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解明しました!「右利きだけど、左肩が凝る!

「右利きなのに、左肩がこる」と、画像の赤い星印のところに症状を
訴えるクライアント様が、私のところにもよく来られます。
何故だろう?

実は私自身も以前、左肩の首の付け根辺りが、すごく凝っていました。
5年位前まで2年程、左肩を挙げると五十肩みたいに、筋肉が異常に
収縮して軽い痛みが出ることがありました。
そんな時は、秘孔を突いて筋肉を緩めていました(笑)

私は昔、重度の肩こりで、極端な右利きでしたので、右肩の筋肉が
左肩の筋肉に比べて発達していました。発達していたのですが、筋肉には柔軟性がなくストレッチしても全く伸びる気配がありませんでした。

「この固まってしまった右肩の筋肉は、もう一生伸びないだろうとあきらめていました。」右肩の筋肉をストレッチし続けて伸びる気配を感じたのは、4年くらい前です。背骨に、頭と両肩を綺麗に載せることができるようになって、右肩の無意識の緊張が取れたので、少しずつ伸びるようになったのではないかと思います。
それから、左右の肩の筋肉のバランスを整える為に、トレーニングを続けています。
元々、利き手と、利き手じゃない方にの腕とは、根本的に動かし方が違いますので、筋肉の発達の仕方にも違いがあります。
ですので、バランスの左右差が生じます。

本題に戻ります。「TT体操」や、前々回に書いた記事の進化版です。
「TT体操」の状態で、両肩の力を軽く抜いて肘を90°曲げます。
両肩を30°くらい下げた方が、分かりやすいと思います。
背中で、筋肉がどのように動いているか、「感じることが重要です。」
背中や肩甲骨が固まり過ぎて、感じる事ができないかもしれません。
その状態から、右の肩甲骨を背骨から離していくように力を入れます。
この時、右肩の筋肉が伸びなくても力を入れ続けてください。
さらに、その状態から今度は左の肩甲骨を背骨から離していくように、
力を入れてみてください。この時、左の肩甲骨を背骨から離そうとしても
力が入らないかもしれません。

今度は、先に左の肩甲骨を背骨から離すように力を入れ続けます。
次に、右の肩甲骨を背骨から離していくように力を入れます。
右と左の肩甲骨を順番を入れ替えて動かしていった時に、背中で筋肉が
どのように動いていたか感じましたか?
恐らく、後から動かした右側の筋肉に、左側の筋肉が有無を言わさずに
引っ張られてしまたのではないでしょうか?
もし、そうだとしたら利き手の右肩の筋肉が強いということです。
左肩の筋力でも、右肩の筋肉を引き戻せるようにして、筋肉のバランスを整えれば、肩こりも自然と回復していきます。
右利きで、左肩の凝るポイントをストレッチできるようになるには、
たくさんの周りの筋肉のストレッチが必要になりますし、時間も要します。
自力でできない人は、プロに施術をお任せ頂く方が望ましいと思います。自力で治したいという人は、かなりの根気が必要です。

※ちなみに、画像の黒い矢印が、右手を使ったときの筋肉が引っ張られるイメージです。




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