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【ニンゲンTV】に出演されていた和歌山の宮司さんがとても良かった

先日観たニンゲンTVのyoutube動画がとても良かったので紹介したいと思います。

和歌山某所で偶然出会うことになったという宮司さん(名前などは不明)。代々神職に携わる家系で、前世はあの卑弥呼に仕えていたのだとか(!)この宮司さん、霊力によって病気を治したりできるといういわゆるヒーラーで、その能力は生まれつきのものだという。
出演者の原田龍二さんも番組内でその”治療”を受けることになるのですが、特にインタビュー部分の内容が個人的にとても興味深く感じたので、抜粋して紹介して行きたいと思います。(台詞は読みやすく簡略化させてもらっている場合がありますのでご了承ください。ちなみに動画は前・後編あります)

原田氏の「その能力は神から与えられたものだとお思いですか?」という質問に宮司さんはこう答えます。

「本来はね、人間ぜんぶが持ってるものなんですよ
でも人間が別のものに頼りすぎちゃって
必要がなくなって退化していっているのよ」

原田氏が、「私でも訓練すれば会得できるものなのか」と聞くと、
「修行のしかたが人それぞれ違うので簡単ではない」と。

なるほど、やはり、画一的なカリキュラムに落とし込めるようなことではなく、各々が自分の資質と向き合うことで開眼されるものだということなのでしょうか。

宮司さん自身はその能力を独学で会得したそうで、

「自然エネルギーと、宇宙のエネルギーと、
地球の磁場自体のエネルギー(土中にある)、
それを一本に結ぶこと」
が重要とのこと。

最近私もいくつかの瞑想法を試してみたりしたのですが、その中で結構よく出て来るのがこの「宇宙と自分と大地を流れるエネルギーを意識する」ことなのですよね。やはり精神世界に通底するテーマということなのでしょうか。

【あの世は存在するか】


「あの世は存在すると思うか」という問いに宮司さんはこう答えます。

「存在すると思っているというよりも
存在していますよね
それは意識の世界なのよ
そのどこか特別なところに普通なら
ずっと雲の上とかにあると思ってしまうけど、
そうじゃなくて
この地球上で同居しているの、自分たちが

物質って素粒子が固まってできているわけでしょ
これをナノより小さいものにしてゆくと
全部穴が開いてるの
電波みたいなものだからその隙間を通って
そっちへいけるのよ」

動画ではジェスチャーを交えて説明されていますが、その説明を聴く限り、あの世とこの世の間にあるのは、薄い幕一枚程度の隔たりであると。

宮司さんによれば、霊感のある人が霊を見るというのは、
「紙に文字を書いて裏返して光に透かした時にぼんやり見えてくる」
感覚に近いのだそうです。

また、既存の物質の隙間を通過する未知の物質が霊魂である、というお話は、角由紀子氏と鈴木貴博氏が共同で提唱した「霊魂ダークマター説」とも繋がるように思います。

【魂とは】

宮司さん曰く、
「魂は一つだけど4等分されている
和魂(にぎみたま)、幸魂(さちみたま)
荒魂(あらみたま)、奇魂(くしみたま)

人にはこの4つが全部必要だが、
これをバランスよく持てるのは神様
(つまり肉体を持つ必要の無い存在)だけ」

だという。
確かに、人が何かに行き詰まったり失敗したりする時って、何らかのバランスが崩れた時が圧倒的に多い気がしますし、そのアンバランスさが人間らしさでもあるような気はします。

【神とは】


神とは何かについて宮司さんは以下のように語ります。

「神というのは、みんなは、
人がそこにいるみたいに(神が)
存在すると思ってるけど、
でも私が神だと思ってるのは
”自然のエネルギー”なのよ
それを呼びようがないから神と呼んでるだけ

科学が今、神に近づいてるから
わかりやすくなったと思うけど、
昔の人はそのエネルギーを無意識に肌で感じてたの

雨を降らすには雨乞いしたりするけど、
みんなで祈るということは、
その言霊を植物が聞いていて、
植物自身も水が欲しいので、
植物同士が連絡し合って(胞子で)、
胞子を空気中にやって
雨粒を地上に降ろしてくるわけ」

そして「人の願いが植物に刺激を与えるのが雨乞い」であり、そうした営みを忘れることのないように
「神社などはその祈りを捧げる場として作られた」
と。
うーん、興味深い。
かつて人間と自然は、今よりも遥かに有機的な関係であったということでしょうか。互いに意志疎通できる共通の言語を持っていた、とも言えるかも知れません。(ちなみに胞子が空に昇って雨を降らすというの、調べてみたら、そうした研究は行われているようですが、現状では科学的根拠は無さそうです…)

もともと仏教が日本に入って来る前は、神は万物に宿るというアニミズムの考え方が主流であったと言われますが、神が”自然のエネルギー”のようなものだったとして、大昔の人は神と、より密接に対話していたとも言えそうです。

やがて科学技術の発達により「祈る」必要がなくなったことで、いつしかその共通言語を使いたくても使えなくなってしまったのだとしたら、とても残念なことのようにも思います。

動画本編では他にも、宮司さんがかつて体験した心霊体験の話や、今生きていて辛い人へのアドバイスなどをお話されていて面白かったです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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