「ドトール」

アイスコーヒーMサイズ=¥300

毎回注文するものは決まっている。
ミラノサンドA(チーズなし)のセットで計700円になることも多い。

仕事の打ち合わせと打ち合わせの間
2時間程度をドトールで過ごし仕事をする。

ミラノサンドを食べて落ち着いてコーヒーを飲みパソコンを開く。
ここで大人の男ならばブラックコーヒーなのだろうが、
僕はミルクもシロップも入れる。
コーヒーの細かい味がわからないのだ。
甘い方がなんとなく各コーヒーショップの違いがわかる(気がしている)
なんならもう1個シロップを入れたい。

僕はタバコを吸う。
27歳の時に一度やめたのだが、4年の時を経て再開した。
ほんの出来心で吸った4年振りの1本が美味しかったのだ。

僕が何故ドトールに毎回行くのかというと、
多くの店舗で紙巻タバコブースが備え付けられているからだ。
だいたいどこの駅のどこのドトールが紙巻タバコが吸えて
そこそこ空いているか、頭にインプットされている。

よく行くのは新宿南口店。
ここは駅から離れていないものの、大きな道路を渡るため、
長いとも短いとも言えない微妙な時間、信号を待たなければならない。
故に行くと大体がすんなり座れる。
隣にはセブンイレブンがあり、タバコが切れて入ればそこで買えばいい。
都合がいい。

割と同じ考えの人がいるのか、半分はスーツを着たサラリーマン
もう半分はプライベートを過ごすために1人で来たであろう人々。
あまり会話が飛び交うことはない店舗なのだ。
過ごしやすい。

40分仕事をしてタバコを1本。
席に戻りコーヒーを一口。
このルーティーンがほぼ決まっている。
仕事に全く集中していない気がするのだが、
会社にいるよりも圧倒的に捗っている不思議。

コロナも落ち着き出社に戻った企業も多い。
電車も人が増えた。
出社して横並びでスタートをするこの姿勢は
いつになったら終焉を迎えるのだろう、と毎日思うのだ。



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