2019年8月28日

地方競馬の更新をしながら、29日分のデータ抽出をしていると、聞きなれないアラームが鳴った。

（あれ？ニューロティカは毎週木曜なんだけどな…）

「LINE　LIVE」からの通知。「ぽてさらちゃん」だった。

基はマンモスジャパンさんの漫画の登場人物として知った、実在のミュージシャン。彼女のギター一本と歌声を武器に闘う姿を追いかけているうちに、東京まで足を運ぶほどの追っかけになっていた。

弾き語りによるライブのみならず、ミュージカルやMV、映画などにも意欲的に参加しているマルチミュージシャン。

Twitterでの発言は傍から見ると「イタイ子」的な印象だが、実際は違う。

その日のLINE　LIVEで彼女は聴きに来てくれるユーザーに話していた。

「ここで1位になれば、大阪駅で自分のポスターが貼れるの。」

LINE　LIVEは聴視者のポイント加算で順位が決まり、上位になればトップページに配信が乗ったり、こうした広告の権利などが獲得できる仕組み。聴視者はいわゆる「推し」の為にコインやぬいぐるみなどを課金によってプレゼントする。私はオタクとしては風上におけぬくらいしか貢献できないが、彼女に声をかけ、良くしてくださる親衛隊長クラスの方に、ライブ情報を教えて頂いている。

以前、ぽてさらちゃんが参加し、2019年7月7日に新宿EXシアターで行われた「MUDIA」も同じ。全国各ブロック600バンド以上が参加し、投票制で勝敗が決まるコンテスト。
ファイナルまで勝ち上がれば、大手音楽会社からのデビューやバックアップ権利などが獲得できる仕組みだ。

彼女はファイナルまで駆け上がり、総合ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘではほとんどのバンドスタイルでの挑戦者の中、たった一人でバク転一発と全力の弾き語り、あとは「夢の詰まった2票目」掴み、結果として総合4位、弾き語り部門では全国1位を獲得した。

副賞として岡山県で行われた最大級のフェスにも、オープニングアクトとしてその雄姿を披露できた。

彼女が今一番追い求めているもの。

「知名度」

そのためにはライブだけではなく、舞台やYouTube、漫画など、音楽とは違ったジャンルからもアプローチをして、まずは「ぽてさらちゃんとはなんぞや」を意識させたいと。

以前ここでも書いたが、私自身も全く違う世界がクロスオーバーしたほうが、新しいものを産むことが多いという持論から、競馬から音楽、そしてこのnoteでの発信を試みている。

あなたはどこからきたの？
それが知りたい。
私が出てるんだよ。
でもこの人も映画も面白いから、見て欲しい。
ライブでの私の出演時間はあまり公表しません。他にいい人いっぱい出てるから、それも全部聞いて欲しいの。もちろんぽてさらが一番聞いて欲しいけど。

そう言って笑いながら、彼女はみんなの前で出かける支度をしながら声をかける。

いつも応援してくれている人に混ざって、唐突にフォローが来る時の嬉しさは発信者にとって、とても嬉しいものだ。
私も同じ。ヌーダピッシャーズから普段から競馬も楽しんでいる方がやってきたり。

枝を伸ばすためにはそこに居座るための丈夫な根っこがいる。

「根強い」と言う言葉があるくらいだ。

根強くなった彼女という木から生えるから、彼女を熱烈に応援してくれる「枝」となりうるファンも力強く伸びている。

そこに接ぎ木をする事で私は面白い実がつくのではと考える。

沢山の木を育てているつもりだ。

競馬サイトも
応援アーティストも
このnoteでも

ユーザーという葉を沢山生やして、憩いの場になるように。
この木が長い年月をかけ、大きくなる事を願う。

そしてまた種を蒔き、水を与えよう。
これが森になるように。

（根強くなること-Fin-）