見出し画像

渇きを潤すモノコトなら下世話な憤りよりココアが佳いな



未知側に面した
割れたモザイク硝子に反射し
七色を灯す御日様は
悪びれもせず西を目指す旅路

灯り点けるには早過ぎる白昼

三度は吐けるシケモクのアイロニイ
車道の境界線を漂う
水面の燦きも澱んで濁って
薄情者共の詩に揺らいでる
不在さへ塞ぐBluetooth
火花みたく点滅しては距離を蔑ろに
人影減った午前と午後
映写された影法師は四つ脚が増加

生きとし逝けるもの
共犯者にしようと
他愛ない怒哀のコトバが
空の青い海を埋める

喜楽なのは誰だろう何時の間にか
独創 独りっきりの先頭で
誰の旗の代わりに掲げる文面
百四十文字の惨さでは哀しいな
択んだなあんて一つしか無かった
狭くなってた視野なら後退りより
沈黙より御日様の焼きつき白けた視界
コンビニのお弁当ぬるい味わい

斯処にしか居ない貴方に
帰るみたく踵で鳴らす地表
解けた催眠かレミングス
笛吹きの音色は途絶え街の音色
穏やかな風景の一部分に隙間なく
染まってゆく時間と二足歩行の生命



#うさぎ

この記事が参加している募集

眠れない夜に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?