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星占いで見る『2022年+2023年の展望』

0. はじめに。

こんにちは。占い師の yohei です。
ふだんは星占い(西洋占星術)や数秘術、タロットなどを用いた鑑定を行っています。
https://linktr.ee/yohei_fortune

2022年3月21日に「春分の日」を迎えます。
春分の日は、星占い(西洋占星術)のうえでは「1年の計」ともいうべき始まりの日で、この時を境に「新しい1年」がスタートすると考えられています。

この記事では、2022年の春分を基準に、「2021年の振り返り」「2022年の展望と季節ごとのテーマ」そしてさらにその先の「2023年の展望」までお伝えしていきます。

2021年の振り返り」部分までは無料でお読みいただけます。
みなさまの1年間をふりかえる材料としてお使いください。

その流れをふまえたうえで、
▶︎2022年に意識したいこと
▶︎2022年春、夏、秋、冬のテーマ
▶︎2023年に意識したいこと

を順番にお伝えしていきます。

記事のボリュームは全体で、およそ16000文字になります。
多めなので、2022年から2023年の初めまでの折にふれて、部分ごとにご参考いただければと思います。

1年の方針や季節ごとの計画などに、お役立ていただければ幸いです。


1.  「1年間の展望」って、どうやって占うの?


春分は、1年の『日の出』のタイミング。

春分とは「昼と夜の長さが同じになる日」だと説明されます。

この時から6月下旬の夏至までの期間は、昼の時間(日の出から日の入りまでの日照時間)が長くなっていきます。

つまり、日照時間が1日の半分を超えて「太陽の力が強くなる時期のはじまりの瞬間」です。1年単位で考えた時の『日の出』の時というわけです。

星占い(西洋占星術)においては、ある物事が生まれた瞬間の星の位置関係を読みといて、その時の星どうしのパワーバランスが新しく誕生した物事にそのままコピーされるという考えのもと、ある物事の持つ資質だったり、行く末を占います。

春分はこの1年間を1日と考えた時の『日の出』であり、『1年の誕生』の瞬間なので、この1年が持つポテンシャルや行く末の縮図になっているものなのです。

さらに1年の流れは「春分、夏至、秋分、冬至」の4つの時点で分けられます。

  • 春分:昼と夜が同じ長さになる瞬間から、日照時間が長くなる。

  • 夏至:最も日照時間が長い瞬間から、短くなりはじめる。

  • 秋分:昼と夜が同じ長さになる瞬間から、日照時間が短くなる。

  • 冬至:最も日照時間が短い瞬間から、再び長くなっていく。
    (そして春分へ)

一年間の「春、夏、秋、冬」は、一日の「朝、昼、夜、深夜」に対応します。
4つに区分けされる約3か月間については、春分と同じように、日照時間の変化が切り替わるタイミングの「瞬間」を切りとり、その時の星の配置とパワーバランスによって占います。

この考え方のもと「春分が示す1年間の傾向」と、そして季節ごとの4つの区分点が示す「3か月ごとのテーマ」を占うことで、1年間の展望を導くことができます。

この1年はどんな年になるのか」といった可能性や行く末を、四季の変わり目の瞬間のエネルギーによって見ていきましょう。

この記事では「日本」から見た1年間の展望を見るために、日本の中心地である東京を起点にホロスコープを作成していきます。


2. まずはおさらい。2021年はどんな年だった?


2022年を占う前に、昨年2021年をふりかえりましょう。
みなさんにとって「2021年」はどんな年でしたか?

この年がはじまった時、7月の東京オリンピックが開催されるかどうかもまだ不明瞭な状態で、年明けからすぐに感染症の勢力が急拡大した時期が思い出されます。

本記事の中心となる春分の頃には、制限地域などの対応が一時的に緩和されましたが、その後も感染の増減とイタチごっこになる形で、各地に様々な制限が加わった一年となりました。

そして2022年現在、感染症に苦しむ人々や経済的にも打撃を負っている人も少なくない中で、結果論として「新しい日常のかたち」が定着したようにも思います。「ニューノーマル」などと表現されますが、その有り様はみなさんそれぞれによって違うものだろうと思います。


1) 2021年の春分が示していた「1年のテーマ」

2021年の春分のエネルギーとは?

【図:東京における「2021年春分」のホロスコープ】

2021年3月20日18時37分に春分となりました。
星の配置(ホロスコープ)のテーマを示しているのは、この瞬間から見た「日の出の方向」(アセンダント/ASC)です。
この日、どの位置から一日が始まったのかが、この1年間に「表面的に現れる基本的なテーマ」やスタンスとして示されるものと考えます。

【参考:ホロスコープの太陽の位置】


2021年のテーマを示す日の出の位置は「てんびん座」でした。
人間関係、特に一対一での関係づくりやバランスに関わる星座です。

2021年は「折り合い」をつける1年であったといえます。

異常がもはや通常になった状態、長引く苦境をなんとか打開するために、社会も個人もバランスを取ってきたように思います。
そしていつの頃からか「ニューノーマル」な世の中になりました。

12星座の中をさらに細かく30度に分割してみると、日の出の位置は「てんびん座11度」にありました。

※星の位置を示す度数は、小数点以下を繰り上げて整数として見ていきます。
10.5度にある星は「11度を目指す途中」にあることを表しています。

11度は、一段上の理想や常識に取り組む度数です。

『新しい常識、新しい理想』

こういった事に社会も取り組み、個人でも生き方やスタンスを大きく見直された方はきっと多かったのではないでしょうか。


2)2021年の春分が示していた「動きや出来事」

春分が示す1年間が、どんな動きや現象として現れるかを示しているのは、ホロスコープの中で、太陽のある場所によって見る事ができます。

春分の太陽は、おひつじ座の出発地点(0度)に位置していますので、はじまりの星座のはじまりのエネルギーが最も強い太陽です。

地球の自転によって、日の出の時刻に太陽が昇った「空間的な位置」を指す方向は、1日の中でも少しずつずれて回転移動していますので、日の出の位置を起点とするホロスコープの傾きと軸は時刻によって常に変化します。

18時37分は日の入りの後の時間でした。ホロスコープを見ると、この瞬間の太陽は日の入りの方向(右端)よりも少し下にあります。

この場所は「日の出の位置(左端、ASC、アセンダント)」から数えて、反時計回りで6番目の場所であり「6ハウス」と呼ばれます。

6ハウスは「健康、生活、仕事など生命の安定を守るもの」を表す場所です。健康問題、家庭環境の変化、仕事に関することなど、生活ひいては人生の活動の基礎を支えるものに、大きな動きのあった1年であることが示されていました。「健康問題」については、そのまま推して知るべしといったところです。

太陽に強く影響を与えていた星は、その時に近い位置にあった金星と、60度の協調の角度(支援する関係)にあった冥王星でした。
金星は、この春分のテーマを示す「てんびん座」を守る星ですので、このホロスコープの中で強い影響力を持っています。

新しい生活の安定に向けて、金星が「意欲や楽しみ」をもたらし、破壊と再生の星である冥王星が「必要と不要」を仕分けるような「バランスの良い刷新」の力を加えていました。

日本の国のみならず、個人それぞれの健康や生活や仕事に対して、様々な形で刷新を迫る「ニューノーマル」なインパクトが加わったように思います。

2020年の段階では様子を見ていた人も「もはや他人事ではない」と前向きにとらえるようになり、生活への具体的影響がはっきりと現れた1年だったのではないでしょうか。


3)2021年の春分が示していた「人々の心の動き」

表面的な動きが太陽なら、人々の心の動きはを見ます。

春分の瞬間の月は「ふたご座」の中にありました。
ホロスコープの上側(南の方角)で、場所は9ハウスです。

ふたご座は「思考やコミュニケーション、言葉や学び」を求める星座で、9ハウスは「日常とは離れた世界(海外、哲学、宗教など)への好奇心、学び、向上心」の場所です。

この時期を生きる人の中には「遠くのものとつながること、好奇心や学び」の意識が強く現れていたようです。直接的なコミュニケーション様式の変化などもありました。

「Clubhouse」の登場をきっかけとした音声メディアの盛り上がりや、「ZOOM」などを使った遠隔地を結ぶミーティングの方法などはすでに当たり前の日常となりました。

これは感染症がきっかけとなり、物理的に断絶された状態の中で、国内だけでなく海外も含む「離れた世界」に、ボーダーレスにつながりたいとする人々の願望や欲求(心の動き)が生み出した流行や新常識だったのかもしれません。

こうした動きは、1年のテーマとなるてんびん座が示す「対人関係の距離感や適切なバランスを図ること」が関係していたともいえます。

また、生活や仕事に直接的に活用する為の学びとは違う、普遍的な学びへの意欲や遠い世界への好奇心の高まりもあったように思います。

家にいる時間が長くなった事で、基本に立ち返った勉強や学びに意識が向き、それも心理学や哲学、あるいは宗教やスピリチュアルといった普遍的で抽象的な世界を追いかけた人もいるかもしれません。

ふたご座の月に影響を与えていた星は、同じ「風の星座」である「みずがめ座の土星」でした。土星はみずがめ座において勢いがアップする星です。

みずがめ座が表す「個性の集合である全体性、自由、博愛」といったテーマについて、土星からのプレッシャーや試練的な影響が強く作用し、「新しいコミュニケーションや新しい学びの世界」への衝動を突き動かしていたようです。

個性に目覚めた全体が集団で変化し、新しい時代を生きようと模索した1年だったともいえます。


4)2021年の春分が示していた「1年の行方」

春分の瞬間が示す1年間の終着点は、この日に最も太陽が高く昇った方向(ミディアム・コエリ/MC)です。ホロスコープ上部に見られる境界線(9ハウスと10ハウスの境)がその位置を示しています。

2021年の行方を示すともいえるMCは「かに座」にありました。
かに座は「居心地の良さ、安心感、居場所を共にする存在への思いやり」などを求める星座です。

さらに細かく角度を見ると「かに座12度」の方向を指していました。
12度は、未知のものを追求する度数です。新常識を模索する11度ではじまり、未知の世界への突入を示す12度を目指した1年とも表現できます。

かに座をホームとする星は、です。
先ほど書いた通り、月が示す人々の心は、新しい時代に対応すべく、新しいコミュニケーションや好奇心に傾いていました。

かつて全くなじみのなかったものが、いつの間にか「安定の基礎」になったというものがどんどん増えていきました。

今もまだその過程の中にあるのかもしれません。


5)まとめ: 2021年はどんな年?


  1. 多くの人々が新しい生活スタイルを現実的に模索した。
    (または、せざるを得なかった。)

  2. 遠く離れたもの人やものと繋がろうとする意識が、新しいコミュニケーションや学びへの好奇心を生み出した。

  3. なじみのなかったものが、いつの間にか安定の基礎になった


みなさんの2021年はどんな1年だったでしょうか?

当てはまったと思う人、世間はそうだが自分は違うといった人もいるかもしれません。

今、1年経ってみて思うのは、2021年は「新しい選択をするべき年だったのではないか」ということです。

占いの結果によって「〇〇しなくてはならない」「××しないと不幸になる」といった決めつけは絶対にありません。

ただ、占いの結果が示す「道しるべ」のようなものは確かにあって、進む風の方向を示していたのではないかと思います。

同じ進むなら「追い風」に乗った方が動きやすい。

そうしたリズムに乗るためのツールとして、占いを効果的に使ってみてもいいのかな、と思います。

星が示す大きな時間や世界の流れに、自分の行動をバランスよく合わせていくような取り入れ方をオススメするのが、この記事の基本的な方針です。

過去の1年間を振り返ったうえで、いよいよ新しい2022年の動向を見ていきましょう。

この先は、有料記事(500円)となりますが、全部で16000文字となるボリュームで、下記項目の詳しい内容をお伝えしていきます。

  • 2022年春分が示す、1年のテーマ、動き、行方

  • 2022年夏至が示す、夏の3か月の動向

  • 2022年秋分が示す、秋の3か月の動向

  • 2022年冬至が示す、冬の3か月の動向

  • 2023年春分が示す、翌々年の展望を先取り

もしよろしかったらお買い求めのうえ、2022年から2023年の2年間に向けて、また季節ごとのヒントにしていただけたら幸いです。

まずは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
「yohei」の各種SNSでもその都度、星の動きをお伝えしていますので、ぜひご参考ください。https://linktr.ee/yohei_fortune

ご購入いただいた方は、引き続き「2022年の展望」をお楽しみください。


3. これから。 2022年はどんな年になる?


1)2022年の春分が示している「1年のテーマ」

2022年の春分のエネルギーとは?

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