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#43 子どもの幸せのために親ができること

公立中の教育方針にモヤッとした話と、
親として子どもの幸せにどう関わるのか考えさせられた、
という話を書きます。

この春から長男が中学生になりました。
地元の公立中に入学したのですが、
学校に対して違和感を覚えることがあります。



「みんなと同じ」が最高という価値観

長男は発達に凸凹があり、
集団生活でみんなと同じようには出来ないことがあります。
担任の先生は表面上、理解して下さるように見える。
でも、結局は「みんなと同じ」を強制され、
同じ行動ができないと「浮いちゃいますけど大丈夫ですか?」と。

「内申点に関わります」

1にも2にも勉強、勉強。
高校受験や定期テストの話、評価の付け方、
内申点を上げるためにどうすれば良いか、
細部まで熱くお話される先生たち。
勉強だけで人間の価値が決まるみたいな雰囲気に息苦しくなりました。

私みたいな保護者は少数派なのかもしれません。

このラットレースに巻き込まれて全速力で走ったとして、
その先に何があるのか。
型にはまった価値観の中で子どもたち全員が幸せになるのかな?
走りたくもないのに走ってるんじゃない?
みんなが勉強して、良い大学を目指す時代は終わったはず。
なのに、最も身近な所で、
古びた価値観が当たり前にあることがショックでした。

もちろん、私自身、
「勉強できた方が得するよ」
と思う親のエゴは0じゃない。
それでも、「みんなと同じが良い」「成績がすべて」という
ギスギスした雰囲気に違和感を覚えました。



幸せの形は人それぞれ

息子の通う中学校にモヤっとしている頃、
タイミングよく出会えた本。

子どもたち(小学生高学年ぐらい〜?)に向けて
ウェルビーイングという考え方を
分かりやすく書かれています。

「そもそも自分にとっての幸せってなんだろう」
を考えさせられます。子どもだけでなく大人も。

どんなときに心が動いたか。
日常の自分の感情を観察して、
・大切にしていること
・どんなときに嬉しいか/悲しいか、
・好きなこと/嫌いなこと
を知る。

ほんとそうだよなぁって共感!幸せは人によって違う。

親ができること

子どもの幸せを応援するために親ができることは、
「きみだけの幸せ」を言葉にして認めていくこと
じゃないかと思います。

長男の話に戻りますが、
「みんなと同じが最高」という学校環境では、
「きみだけの幸せ」はなかなか見つけにくいでしょう。
むしろ、「みんなと同じじゃない自分」に
自信を無くしてしまうかも。

親として「きみだけの幸せ」を大切にしていきたいです。

先日、息子が比叡山に登りたいというので一緒に行ってきました。
登るといっても乗り物で。
彼は乗り物が大好きです。
比叡山に登って降りるまで
バス・電車・ロープウェー・ケーブルカーなど
多彩な乗り物を楽しみました。

行きたい所を地図を見て調べたり、
時刻表で計画を立てたり、
そういうことが大好きです。
「お母さん、めちゃくちゃ楽しかったよ!」と
伝えたら彼はとても嬉しそうでした。
そうやって「きみだけの幸せ」を大切にしたい。

「好きだからやっている」人は最強

誰かにやらされているのではなく、
好きだからやっている人は最強です。
誰かに勝つためとか、認められるためじゃなく。
とにかく好きで、それをやってる時が幸せ〜

そういう人を見ると私も幸せになります。
私の父は、オーディオアンプ?の製作が趣味です。
その影響か次男(小学3年生)は、
最近モーターと電池をつなげて発電装置?を作っています。

私には全く理解できない世界ですが、
まもなく80歳のじいちゃんと8歳男子が
回路図?を書いて楽しそうに話している風景は
何とも幸せそうです。


いかがだったでしょうか?
公立中の教育方針にモヤッとした話から、
「きみだけの幸せ」を親として応援したいというお話でした。

私自身、「親や世間が良いとするもの」を頑張る子どもでした。
大人になって、自分が「何が好き/嫌いで、何を幸せと感じるか」
が分かるって大事なことだと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。

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