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病気の本質とは何か？
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　痛みや疲労、うつや睡眠障害、さらにはアレルギーや化学物質過敏症など、現代社会には様々病気が萬栄しています。そしてこれらの病気の原因を医学的に求めようとしますが、医学的にはなかなか原因が見つけられず、ストレスや生活習慣、さらには環境や人間関係などとされています。しかし、ストレスや生活習慣などの要因は人間が作りだした環境であり、社会が引き起こした病ともいえるのです。
　他方、新型コロナウイルスなどのウイルスも当初は存在していなかったものです。その原因には様々な説がありますが、生活環境の変化による免疫力の低下、生態系の変化に伴う食糧不足と捕食関係の変化、地球温暖化による氷河融解に未知のウイルスの出現、さらには医学の進歩に伴う耐性ウイルスの出現など、一見社会問題とは関係ないように見える病気でも、人間が作りだした様々な要因が、病気を生み出していると言っても過言ではありません。そう考えると、病気を退治する、医学的な原因と戦うという考え方よりも、病気を作り出している社会を改善するという方が、大切ではないかと考えるようになりました。（約1万文字）