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2024年の目標


「常住死身」

2024年はいろいろな感情が渦巻くスタートとなりました。昨年末、母が亡くなり、能登半島地震から始まった2024年。被災された方々へ心からお見舞い申し上げます。

年明け最初に読んだ本『葉隠』
『葉隠』(はがくれ)は、江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物。肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、それを同藩士田代陣基が筆録しまとめたものです。

「武士道といふは、死ぬことと見付けたり」

「葉隠」山本常朝

人間一生誠に僅かの事なり。好いたことを
 して暮らすべきなり。」
「時は人間を変え、人間を変節させ、あるいは
 向上させる。しかし、この人生がいつも死に
 直面し、一瞬一瞬にしか真実がないとすれば、
 時の経過というものは重んずるに足りないの
 である。重んずるに足りないからこそ、毎日
 毎日これが最後と思って生きていくうちには、
 何者かが蓄積されて、一瞬一瞬、一日一日の
 過去の蓄積が、ものの御用に役立つときが
 くるのである。

「葉隠入門」三島由紀夫

2024年はそのような気持ち「常住死身」をテーマとして毎日過ごしていきたいと思います。

「経験」と「勇気」

スイス哲学者カール・ヒルティの言葉。

ひとを信じさせるものは経験である。自分も
 経験してみたいという願望と気分とを起こさ
 せるものは、その経験をした人たちの証言で
 ある」
「人生の真の目的にはすべて、不成功が多少
 付きまとうもの
だ」
「幸福を得るには、あらゆる人間の性質の中で
 勇気が最も必要
だ」

「幸福論」カールヒルティ

「経験が人を作り、信用を作る。そして、経験のある人の言葉は重く、リアルに人は感動し動かされる。」
これは仕事でもプライベートでもとても強く感じていることです。

失敗を過度に恐れず、勇気をもって実際に体験し、経験を積むこと」
これをもうひとつのテーマとし、2024年もいろいろなチャレンジを考えています。自分自身の心身のポテンシャルを最大限解放したいと思っています。

さらに、自分以外の人は必ず自分と違う経験を持っています。
「関わる人のいいところを見つけ、その人の経験に学ぶこと」
家族との時間、友人•出会う方々との時間を多く持ち、大切にしたいと思います。そして、日常・非日常を問わず、「今を味わうこと」を忘れずに。

皆さまの2024年がよい年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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