、違う視点が獲得できるというメリットもあります。

わたしたちは普段の業務で企業と企業をマッチングさせたりする大がかりなプロジェクトに携わる機会はほとんどないかと思います。でも、たとえ日常の小さなことでも”掛け合わせる”あるいは”混ぜ合わせる”ことでなにか新しいものができないでしょうか?

新しいものをゼロから作るのは難しい。たとえあなたが天才であってもそうでしょう。でもすでに世の中にあるものを使うことはそんなに難しいことではありません。要は使い方の問題です。

1+1を3や4にするのが相乗効果(シナジー)と言われます。

ときには1+1=0やマイナスになることもあるでしょうが・・・人でも物でも組み合わせを工夫すれば何かしらの発見があるのも事実。

例えば、料理好きなAさんと写真が得意なBさんのタッグだと何かみんなに共感してもらえるものができそうな気がしますよね。

では、旅行好きなCさんとパソコンが得意なDさんで企画を考えてもらったらどんなものが生まれてくるでしょう? 考えてみてください。

さらには、10年間毎日欠かさずストローでカレーを飲んでいるEさんと、スリランカで爪楊枝を使って昆虫の解剖を千種類経験しているFさんがコラボした場合はどうでしょう? もはや何が生まれてくるのか全く想像つきませんね。もしかしたらワクワクするものを発見してくれるかもしれません。

わたしたちの業務もひとりで携わるものよりも複数の人や組織が協力して行うもののほうが圧倒的に多いはずです。

もし、自分が何をすべきか行き詰まっていたり、組織運営に閉塞感を感じたりしてもがいているのなら、シナジー効果を高められるようなコラボな関係の作り方を試してみたら新しい風が吹くかもしれません。

うまくいくこともいかないこともあるのは当たり前ですが、うまいマッチングを見つけた人は勝ち抜けると思いますよ。


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