見出し画像

赤ちゃんとママの居場所を作りたい。~公園デビュー前の育児は孤独になりやすい~

長男が生まれたばかりのころ
私は毎日ベビーカーでひたすら歩いていた。

ベビーカーで散歩
ずっとしてみたかったこと。
天気のよい昼間に散歩なんて
ぜいたくな過ごし方だなぁ。

そんな風に散歩を楽しめる日もある。でも、
「外に出してあげなきゃ、刺激を与えなきゃ」
そうやって義務的に散歩する日も少なくない。

公園の前を通ると
ママ同士が子どもを見ながら
楽しそうにおしゃべりしている。


私は
ひたすらベビーカーに乗った我が子と歩き続ける

支援センターは行ったことがなかった。
どんな場所かわからないし
コロナでお休みだったり予約制だったりする。

そもそもこの子はまだ、遊べない。
コロコロ転がっているだけ。

でも、刺激は与えてあげたい。
空も見せてあげたいし外の空気も吸わせたい。
一日一回、ベビーカーでお散歩に行く。
お散歩と言っても歩き始めるとすぐ寝てしまう。
これじゃ私の散歩。

誰もいない川沿いで、歌を歌ってみたりする。
目が合うと笑ってくれる。
でも、これを毎日毎日繰りかえすのは、
結構つらい。

だって、
ベビーカーの中の我が子はまだ話せない
それでも語りかけは大切と言われているから語りかける

笑ってくれるけど、会話にはならない。
いつも一方通行だ

一人目の育児の時、漠然と感じていた孤独感。
家の前に公園があり、数人でお話ししているママさんたちがいる。

でも、まだ寝返りがやっとな我が子を連れて
公園に行ったところで、何もできない。

コミュニケーション力の高い人なら、
「こんにちは~」って入っていけるのだろうか?


子どもが公園デビューするまでの約1年が
一番孤独だった。

長男が6か月の時に新型コロナが流行し始めて
身動きが取れなくなった。

毎日毎日、話ができない赤ちゃんと向き合う。
とっても幸せな時間だし
本当にかわいいけど
だれかとお話ししながらオムツを替えたり
「昨日も寝なくてさ~」と話しながらお茶したりしたい

そんな赤ちゃんカフェがあったら、
絶対毎日通うのに。

もしかしたら、これが実家なのかもしれない。
でも、実家にふらっと帰れない人もいる。

そんな時、親友に紹介されて
ベビーマッサージの教室に行った。
その日の帰りは心がポカポカした。

正直、マッサージをどのくらい真剣にやったかは覚えていない。

ただただ、
赤ちゃんを連れてきていいんだよ
好きなときに授乳していいんだよ
かわいいねぇ、寝ちゃったねぇ、泣いちゃったね。


そんな場所がそこに存在していて
ふわふわ笑う先生と
同じように赤ちゃんを連れたママたちと
当たり前の様にお話しができたことが
泣きそうなほど、うれしかった。

私が求めていたのは
だれかと一緒に赤ちゃんと過ごせる居場所だったんだ


いつか、私もそんな居場所になりたい。

今日は何しよう?明日はどうしよう?

毎日少しの孤独を感じながらも
一生懸命赤ちゃんに話しかけているママに、
私も一緒に話しかけたい。

そんな場所が一つでも増えますように。
少しずつ動き出してみようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?