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転職について考える。その5 最終判断はどうすべきか?

今回は、「最終判断はどうすべきか?」です。
あなたは今人生の岐路に立ちました。

さあ、最後の決断です。どうしますか?あなたは今まで随分悩んできました。

1)仕事を取るか、
2)会社の知名度を取るか、
3)年収を取るか、最後の判断です。
  転職しても失敗と言う事も十分あり得ます。家族もろとも路頭に迷うこ   
  ともありえます。

ここで失敗した時の原因を探ってみます。これは私の例です。
収入よりは違う世界で働いてみたという一種の浮気心?で、世界的にも有名な欧州の自動車会社に転職しました。

肩書きは副社長。年収は1割アップくらいで自分としては悪くはありません。
上司は社長。会社は港区の立派なビルの中にあります。
しかし、見かけは全く関係ありません。
勘違いしてはいけません。立派なビルと会社や仕事とは何の関係もありません。中で働いている人も、ビルの立派さとは関係ありません。

入社して気づいたことは、実は、自分の部下であり自分に仕事を
引き継いだり、教えてくれたりするはずの人が、実は自分のポジションを
狙っていた人でした。

会社としてはその人が上に立つには適任ではないと判断したので、
私が入社することになったんだと思います。

そんな人が下にいては仕事が上手く行く訳がありません。
社長は外人で、人に物を教えるなんて全く不得手そう。
しかも無責任この上ない。

余談ですが、
「空飛ぶタイヤ」がはやった時に、国交省リコール課からの
立入検査がありました。
前の日に社長は、「明日はいないから、佐東さんが対応してください」と
無責任ぶりを発揮して、どこへ消えたのか会社にはきませんでした。

結局入って分かったのは、会社の中はめちゃくちゃで、部門ごとの統率が
取れていないバラバラな会社で、私は「会社の改革を任された」と言うことだったのでした。

内部にいた人達は、変化を好まない人達ばかりでした。
組織を尊重しない人達で好き勝手やっていました。

結局、私は顧客と下の人達とのサンドイッチになって苦しみ、結局辞める
決心をしました。1年弱の事です。これほど自分の無能さを感じたことはありませんでした。
転職は失敗でした。良い勉強にはなりましたが・・・

まず、決断する前に確認しないといけないことは、こんなことです。

1)あなたは何のためにその会社に入りたいのか?
  キャリアアップか、収入アップか、今の会社から逃げたいのか
2)会社に入って誰が仕事を教えてくれるのか
  社長なのか、あなたの部下になる人なのか
3)上司となる、部長や、取締役、あるいは社長は信用できる人なのか
4)実は会社は大赤字じゃないのか
5)会社が、何か(不正など)を隠してはいないかどうか。

いろんな心配事が雨あられとあなたに降り注ぎます。
心配や不安は一つ一つクリアしなくてはいけませんが、後悔先立たずです。

話を戻しますと、失敗したときの原因を探りますと・・・

① 会社の内情(経営状態など)が入社前に分からない
② 誰が仕事を教えてくれるのか分からない
③ 上司や部下がどんな人かもわからない
④  会社の雰囲気がわからない

もし、ヘッドハンティングの人から誘われたら、こんなことを
事前に調べるように、伝えた方が良いと思います。

それはわからない、できないと言われたら、出たとこ勝負になって
しまします。

それができないのであれば、転職は待った方がいいかもしれません。

次回は、転職について考える 番外編「面接者への難しい質問」を
お送りします。お楽しみに。


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