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バーチャルメイクは孤独を埋められるのか??バンドは音楽を奏でるのではなく、ストーリーを描く存在??【中国ビジネス、2分で読める】

衣類など自分自身に身に付けるものをオンラインショッピングで買うのは、不安という方は非常に多いのではないでしょうか。また実店舗で似合わないかもしれないものを試着するのは恥ずかしくてできないという方も多いでしょう。これらの不安や悩みをARが解決します。先月、アルマーニビューティを傘下に持つロレアルグループはWeChatとの提携を発表し、ARを応用したバーチャルメイクサービスが体験できるミニプログラムをローンチしました。

傘下の美容テック企業「ModiFace」の技術を採用し、パーソナライズかつソーシャライズされた新しい体験を消費者に届けることを趣旨としている。簡単にいえば、実店舗に行かずとも、クリック1つでコスメが試せるサービスだ。気になるリップグロスや口紅の商品シリーズを選び、「タッチアップ」ボタンを押し、自撮り写真またはリアルタイム画像を転送すると、顔が自動認識され、選んだ色が画像の唇部分に乗る。

↑口紅だけのようです。明るい場所でなければ色を認識しないなどといった技術的課題があるため、範囲の狭い口元から始めるのでしょうか。将来的には、体全体のバーチャル試着も実装可能でしょうね!

これで自宅から一歩も出ずにショッピングを楽しめる!とはならなさそうです。個人的に、ショッピング体験は人間の根本的欲求である孤独を癒やす行為だと思っているからです。本当にショッピング行為のみが目的であれば、店員側のノルマや接客マニュアルは存在しないでしょう。

上記のミニプログラムですが、ネット上で大きな反響が有り、多数シェアされているそうです。オンラインショッピングに繋げるだけではなく、おまけ?で勝手にユーザーが広告してくれることも目的でしょうね。

現在中国ではバンドブームが訪れています。90年代に盛り上がりは終わったとされていたものがなぜ再び?

去年9月、インターネットコンテンツの制作と開発を手掛ける「米未伝媒(MEWE)」の牟頔CCOは決断を迫られていた。2つの新規プロジェクト案から1つを選択しなければならなかったのだ。1つはMEWEが得意とするお笑い番組、もう1つは全く未知の領域である音楽番組だった。この時、何故か牟CCOは音楽番組を選び、その決断によって、大人気音楽番組『楽隊的夏天(The Big Band)』(=バンドの夏)が生まれた。中国最大の動画サイト「iQIYI(愛奇芸)」上で配信されるこの番組がきっかけで人気に火が付いたバンドユニットも多く、その代表とも言える「刺猬(Hedgehog)」は、今年中国で全国ツアーの開催が決定している。ほかにも、全国11か所を巡る「皇后皮箱(QueenSuitcase)」のツアーは、すでにチケットが完売したという。

近年、中国でも整形が流行り初めていて、理由の一つが「復讐」が多いとのこと。この事実から推測するに、中国人は行為や行動一つとっても、ストーリーを重視する人種だと思います。無名のバンドが一気にスターへとかけ昇っていく。音楽性が優れていて、曲が好きなことそれ以上に一つの物語を体験するためにバンドを応援しているのではないでしょうか。

また最初はあえてロングムービーコンテンツとして配信していることも、ストーリー性を重視していることが伺えます。

強烈な個性をもつメンバーは天然のエンターテインメント材料であり、しかも、バンドの成長過程からは「物語」が生まれやすい。牟CCOは「我々が何かを作り出した訳ではない。彼らのエネルギーは最初から存在していたものだ」と語っている。市場でまだ爆発的な人気を集めているわけではないが、その人気は少しずつ広がっている。

↑流行りのショートムービでは伝えきれませんよね!

おまけ

バンドの夏に出演後、TiKToKで意図的に拡散するのがセオリーでしょうか。

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