ファスティング。

巷ではよく聞かれる痩せれるという甘美な響き。特に女性を中心に昨今話題に上がることも多い。

そんななか自分は一切手を出してこなかったが、それはなぜか？

「つらそう」。以上。

そんな理由で右から左に聞き流して触れてこなかったファスティング。先日サウナの記事にも登場した友人から、一緒にやろうとお誘いを受けた。誘われたら基本断らない主義。

「しかたない、やるか・・・」と重い腰をあげるに至ったわけである。THE・依存体質。

今回は３日間のファスティングを経験したのだが、その中で体験したことや、実感したことを思うがままに書いてみたいと思う。

01／ファスティングの歴史

体験したあとに調べて知ったことだが、ファスティングの歴史はローマ時代まで遡るらしい。BC紀元前時代は「断食」として行われた儀式が、現代の「ファスティング」の原点だとか。

ただ現代のファスティングとは、酵素ドリンクなどを用いて、必要な栄養はしっかり摂取した上で行うもので、当時の断食のように一切食べ物を食べなかったものとは少し違うみたい。何も食べないのはマジでやばい。一種の信仰のようなもので、それが身体にいいと信じられていたんだろう。

ちなみにはじめに提唱した人は、哲学者のアスクリパイヤデス。名前からしてアマリニヤバソウデス。

02／ウォーミングアップ期

人間の身体は突然の飢餓状態に耐えられるわけでもないので、準備期間というものが存在する。徐々に身体が慣らすことがとても重要。スポーツのウォーミングアップと一緒で、人間の身体はすぐに瞬発的は変化に対応できるようにはできてない。

はじめはお粥など身体に吸収されやすい食べ物を食べながら、２日間で身体を適応させていく。個人的にはこのときはつらさは全く感じなかった。少なからず口にものを入れてるしね。

03／ファスティング期

２日間の事前準備を終えて、いざ本番。今回は３日間でファスティングしたが、１日とか１週間とかいろんな期間があるみたい。

ファスティング期では水と酵素ドリンクしか飲まない。普段は酵素ドリンクを購入するのだが、友人の粋なはからいで普通に買うと高いということで自作することになった。

筋肉隆々の友人が、フルーツをぶちこんだ液体を、素手で毎日愛情を持ってかき混ぜ、発酵させたものを提供してくれた。男の腕で入念にかき混ぜられた液体は正直飲みたくなかった笑

※画像はイメージ。友人は確かに腕毛は生えてますが、日本人です。

いざはじめて見ると、意外に１日目はつらくなかった。たぶん事前準備期でしっかり身体が順応していてくれたんだろう。２日目になり、空腹の合図を身体が発するように。夢でもご飯を食べられない夢を見たりした。特に夕方ぐらいがお腹空いたピーク。水をがぶ飲みしてごまかしたなぁ。

特に日中の仕事中。家がカフェのようにきれいで、快適な空間だったいいんだけど、やっぱり外のほうが集中できるので家から出て仕事することが多かった。

ボクの場合はケンタッキーフライドチキンの１００円ドリンク（クーポンでお得！）で仕事してたけど、周囲から脳を刺激する香ばしいにおいが常に漂っていた結果、１Ｆのレジと３Ｆの席を何度も行き来し、オリジナルチキンの誘惑に負けそうになった。

こんなに頑張ってるのに、あんな美味しそうなものを近くで提供するなんてひどい。。人生で一番ケンタッキーに殺意を抱いた瞬間だ（自業自得）。

ちなみに普段はケンタッキーが大好きです、いつもありがとうございます。

本題であるファスティングの体感としては、肌艶がよくなったと多くの人に言われたことである。あとは睡眠の質が上がり、朝が激弱なボクでも、目覚めがとてもスッキリ。胃腸の状態は、睡眠に影響あるってのは本当だね。

04／クールダウン期

３日間のファスティングが終わり、クールダウンに入る。準備期間と同様、お粥などを経由し、徐々に身体を元に戻していく。ちなみに初めて口にしたものは家にあったみかん。たぶんみかんはNGだけど、しっかり噛んで美味しくいただいたので許してほしい。

最初のみかんのひとふさは、最近食べたものの中でも格段に美味しかったなぁ。この日本では当たり前に手に入る、食べ物のありがたみを感じれる、ということもファスティングの一つの効果なのかもしれない。

05／まとめ

今後ファスティングを考えてる人は一回は経験してみていいと思う。一緒にチャレンジした腕毛の友人は、３日目身体の調子がすこぶるよく、頭も冴え渡っていたとのこと。

とはいえファスティングにはリスクもある。ちゃんとやるときは、知識がある人の助言をしっかり守り、今後長年つきそう自分の身体に優しい方法で実践することをおすすめする。

ボクも機会があればもう少し長い期間を通じて再チャレンジしてみたい。これからチャレンジするみなさんのファスティング生活に幸あれ。