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賃上げ1000円越えの葛藤。経営者の方々と接して思うこと。

全国平均の最低賃金を1000円以上とするかの労使の議論が大詰めを迎えています。
7月26日は9時間かかって議論したにも関わらず、話がまとまらなかったそうです。

企業側は、中小企業の賃金支払能力が低いことを懸念し、この方針に何色を示しているとのこと。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230728/k10014144481000.html

以前は、賃上げのニュースがあると、ただただ喜んでいました。。
これだけ物価が上がり、光熱費・食費が家計を圧迫してくると、頼むから生活のために少しでも賃上げしてくれ!という気持ちになります。

一方で、企業に向けて理学療法士として仕事を請け負うことを目標に活動する中で、少しずつ経営者の方と話をする機会が出てきました。
すると雇用される側では気づけない視点があったことに気づきます。

私の事業に興味を持ってくれた経営者の方からのコメントで印象的だったのは
「社員にもっとリフレッシュの時間を届けたい。もうお菓子配って頑張ってっていう時代じゃないんですよね」という言葉。

私が出会った経営者の方々は、私の想像以上に社員を大切に思い、心底支えたいと考えていました。
そして、どうしたらその思いを具現化して伝えられるのか、心を砕いていました。

別の経営者は社員を雇用し、社員の人生を引き受けることを「もう喜びしかない」と語っていました。

物価高・光熱費の高騰は企業側にも影を落としています。
経営者としても、社員が苦しいのはわかっているし、賃上げはしてあげたい。でも、今はどうしても厳しい、という痛烈なジレンマを抱えているんじゃないかと両方の立場を見ていて思うのです。

自分の事業が、経営者と社員の思いを繋ぐツールになっていけるよう、今日も技術とコミュニケーションを磨いてきます。




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