主婦と料理男子の料理の違い

以前から少し考えていたことを書き記したいと思います。

それは
「主婦と料理男子では料理の時間に対する捉え方が違うのではないか?」
という点です。
*どちらも料理好きであると仮定して述べています

では、どういう捉え方か結論を先に述べてしまうと
主婦→「調理開始から食事終了(皿洗い)」までを全て料理の時間と捉える
料理男子→「各プロセスの調理開始から調理終了」までをそれぞれの料理の時間と捉える

と考えられるのではないかと思うのです。

これだけではピンとこない方がほとんどかと思いますので、
例をあげたいと思います。
これを示す好例が「低温調理」です。

実は低温調理は料理男子にはウケがいい(関心を持って、実際にやってもらえることが多い)のですが、主婦にはウケが良くありません(関心はあっても実際にやっている人がほぼいない)。
その違いが「料理に対する時間の捉え方」の違いからくるのではないかと思うのです。

低温調理は主に
① 仕込み
② 低温調理(一定温度で食材を浸しておく)
③ 盛り付け
の3ステップに分かれます。

例えば牛肉ステーキの低温調理で、
① 約5分
② お湯に浸すのに約2分、調理に3時間
③ 約5分
かかるとします。
そうすると、
調理自体にかかる全体の時間は「5+2+180+5=192分(3時間12分)」となります。
一方、
実質の調理作業の時間は「5+2+5=12分」となります。となります。
この違いが重要で、
料理に対して前者の捉え方をするのが、主婦(的な思考)
後者の捉え方をするのが、料理男子(的な思考)

と言えるのです。

この捉え方をした場合、
前者の捉え方では「低温調理は料理の時間が長すぎる」のです。
(調理が数時間かけないと終わらないため)
一方、
後者の捉え方では「低温調理はお手軽」なのです。
(ひとつひとつの工程自体は短時間でサッと終わるため)

ですから、主婦にはウケが悪く、料理男子にはウケがいいという違いが生じると考えられます。
(おそらく女性にとっては料理に限らず家事全般において、完結するまでの時間が間延びするのが苦痛なのではないかと思われます。)

もちろん今回の分け方は便宜的にタイプ分けしているだけなので、
女性だけど料理男子的な思考
料理男子だけど主婦的思考
という方もいらっしゃるかとは思います。

なんにせよ
料理は苦痛を感じないように工夫するのが一番だと思います。
ではでは。


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