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行動起因は「不安や怖れ」ではないですか?

中学受験終了した子供の母です。
これまでアメブロで中学受験のあれこれをリアルタイムで綴ってきましたがnoteにお引越しすることにしました。
結論から言いますと、我が娘は関西女子最難関レベルの西大和中学校や九州女子最難関の久留米附設中学含め、受験した5校全て合格しました。順風満帆だったとは全く言えない受験期だったけど、最後はなぜかうまくいった。そのなぜを分解しつつ、経験のシェアをしたいと思います。

旅行に行きやすいのは子供が小学生までという現実


先日突然温泉に行きたくなり、湯布院温泉旅行に家族で行ってきました。コロナは少し落ち着いていた頃でしたが、旅行サイトで色々調べていると今は「非接触の宿」と謳うお宿もあるんですね。
というわけで、「露天風呂付き離れ」の部屋をチョイスしました。

結果的に、他のお客さんとは一度も顔を合わせることがありませんでした。
車で直接宿に行き、特に観光など寄り道せずに家まで戻るというルート。

実はこの旅行、前から計画していたわけでもなく、当日朝に思い立って行くことにしました。
コロナで息子のサッカーの試合がなくなったから。というのが一番大きな理由。息子がサッカーを始めて、土日に身動きが取りにくくなったのと、私立中学に通う娘は土曜日も学校があるので週末の旅行は難しくなった我が家。
でも、不可能なわけではない。
その週は長女の部活もないということだったので、帰宅時間は15:30。
今しかない!!
そんなわけで、長女が帰宅したらすぐ出発できるように準備をし、長女のを待ちました。

旅行に行くよ!と伝えた長女の一言目


玄関で長女の帰宅を迎え、

私「おかえり!すぐ着替えて!湯布院に行くよ!」
長女「は??勉強できる?」

私「・・・できるよ、離れのお宿で部屋がたくさんあるみたいだから」
長女「やった〜!」

私心の声「え?勉強できるのが嬉しいの?温泉行けるのが嬉しいの?離れの宿が嬉しいの?」

・・・長女の嬉しいポイントがよく分からなかったのですが、総合的に判断して嬉しくなったのでしょう。
そこに「勉強ができる環境があるか」というのが驚愕です。

中学生でこんなこと思ったことありません。というか、大人になるまで一度も思った記憶はありません・・・w

何から起因している行動なのか


私たちが何か行動しようとするとき、その衝動は「恐れや不安」からくるものなのか「嬉しい、楽しい、愛」そんな暖かな気持ちからくるものなのか。
それをコントロールすることはできないとしても、認知することは大事だと思っています。

メタ認知といいますか、自分を俯瞰して「あ、今私は恐れから行動している。嬉しさから行動している。」そんな風に自分を観ることができると、自己理解と自分の人生の選択をしやすくなると思っています。

というわけで、長女のこの発言がとても気になった私は、長女の様子を観察してみました。
勉強道具をリュックに詰め込んで嬉しそうに出かけた長女。

着きました。

冨季の舎さん
フロント


宿は5つもお部屋があって使いたい放題。というか、使いきれない・・・笑
長女は勉強できるスペースを見つけ早速勉強を始めた。

会議室のような部屋w

温泉もつからずにすぐに勉強スタートの長女。
もう・・・謎。

長女が勉強している間に私は一人温泉へ。


部屋についてた温泉


食事の準備ができるまでずっと勉強していた様子。

部屋から何やら英語が聞こえてきていました。

話変わりますが、英語の勉強している長女を見ていると、私の中学時代とは勉強の仕方が明らかに変わったな。と感じます。
とにかくリスニングをよくやっているのと、口に出して英語を話しているのも見かけます。
シャドーイングもよくやってます。

シャドーイングとは
「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイントです。
「聞く」、「発音する」を同時に行うわけですから、難易度の高い学習法ですが、ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで、確実に英語スキルは上達していくはずです。
シャドーイングで期待できる効果
シャドーイングが英語学習の方法として注目されている理由は、ネイティブスピーカーならではの「発音」、「英語のリズム」、「音の強弱」、「イントネーション」などを改善し、より伝わりやすい英語を身につけることができるからです。練習を重ねることで「リスニング力」、「スピーキング力」、「語彙力」の強化にも繋がります。

サイマル・アカデミー

文法中心だった私の時代とは変わりましたね。
こんなに英語を聞いて話してを繰り返せばそれなりに話せるようになる気もします。

と、そんな様子の長女を見ていて、恐れや不安というよりもはや勉強する習慣がついているのでできないと気持ち悪いと感じるのと、長女いはく、家ではない環境の方が勉強が捗って気持ちが良いそうなのです。

恐れや不安からくるものか、ポジティブな感情からくるものなのか・・・
判断つかず。

でも、楽しそうだったから結果オーライです。

観光もせずにチェックアウトしたらそのまま帰りましたが、私は習慣の朝ランニングを湯布院でも行いました。

湯布院は何度か行ったことがあるものの、観光スポットである金鱗湖には行ったことなかったので、ランニングがてら行ってみることに。
宿から往復4.5キロなのでちょうどよく。

素晴らしい由布岳を見ながら走るのは気持ちが良い!
そして、着きました。早朝の金鱗湖。

温泉の源泉が湖底にあるそうで冬の早朝は気温差で幻想的な風景が見れました。湖から湯気が!

早朝の金鱗湖


こうして記事を書いていて思いました。
私も、運動習慣のない人から見たら異常じゃない?って。笑
旅行先まで行ってランニングしてるって・・・

もちろん私は不安や怖れでランニングしているわけではないです。
確かに最初はダイエット目的という要素もあったかもしれませんが、もはや10年くらい走り続けているので完全に「習慣」です。
走らないと気持ちが悪い。これです。

きっと長女もこんな気持ちなのかもしれません。
長女の行動を不思議に思った私でしたが、結局私と同じでした。

勉強なんてめんどくさい

この私の価値観フィルターを通して長女の行動を見ているから不思議に思ったし、むしろ心配したくらいでしたが、自分の価値観を通して相手を見るのではなく、長女自身をありのまま観察しなければいけませんね。


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