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助けてもらって、自分のキャパを知る。

「起業に向けて、弁護士さんと顧問契約を結んだ。」というと、多くの友人からびっくりされると同時に「確かにそれ安心だよね。むしろ、なんで起業する人は弁護士さん付けないんだろう。」と納得されます。

理学療法士が病院外の仕事をする上で法的制約がある以上、自分で判断して世の中渡って行くのは危険すぎるだろう、と判断し弁護士さんをつける判断をしました。

今、弁護士さんと一緒に事業計画を練りながら、契約書の作成をしています。

起業準備をしだしてわかったことは、
企業を相手にするには、かなり内容を詰めた契約書が必要になること。

多くの企業には法務部という契約書を専門にチェックする部署が設置されており、企業側が不利になる契約事項が盛り込まれていないかを細かくチェックしています。

20年間、病院に勤め人として働いてきた私は、恥ずかしながら契約書をきちんと読み込んだ経験がとても薄い。。。

そんな私が自前で契約書なんて作った日には、もう穴だらけなわけです。
てか、穴しかない。笑
そんな契約書を持って、企業に社員さんの健康支援をさせてください!と言っても信用してもらえないわけです。

一応、契約書の雛形は、ネットにも無料で落ちています。

しかし契約書は自分の仕事の範疇を示すものです。
理学療法士がどこまでやっていいのか、なんていう雛形はそうそうありません。
契約書を作るということは、自分の身の丈をきちんと知ることでもあり、それを知ることが最大のリスクヘッジになることが、弁護士さんと話していくうちにわかってきました。

そして、さまざまな人と仕事で関わりを持つ中、自分のキャパは本当に有限であることに気付かされます。

病院で働いているときは、全部自分で出来なくてはいけない、全部知っていなきゃいけないと思ってしまって、自分のキャパを超える勉強をしたり研修を受けたりしていました。
マニュアルセラピー、足底板、トレーナー研修、スポーツ医学
確かに全て大事といえば大事なんですけど、極めるとなればそんなにたくさんの領域を網羅するなんて無理なんですよね。
(どこで、全部できなきゃいけないと思っちゃったんだろう・・・)

自分の得意で深くできるところを、とにかくきわめていけばいい。
てか、それが一番楽しいし、結果にもつながる。

弁護士さんや、税理士さん。
その道のプロに味方になってもらって、自分は事業計画作りに専念してる方が、全てを抱え込んで自分で頑張るよりもずっとワクワクするし、楽しいことを知りました。

ふだん助けてくれている税理士さんに、そのことを伝えたら
「人に任せて自分のやることを楽しめる人は、経営者向きだよ」と言われました。

任せる分、自分の事業をしっかり作るという責任も生まれます。
その責任がどうしようもなく、私をワクワクさせます。
少ないキャパをめいいっぱい活用できている感じがして、すごく充実感があります。

素敵な人たちに助けてもらっていることに感謝して、働く人の身体をケアする理学療法事業を作りに邁進したいと思います!


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