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チャカ・カーン、2011年ヨーロッパ&中東ツアー(前編)

以前の投稿で綴ったチャカ・カーンとの初めてのショーを経て2011年はいくつか彼女のツアーに回りましたが、その中で一番強烈に印象に残り僕の人生観に少なからず影響を与えたのがヨーロッパ&中東ツアーでの経験でした。

ヨーロッパで出演したのはスイスのモントルージャズフェスティバルとオランダのノースシージャズフェスティバル。

どちらも毎年名だたるアーティストたちが出演する事で有名なフェスなので日本でも知ってる人は多いのではないでしょうか。

スイスのモントルー(Montreux)は高い山々に囲まれたレマン湖のほとりにあるリゾート地でとても景色が綺麗な場所です。

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会場に立って初めてわかったのは、それほど大きくないという事です。メインのホールでもキャパシティは3500人。一晩の集客は少ないですがその代わりフェス自体は2週間ほどに渡って開催されるそうです。

ショーを終えてステージを降りようとした時なんとクインシー・ジョーンズを発見!ずっとステージ脇から観てたようです。

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続いてオランダのロッテルダムという街で行われるノースシー(North Sea)ジャズフェスティバル。

モントルーと違い3日間だけの開催ですがその規模はとても大きく会場内にはいくつものステージがあります。僕も自分達の出番がない時はスケジュール表を片手に片っ端からライブを観まくりました。

その年のラインナップはプリンスをヘッドライナーにスヌープ・ドッグ、ブーツィー・コリンズ、BBキングなど有名どころが名を連ねエスペランザ・スポルディング、グレゴリー・ポーター、ナタリー・コール、アーマッド・ジャマル、ファラオ・サンダース、ブラッド・メルドー、ジョン・スコフィールド、ジョン・マクラフリン、ランディー・ブレッカーなどジャズファンなら絶対に観ておきたいアーティストがここには書ききれないくらい数多く出演していました。何が大変ってそれらのアーティストのステージが同時進行で行われるのでどれを観にいくか非常に悩まされるのです。

その時のチャカ・カーンのショーはこちらで↓全て観れます。

天国のように美しいスイスのモントルー、多くのアーティストと音楽ファンが集まり熱気と刺激に満ちたオランダのロッテルダム。充実した時間を過ごしヨーロッパを後にした僕たちは次の目的地である中東クウェートを目指したのです。

そこで恐ろしくとんでもない出来事が僕たちを待っているとは知る由もありませんでした。

続きは後編で。

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