見出し画像

Alteryxの資格「Alteryx Designer Core」を取得するまで

2019年11月にAlteryx(アルテリックス)に入社し、そろそろ半年が経過するという時に、同じ時期に入った後輩の営業もAlteryxの資格「Alteryx Designer Core」を取り「そろそろ取らないとな」と思い、やっと先週末(2020年4月19日)に取得(パチパチ)この記事では取得するための方法を共有できる範囲で共有していきます。(もちろん、チートにならないOKな範囲で😳)

「Alteryxって?」

という人もいると思うので、簡単に説明すると、分析に必要なプロセスを自動化したり、セルフサービスで機械学習のモデルを作ったり、評価したり、要はCRISP-DMのプロセスをセルフサービスでまるっと回せるそんなソフトウェアです。RとかPythonの資産がある場合は活用できますが、基本はアイコンベースのノンコードのツールです。(以下はデータインプットからアウトプットまでの例です)

画像2

Alteryx Designer Coreとは

Alteryxの社外資格のエントリークラス「Alteryx Designer Core」は、データを扱う者として必ず押さえておきたいデータサイエンスの基礎のコンセプト、またそれに必要なAlteryx Designerを使いこなすスキルを証明します。これはAlteryxコミュニティのページのメニューにアカデミーがありますが、その中に認定があります。そこにテストに関して知るべき概要が記載されていますし、このページから試験を受けることができるようになっています。

個人的に気になったのは「Coreの試験は費用がかかるのか?」でしたが、これはAlteryxの社員だけじゃなく、誰でも無料です。そして、試験に落ちたとしても1週間経つとまた受けられるようになるのです。(※上位の資格で費用が掛かるものもあります。)

試験の内容

「タダなら受けてやんよ」となったら、気になるのはテストの内容かと思いますが、概要のページから抜粋して重要な要素を以下3つにまとめます:

•  質問: 80問
•  質問形式: 選択式問題
•  試験制限時間: 2時間(1問につき90秒)

あえて強調しますが、2時間あると思いきや、時間内に80問解く=1問につき90秒、これは答えがある程度しっかり分かっていないと全て解答できません!また、問題はすべて選択式問題と書いてありますが、テスト中に提供されるデータセットから、Alteryx Designerを使って解答を導き出さなければいけない。この応用問題が1問 3点、他の質問は1点なのです。正解率が80%以上であれば合格です。ただ、ここでこの記事を読んでくださっている方の心理的ハードルを下げようと思います。なんと、私は全部で4回も試験を受けました(苦笑)成績の推移は以下です:

•  全くCoreの勉強しないでまま、ググりながら受けるが正解率 51.2%
•  勉強して受けてみるが全然時間足りなく、残った質問全部Cで 70.2%
•  体調最悪でも1週間に1回しか受けられないので根性で受けるが 77.9%
•  勉強を重ねて、前回気付いた「コツ」を使ってついに 92.0%でパス

どうですか?「俺にもイケそう」「ワタシでもパスできるかも」と思っていただけましたか?これからテストの難しいポイント、それに合わせたテストの受け方をまとめてみました。(私の独断と偏見かつ共有できる範囲で)

テストへの準備

テストの難しいところをどう潰すかは、この記事ではチートシートではなくて、Alteryxの知識を頭に蓄えて、そしてスキルにしてもらう。そしてその知識とスキルを効率よく引き出してもらえるように助ける、これがこの記事の目的です。(チートはそもそもポリシー違反でもある)ので、ショートカットを探している場合はこの辺で読むのをやめた方がいいかも・・・・です。とにかく製品のことを深く理解することが重要です。それを前提にした上で、助かるのは以下かなと思っています。

①  「Core資格試験対策ガイド」をとことんやり尽くす
「Core資格試験対策ガイド」はここからダウンロードできます。このガイドはインタラクティブ・レッスンへのリンクが沢山あるのですが、要はインタラクティブ・レッスンからもしっかり学んだ方がいいということですね。これに加え、実際のテストでどんな質問がくるかに慣れる必要あると思いますが、ガイドの最後には例の質問も出てくるので、最初は答えを見ずに、解いてみて答え合わせをしてみたらいいかと思います。(私はそうしました。)これは時間かけて、本番もオープンブックなのでキーワードをGoogle検索しながら、じっくり解いてみてください。あとは本番のテストを何回も受ける!(笑)何回も受けなくてもパスできれば一番いいんですけどね。

②「例を開く」
インタラクティブ・レッスンももちろんですが、「ツールがいまいちどう機能するのか分からん」とか「実際どんな時使うんだよ」なんていう場合は「例を開く」という機能が役に立ちます。ツールアイコンを右クリックすると選択肢で「例を開く」が表示されるのでクリックしてみてください。実際の利用シーンを含めて、説明と例を通してツールを学べます。

画像3

③  実際にAlteryxを使ってみる
やはりこれに尽きる。データはなんでもいいのですが、とりあえず使ってみるのが一番だと思ってます。ただ、毎回データを入力して、とかが面倒だと思うので(私は面倒でした)すぐに使えるワークフローを共有するので使ってみてください。(ここからダウンロードできます。)サンプルの応用問題もガイドに載っているのでぜひ試してみてください。個人的にはテキスト入力ツールもよく使いました。

テストの受け方

2時間では全然余裕のない自分にとって、できるだけ多く正しい解答を選択できるようにした方法でした。記事の最初で「コツ」と書いたのはこのことです。コミュニティに公で書いてあることなので、「コツ」と言っていいかは分かりませんが、「そこまで読まないだろw」とも個人的には思うので、強調しておきます。このコツは「問題を解く順番」です。順番としては以下の3段階に分けました:

①  1問1点の問題で、わかるところから速攻解く
②  1問3点の応用問題を解く(ワークフロー作るのに時間が掛かる)
③  最初にパッとわからなかったところを考えたり、ググったりして解く

これはAlteryxに限らず、一般的な効果的に時間を使うテストの解き方かと思いますが、最初は順番通りに悩みながらテストを受けていました。FAQで質問があがっている通り、①でスキップした問題に後で戻れます。これをうまく利用して、上の①→②→③の順番でテストを受けました。

受験後

結果92%、大学だとAマイナスの成績でパスできました(笑)パスすると、Alteryxコミュニティから、コミュニティのバッジ追加されているとメールが来ます。コミュニティを確認するとこんな感じに追加されています。

yoheikawamura_について_-_Alteryx_Community

コミュニティからメールが来たあとは、24時間〜48時間で資格の認定証がメールで送られて来ます。認定証はパブリックに参照できるリンクが送られてきます。また、LinkedInの資格の欄に情報を追加するリンクもあるので、クリックして内容をコピペしてもらえると、以下のように記載されます。(Tableauはかなり前に取ったので$250で取り直さないといけない。笑)

画像5

Alteryxの資格のポリシーを読むと分かりますが、この資格はロゴを使って名刺に載せることもOK!2年間有効です。ロゴはこんな感じです:

画像2

Alteryx Designer Core Certifiedになると、次はAdvancedが受けられます!(そのさらに上の「Expert」はAlteryxのユーザー向けのカンファレンス「INSPIRE(インスパイア)」で受験できます。)実は、現時点(2020年4月)ではAdvancedのテストは英語のみ・・・これもあって、私はAdvancedが日本語になるのを待たずに、早く資格取得したいので、英語のツール名、機能名、用語に慣れるために英語でCoreを受けました。今週末に一度Advanced受ける予定ですが、Advancedではより空間分析、データ調査、マクロなどのツールも加わり、より深い分析に近づいていくので楽しみです。

落ちてもまた来週受ければいい・・・失うものは何もない!自粛週末多い今、大変な状況なのは変わらないですがそんな状況でもポジティブにこの機会に受けてみましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?