さて、今年は夏が異常に長く続きましたが今週に入って涼風が吹き秋の気配が感じられるようになりました。

来月はいよいよサツマイモの収穫期です。横枕農園では50a栽培しており、目標収量は12tです。来月は友達にアルバイトで来てもらわないとな〜

収穫の1ヶ月前には試し掘りをして下記の計算式で収量の目安を立てます。

【計算式】
1.ランダムに10株収穫
2.1株あたりの平均重量を算出
3.平均重量×定植本数×安全率0.8+1t
例えば
1kg/株×15000×0.8+1t=13000kg=13t

草茫々…来年はこんな恥ずかしい畑にはしたくない！

さておき、表題にあるとおり最近思うことがあります。

横枕農園の野菜はどんなお客様に届いてどんなお客様が喜んでくれたら嬉しいかな…と。

ちょっとイビツとか曖昧なものが侘び寂びだの趣深いだのとされて評価されてきた日本において善悪に限ってはハッキリ白黒付けたがる傾向があると思います。農薬にしろ化学肥料にしろ全てグレー。100%安全でも危険でもないです。
あとオーガニックを全面に掲げると○○信者とか陰謀論者のお客様ばかりになって結局自分が苦しくなると思います。私はあくまで「手間暇かけてお客様の事を考えて育てた自慢の野菜です」というのを全面に出して、栽培方法云々じゃなくて僕自身の魅力でお客様が付いてきてくれるようにしたいです。あと僕が農業をしている佐賀県唐津市の豊かな自然も一緒に届けたいです。

判官贔屓は日本人の特性なはずだけど有機農業がモテ囃されてるのはそれだけ有機農業が弱いからじゃない？でも魅力的ですよね。
農薬の使用に関しては拘りたいけどオーガニックが良いわけでもないなと改めて考えていました…