私がヨーガを始めたきっかけは、精神的に病んでしまった元妻を支えるために、自分を訓練するためでした。

一番最初にヨーガの先生に言われたことは

どんな時でも冷静でいられるようになりなさい

ヨーガの個人指導では肩立のポーズを使って、常に冷静でいるための練習をしました。

その時のことを以前ブログにしていたので、以下にリンクを貼りました。

https://ameblo.jp/yogi-shin/entry-12567616851.html

通常のレッスンではポーズはしないのですが、体の全体重を首で支えないといけないという状況を作り、心と体の反応を制御する練習をするためにポーズという手段を使われたのだと思っています。

一番最初は自分でポーズを取ることができずに、先生が横で支えてくださっていたのですが、倒れてしまうかもしれないという不安から、すぐに呼吸は荒くなり、脚をばたつかせていました。

焦って呼吸が荒くなるとすかさず先生は”ゆっくり呼吸をして下さい”という指示を出されました。

意識的にゆっくり呼吸をすると、自分を落ち着かせることができる

これが私がこのポーズを使った練習で学んだことです

この訓練があったからこそ、突然泣き出したり、発作的に行動する元妻に対して冷静に対処することができるようになっていきました。

今では意識的に自分を俯瞰して落ち着かせることが定着しましたが、ヨーガ教室で練習したことを、日常でも実践したからこそできるようになったのだと思います。

常に冷静でいることの重要性はヨーガスートラにも何度も書かれています

冷静でいられなくなる要因（恐れ、不安、怒り、イライラ・・）は人それぞれの気質で傾向は違うと思いますが、瞑想ができるようになるためには、誰もが訓練する必要があると思います。