フルリモートで仕事をしているので、場所の移動によるリフレッシュがあまりできない環境だと、なんとなく発想力も鈍るし、気も滅入ってくる気がします。オフィスに出勤する移動時間や、コンビニに行く時間ってプチリフレッシュの効果があったんだなあと今更ながら実感しています。

先日、noteでワーケーションに関する分析をなさっている溝口さんに私の記事を取り上げていただきました。

紹介いただいた記事は特にワーケーションに特化して書いたものではなかったのですが、こういう分析をなさっている方がいるんだなというのが興味深かったので、今回はワーケーションについて書いてみます。

ワーケーションとは

ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語であり、観光地などでリモートワークをしながら休暇を取るというワークスタイルです。

最初にこの言葉を知った時は「いやいや休暇はしっかり休みたいよ、仕事を持って行くとか意味わかんない」とか思っていたのですが、考えてみたら地方で仕事する時って、合間に地元名物や美味しいものを食べに行ったり、時間に余裕がある時は１泊多めに取って観光したりすることもあるよな？これも立派なワーケーションじゃないか？と気づきました。

長期宿泊じゃなくてもいいんじゃない？

Wikipediaを見ると、ワーケーションは長期宿泊が前提と書かれていましたが、長期休暇の合間に仕事を入れる、というより、仕事の合間に息抜きに観光できる環境で仕事をする、というのが私にとってのワーケーションかな、と。

フリーランスになってからは１泊でも自宅を離れるときは必ずPCを持っていくようになっているので、これもプチワーケーションと思えば、ワーケーションって意外に身近なものなのかもしれません。

そういえば、スーパー銭湯をコワーキングスペースのように使って仕事をしているという知り合いもいました。これもプチワーケーションと考えれば、ワーケーションに対するハードルはぐっと下がる気がします。

ワーケーションの定義

日本ワーケーション協会ではワーケーションの定義を「非日常の土地で仕事をすることで、生産性や心の健康を高め、より良い働き方・暮らし方・生き方を実施することができる1つの手段」としているようなので、この定義ならプチワーケーションもワーケーションと言ってよさそうですね。

プチワーケーションのすすめ

温泉に行くのは難しくても、スーパー銭湯ならぐっと身近なワーケーションになります。都内在住だけどあえて都内のホテルに泊まって仕事をする、という方もいますが、これも立派なプチワーケーションですよね。

1.いつもと違った環境で
2.その環境でしか楽しめないことを楽しみながら
3.仕事もする

この３つが満たされていれば、近場でも日帰りでもワーケーションと言っていい気がしてきました。

プチワーケーションに適した場所

プチワーケーションに適した場所の条件は

・近場（旅行よりも行きやすい場所）
・いつもと違う環境
・仕事もできる環境

この３つでしょうか。３つめの条件「仕事もできる環境」は、「も」が重要です。「仕事ができる環境」だと比重が仕事寄りになってしまうので、場所を変えて仕事しただけ、という残念なことになってしまいます。

進化しているスーパー銭湯。サウナでもテレワーク？

近年、コワーキングスペース付きのスーパー銭湯が増えているようです。

最近はサウナがブームなので、サウナとコワーキングスペースを組み合わせた施設も登場している模様。

私はサウナが苦手なので、行った方は感想聞かせてください。

普段泊まることのない近場のホテルでリモートワーク

最近はテレワークプランを用意しているホテルも増えたようです。ホテルによってはデイユースプランもあるので、近場だし泊まるのはもったいないなと思うなら、そういったプランを使ってみてもいいかもしれません。

ホテルでプチワーケーションをするなら、ロケーションにこだわってみてください。ただいつもと違う部屋で仕事して終わり、ではなくて、例えば夜景の綺麗な部屋で優雅な気分を楽しむとか、アンテナショップが多いエリアのホテルで、地方の美味しいものを買い込んで旅行気分になってみるとか、せっかくホテルで仕事をするなら、ホテルとそのロケーションを存分に楽しみましょう。

私はホテルのアフタヌーンティーが好きなので、アフタヌーンティーとセットになっている宿泊プランでプチワーケーションをしてみたいです。

プチワーケーションとは仕事を着せ替えること

環境自体が大きく変わる本格的なワーケーションとは違い、プチワーケーションは非日常的な環境を手軽な方法で手に入れるワークスタイルです。

いつものデートでも相手が普段と雰囲気が違う格好で来ると新鮮だったりしますよね。それと同じで、仕事のお洋服を着せ替えてイメージチェンジする、といった感じでしょうか。仕事にコスプレさせる、みたいな言い方でもいいかも。

ずっとリモートワークをしていると何となくマンネリ感が拭えなくなることがあります。普段のリフレッシュ方法でそれを打破するのが難しいなら、プチワーケーションの計画を立ててみてはどうでしょう。