御多幸より幸ささえ逢う日ヲ
月明かりが
夜空に降らすヒカリの淡雪
リスニングテープは空廻り
指切りした約束は時の向こう
脚の指が触れる夜の水面
ただいまを
探すの止めた可憐な脚取り
帰れない公園の立ちんぼ
街路灯だけが寄り添う深夜帯
カタコト流れてたのに日本語で
切り替わる画面は繰り返す時代観で
懲りない政治屋どうでも
佳くなってる答弁は誰にも
刺さらず宙を無軌道に汚すだけ
厭にさもしさ鳴るな週七日では
足りないな創造力 千切れた
困った時分お互い様の謳い文句
時風に当てられ揺れる窓硝子で
悪くな