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幸せはどうしたら訪れる?

以前私は周りの人の幸せを優先して、
自分を抑え込んでいた時期があった。

感情を抑えて後回しにして、
相手のためになることを優先すれば、
きっと後からその人たちがお返しに
私を幸せにしてくれると思っていた。

でも、そのお返しが来ることはなかった。

期待していたお返しが来なかったことに
絶望した私は、

「どうせ私のことなんて見てくれない。」
「誰も私を認めてくれない。」
「誰も私を好きになってくれない。」
「誰も私の気持ちなんて、わからない。」

そうやって周りに求めれば求めるほど
苦しくなって、ひとりぼっちになっていった。

でもあるとき気づいた。
自分のことを1番見ていなかったのは
私自身だった。
認めていないのは私自身だった。
自分の気持ちを抑え込んで、幸せも何も感じないようにしていたのは自分自身だったんだって。

自分を大切にできないのに、周りの人を大切にできるわけがないんだよね。

そこに気づいてから、
私は自分を1番大事にする、
幸せにする責任を持つことに決めた。

それは、
周りの人を大切にしないわけじゃない。

私自身が1番幸せな方法で、
周りの人も幸せにしていくということ。

そのことに気づいた瞬間から、
私の中で何かが起こり始めた。

自分のことをもっと愛していいんだ。
幸せになっていいんだ。
好きなことをしていいんだ。

そう認めてあげると、
心の硬いバリアが溶けて、
私の心の奥底に隠れていた小さな女の子が
嬉しそうに、少し恥ずかしそうに
顔を出すようになった。

私はずっとこの女の子を
心の中の硬い檻の中に縛り付けていたんだと
その時になってやっと気づいた。

本当はもっと周りの人に甘えたかった。
寂しいって言いたかった。
時にはわがままだって言いたかった。

だけどそんな感情を、
全部心の中にしまって鍵をかけて、
周りの人の表情を伺って、
相手に合わせていたせいで、

嬉しさや楽しさ、怒り、悲しみも全部、
あまり感じないようになっていた。

心の中の女の子。

最初にその女の子に気づいた時は、
彼女はとても寂しそうに泣いていた。

私は彼女の声を長年ずっと
ほったらかしにしていたんだと気づいた。

そっと彼女を大切に抱きしめて、
ずっと一緒だよ、もう大丈夫だよ、
と伝えると、何故か涙が溢れて
止まらなかった。

その子の声はとても小さいから、
しっかり耳をそばだてて聞いてあげないと、
すぐにかき消されてしまう。

でも、その子の声を聞くことは、
私にしかできないんだ。

もう彼女にこんな寂しい想いはさせない。
そう誓うと、彼女はどんどん笑顔になっていった。

彼女が笑顔になると、
私もすごく幸せだった。
心の奥がポッと明るく温かくなったような、
大切なものを取り戻した感覚だった。


皆さんは、
心の中にどんな子が隠れていますか?

暴れていますか?
寂しがっていますか?
それとも満足そうにしていますか?

そっと耳を傾けて、
その子の声を聞いてみてください。

きっとその子はあなたの大切なものを
知っているはずです。


写真提供: StephaniePetraPhoto

#インナーチャイルド #幸せ #感情

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