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ターミネーターのポーズでふくらはぎのストレッチ

映画ターミネーターでシュワちゃんが裸体タイムスリップしてきた時の姿勢(下図)はふくらはぎのストレッチに持ってこいのポーズだ。

ふくらはぎには腓腹筋とヒラメ筋の二つがついている。平らなヒラメ筋の上に腓腹筋が覆うように存在し、足首を伸ばす主動筋として働く。

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ヒラメは獰猛な魚。ヒラメ筋も筋体積のわりに力が強い筋肉だ。そして遅筋繊維の割合が高いので持続的な活動に貢献してくれる。立っている時に上体が前に倒れないように働いてくれているのもヒラメ筋だ。

ふくらはぎのストレッチと言うと膝を伸ばした状態で行う動作を想像するだろう。この時主に伸ばされるのは腓腹筋になる。ヒラメ筋は膝を曲げた状態でふくらはぎのストレッチを行うと伸びる

これはヒラメ筋が単関節筋、すなわち筋肉の両端が脛骨と踵骨についている=足首の関節のみ跨いでいる筋肉であり、腓腹筋が二関節筋、すなわち筋肉の両端が大腿骨と踵骨についていて膝関節と足首関節の二つにまたがっている筋肉である事による。
膝を曲げると腓腹筋はゆるむので、ヒラメ筋が働く割合が大きくなるのだ。

ふくらはぎの下にヒラメの如く潜むヒラメ筋は意外とストレッチを忘れがちだが、先述の通り日常動作と走る動作にとって重要な筋肉。ターミネーターのポーズでヒラメ筋を活性化させよう。

【ターミネーターのポーズのやり方】
・右ひざをマットにおいてしゃがむ
・右かかとの上に右のお尻を乗せる
・左ひざに両手を添えて体重を前に移動

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ふくらはぎは下図のように下半身の血液をポンプの様に上半身に送り戻してくれるので、ふくらはぎの柔軟性をキープする事は全身の健康につながる。デデンデンデデンと脳内BGMを流しながらふくらはぎをストレッチしてあげよう!

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