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#4確定拠出年金 採用面接で退職金について質問されたら?

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、求人を行っている企業が面接時に退職金の説明を求められた時、どう回答すべきかというお話です。
経営者、必読です。

求職者に刺さる回答のしかたとは?

退職金制度を導入している企業は、求人票などの福利厚生欄に「退職金制度あり」「確定拠出年金制度あり」などと記載しています。
これについて求職者から質問を受けることがあると思います。
皆様はどのようにお答えしていますか?

「退職金制度は確定拠出年金を導入しています」「中退共と確定拠出年金の両方で積み立てています」などと答えていませんか?
はっきり言ってこの答え方では、求職者の心には刺さりません。

ではどのような答え方が求職者の心を掴むのでしょうか?

求職者の気持ちになって答えを吟味する

先程の答えかたでは、求職者には不満足ととられてしまいます。
最近の学生はあらゆる情報に長けていますので「中退共」や「確定拠出年金」というワードは知っているかもしれませんし、検索すればすぐにわかります。
この会社にはちゃんとした退職金制度がある、という情報は伝わります。
しかし、求職者がほんとうに知りたい答えはそうではありません。

この会社を選んで、自分の将来は大丈夫だろうか?
この会社には長く務める価値はあるのか?
このような不安が求職者にはあると思います。

なんの根拠も示さず、「退職金もありますし、この経営理念で一緒に明るい日本を作りましょう!」では求職者の不安を打ち消すことはできません。

根拠を示すのに有効なのは?

それでは、根拠を示すにはどうしたらよいのでしょう。
それは具体的な「数字」を使って説明することです。
退職金制度の説明を求められたら、
「3年後から支給します」とか「10年で課長、20年で部長、30年で幹部クラスで定年時2000万円です」といった答え方です。

このように具体的な数字を使うことで、求職者は、将来退職する時のイメージができ、安心して自分の職場を選ぶことができるのです。

今回は、採用面接時に「刺さる」退職金の説明のしかたを考えてみました。
もし、前者のような説明をしていた場合は具体的な数字を使って説明してみてください。
皆様の求人活動において、少しでもお役に立てれば幸いです。

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