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ケアとまちづくり、ときどきアート。

なぜケアとまちづくりが必要なのだろう?病院を地域に開いた方がいいのはなぜ?アートを介護に持ち込むと良さそうなのはなぜ?地域包括ケアシステムの中で一大ブームになっている「ケアとまち… もっと読む
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#地域コミュニティ

施設を開くの最終形態は、ただの住宅

今回も、施設を開くお話。さっそく。 施設を開くことが一番簡単なケアとまちづくりかもしれない。前回は、高齢者の日常を彩るために施設を開くという方法があるという話だった。施設を開いて、まちの人たちの関わりしろを作ることで、多くの世代が施設を訪れる。すると、高齢者だけの施設ではなく、多世代が集まる施設になり、結果として高齢者の日常を彩ることができる。 例として、駄菓子屋という関わりしろを作っている銀木犀、通り抜けという関わりしろを作っているツルガソネ保育所特養プロジェクトを紹介

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なぜ「ケアとまちづくり」が必要なのか

「医療者は病院を出よう!」 「地域で介護を実践しよう!」 「福祉にアートを!」 近頃、医療・介護・福祉業界にいると、このような言葉をよく目にする。空前の”ケアとまちづくり”ブームと言ってもいい。 病院という閉塞的な空間に鬱々とした患者は多い。それは、医療従事者もそう。病院という空間ではやることが決まっている上で、時間的余裕がなくやりたいケアができない。そんな不満が、地域でヘルスケアを実践していくことで解消されていくんだ!という機運が高まっている。街中で健康教室をひらけば、

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