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営業マンを落とすテクニックとは?その1


題目が変では?と思われたかもしれません。
普通は「営業マンに騙されない為には?」という風になるでしょう。

でも、間違えてはいません。自分が欲しいものがあったときに、
いかに営業マンを味方につけて、営業マンを落としてそれを手に
いれるかのテクニックです。

もうだいぶ前になりますが、若かりし頃に住んでいたアパートの月々の
家賃のことで、ふと思いました。

月6.5万円のアパート代は10年払ったら合計でいくら払う事になるだろうと。10年で780万円です。

マンションの支払などは、通常35年です。では、35年払ったらと計算すると、なんと2,730万円になります。

これだとマンションが買えます。しかもアパートは何十年払っても自分の
物にはなりません。

そう思うと、もう実行あるのみです。
その日から近隣のマンション情報を集め始めました。

その頃は、実家に近い上大岡に住んでいましたので、利便性を考え実家から車で10分程度のマンションを探しました。

京浜東北根岸線港南台駅から、徒歩15分の距離に素晴らしいマンションが
ありました。
3LDKで2,500万円前後です。そこは湘南なのか横浜なのかよくわかりませんでしたが、湘南横浜〇〇ハイツといいました。
まぁ海の匂いくらいはするんだろうというノリで、現地視察に
行きました。
名前から連想されるのか、いい雰囲気のようでモデルルーム会場は大人気
状態でした。

掲示板を見ると、「交渉中」や「契約済」など選挙の時のようで薔薇の花がいくつかついていました。だんだん「契約済」表示が増えていきます。

「まずい、これは早目に決めないと欲しい場所が手に入らない!」
家人は一階角地が絶対だというので、その条件で探しました。
ベストの場所は一箇所しかありません。人気なんでしょう。

早速、営業マンに交渉です。
私「ここがどうしても欲しいんだけど、どうしたらいいですか?」
営業マン「そう言われましても、抽選で公平にお受付しなければ
なりませんので・・・」
私「そんなことは百も承知で、あなたに聞いているんですよ。この部屋を
私が手に入れる方法を考えて下さい」

こう言い方は語弊がありますが、私は、不正を働いて私腹を肥やすような事はしませんが、自分の家族や、自分の部下や、自分の部署さえ良ければそれでいいという考えです。そういう意味では絶対的な公平を重んじる方ではありません。

営業マン「そう言われましても・・・」というので、部屋の端のほうに連れて行って聞きました。
私「そうは言っても手はあるんでしょ?他の人には言わないから内緒で
教えて?間違いなくここを買うって言ってんですから」
営業マン「・・・では、他の人には絶対内緒で御願いします。」
私「もちろん!」
営業マン「申込者を身内の方で固めて下さい。抽選でお客様が当たらなくても、当たった方が名乗り出なければ、お客さまが当選ということになります」
私「じゃあそうします」ということで、兄貴、親、親戚、など5人分をまとめて申し込みました。
抽選では2番目でしたが、1番の兄貴は名乗り出ませんので、当然私の当たりです。

ということで、見事新しいマンションを手に入れました。
勿論、その営業マンには他の人には聞こえないように、感謝の意を伝えました。

欲しいものがある時には、営業マンを落としても、手に入れるために
最善の手を尽くす。他の人には絶対に渡さない。

欲しいものは絶対手に入れる。
これが私の方針です。

(実は、奥さんもこの方針で手に入れました。余計な話ですが・・・・)

次回は、第2弾で生まれて初めて買った外車の話をします。

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