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無駄に緊張する警察署という空間

警察署へと出向く用事があった。別に悪事を働いて呼び出されたとかではない。3年ぶりの免許更新の期限が1週間後に迫ってきたため、そろそろ行かねばと重い腰を上げた次第である。更新期間を2ヶ月間も設けてもらい、かつ最寄りの警察署まで徒歩10分ほどという好立地にもかかわらず先延ばしにしてきた。いかに事務手続きを苦手としているか改めて説明する必要のない行動力の低さであろう。事務手続きなど早く済ませるに越したことはないと頭では理解しているが、どうも体がついてこないのだ。

それにしてもどうして警察署という場所は、後ろめたいことをしていなくとも緊張してしまうのだろうか。警察署に出向くのは4度目だ。1回目は引越しに際して免許証の住所変更をした時。2回目はネットショッピングで詐欺被害に遭った時。3回目は落とし物のスマホを届けた時。4回目が今回の免許更新だ。いずれも悪いことをしていないのだが、なぜか必要以上に緊張して身構えてしまう。

今回やることもどうということはない。受付して書類に必要事項を記入し、視力検査で無事に合格をもらったらば、証明写真を撮って講習を受けるだけ。警察官の案内通りに手続きを済ませれば難しいことはなにもないのだが、書類に自分の名前を書くことすら変な緊張感がある。

免許更新に来たほかの人に混ざって平静を装い、どうにか免許更新はできた。免許証を取得してから約6年。一度たりとも運転をしなかったため、無事にペーパーゴールドとなった。よほどの用事がなければ次の更新時期である5年後まで警察署に出向く予定はない。変な緊張感とは5年間おさらばである。

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