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1日300文字の挑戦「異世界家族ロビンソン」第一部 13万文字で完結しました

「異世界家族ロビンソン」完結!  1日300文字書くだけで13万文字の長編に

神絵師の長女が描きました 今ならもっとうまく書けるそうです

あけましておめでとうございます。お正月におもちを食べすぎておなかを壊した山田佳江です。おもちでおなかを壊すとか、ほんとうにやる人いるんですね。3キロ痩せましたわーい。

小説家になろうで連載していた「異世界家族ロビンソン」が、1年以上をかけて完結しました。毎朝Googleドキュメントを開き、たった300文字を書く。それが積み重なり、13万文字の長編小説へと成長しました。

執筆スタイルを変えていく挑戦

もともと私は、短期集中型の執筆をしていました。小説の執筆に限らず、なにかしらを作ったり学んだりするときも「3日間徹夜して仕上げ、3日間ぶっ倒れる」みたいなやり方でした。

しかし、育児も家事も仕事もあるし、そういうスタイルだと生活に支障をきたします。そのせいで「そもそも執筆にとりかかることができない」という状況が何年も続いていました。まとまった時間を確保するのがとても難しいのです。

執筆のやり方を変える必要がある。そう思ったので「とりあえず1日300文字書く」ことだけを考えて小説の執筆を進めました。1日にTwitterの投稿2つ分程度(このときXはまだTwitterでした)この方法ならどんなときでも書けるはずだと思いました。

「異世界家族ロビンソン」おおむね予定通りに完結

「1日300文字書く」という手法が結果的にうまくいったのか、というと、完全にはうまくいかなかったと思います。毎日欠かさず300文字を書き、1週間に1話約2000文字分を投稿、1年間で10万文字超の小説が仕上がるはずでしたが、突発的に大きな仕事が数件入ってきたり、病気で寝込んだりしたときに遅れが生じてしまい、1年と少しかかってしまいました。

「家族がいるから書けない」が「家族がいるから書ける」になった

この物語は、私の家族といっしょに作り上げていきました。夫、長女、長男、次男、それから著者山田佳江が登場人物のモデルとなっています。家族からのアイデア提供、日常の小さなエピソードが、この物語の中に息づいています。家族と共に過ごす時間が、この物語の核となりました。

実際の運用としては、家族のディスコードサーバーを作り、そこに家族からアイデアを出してもらいました。プロットや初稿へのリンクも貼り、いつでもアクセスできるようにしました。

ディスコードで誤字報告とかもしてくれて助かりました

一番重要視したのは「少しでも嫌だと思う描写があれば遠慮なく報告すること」です。家族と別人格とはいえ、わずかにでもモデルにしているのですから、家族の嫌がる描写は絶対に避ける必要があると思いました。

「異世界家族ロビンソン」を書く過程では、家族の協力が不可欠でした。夫と子供たちは、アイデアの提供者であり、批評家であり、また一番の読者でした。彼らの視点は物語に新しいアイデア与え、ユニークな展開を可能にしました。家族が更新を楽しみにしてくれることも、モチベーションの維持につながりました。

「異世界家族ロビンソン」第一部の連載完結とその続編

「ちまちまこつこつと書いて、そんな小説が果たして面白いのか」という心配はありました。どのようなクオリティの物語に仕上がったのか、ぜひご一読いただれければと思っております。

「異世界家族ロビンソン」山田佳江
https://ncode.syosetu.com/n3325hs/

第一部の旅が終わり、山田一家の新たな冒険が始まります。「異世界家族ロビンソン」第二部も鋭意執筆中なので、近いうちに公開します。

第一部で実験的にやってみた「1日300文字を書く」というスタイルですが、少しずつ改善し、第二部もより安定した、最高に面白い連載を続けていきたいです!


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