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伝えられない想いが心を重くする

元々の性格や自信のなさからなのか、自分の思いを言えない環境にあったのか、小さい頃から私は意見を言えない事が多かった。

最初は言いたい事があっても、我慢をしていたと思うけれど、そのうちどうせ自分の意見を言ったところで、自分の思いは聞いてもらえないとの諦めに変わっていったのだと思う。

そんな思いが癖になり、当たり前になると自分の意見さえなくなる。

何が食べたい?  みんなと一緒で良いです。

どこに行きたい? ○○ちゃんの行きたい所でいいよ。

誰かといると、自分の意見が本当に分からなくなった。
1人でいる時にはそんな事もなく、行きたい場所があっても人を誘う事が出
来ないので、誘われたら嬉しかったりする。

自分から誘っても相手が行きたくなかったり、買い物に付き合ってもらうのは悪いし、無理して合わせてくれるなら悪いしと、相手の事を色々考えてしまうと誘えない。


だったら1人の方が気楽で良いと思っていた。


noteを書く前はブログを書いていて、そこで自分の思いを書くようになり、自分の今まで言えなかった事などを書くようになったら、自分の意見を言えるようにもなってきた。

失敗をする事が恥ずかしいとか、間違える事が極端に怖かったのに、そんな事は誰でもあるし苦手な事もあり、出来ない事があるのも普通。

なんでも完璧にこなせる人は凄いと思うけれど、隙のない人はちょっと近寄りがたくも感じてしまう。そんな人ほどプライドが高かったり、本当の自分を見せられずにいて、何を考えているのか分からない人だったりもするのではないかと思ってしまう。

私は意見を言わなかったので、何を考えているのか分からない人だと思われていたと思う。実際に言われた事もあるし。
自分の意見を言わなかったのではなく、言えなかっただけ。

学校も職場も、無遅刻無欠席、数々の皆勤賞ゲット。そんな事、私にとってはなんの自慢にもならない。真面目でしっかりした人が私のイメージだったのかもしれない。

けれど、実際の私はそんなに真面目な人ではなかったと思う。

責任のある仕事が回って来そうになると、やる気になるよりも、なるべく避けるようにしていたから。
実際に逃げて辞めた事もある最悪な小心者。


そんな所もあるのが自分、真面目でしっかりした人を無理に演じている自分が嫌になり、ブログでそんなダメな所もある事を書いていたら、
今まで言われた事もない素直な人だねと言われる事が多くなった。

昔、父には素直じゃないなぁとか、可愛くないなぁとか、職場の人に頼み事をしたら、たまには可愛い所もあるね!と言われた事がある。
その時はその意味が分からなかったけれど、仮面を被り弱い自分を見せたくなく隠していたから甘える事も出来ず、無理していた事を見透かされていたのかなとも思う。

言いたい事を我慢したり、辛い思いを誰にも吐き出せずにいたり、強い人の仮面を被って生きている時ほど、心が重い事はない。

誰かに聞いてもらいたい思いもあるし、甘えてみたい気持ちもあったと思うけれど、甘え方が分からない。


少しづつ仮面を外していき、本当の自分はこんな人と言えるようになったら、心が軽くなっていった。

多くの人に伝えたい事であればnoteに書けばいい。

特定の相手に伝えたい想いもあり、伝える事ができれば、心はちょっと軽くなる。相手に想いが伝わった時と、伝わらなかった時とでは


心の重さは全然違う。


意見や想いは伝えた方がいいのは、分かってはいるけれど、

伝えたい想いが伝えられない時や、誤解を招いているのに誤解だとは伝えられない時、素直になれず本音が言えない・・・

そんな


伝えられない想いが心を重くする。






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