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【台湾ライフ】食文化の違い

こんにちは。
今日の台湾は曇り空。
台湾の冬は曇りか雨か、そして湿度が高いのし部屋がそもそもタイル張りなので肌寒く感じることが多いのですが、それでも気温は最近は20度近く。でもこちらで同僚達に聞くと冬なのだそうです。寒いって。もともと暑がりな方ではありますが、日本の感覚のままなんだなぁと思ったところでした。


そして会社のチームの歓迎会で晩御飯食べにいった時に改めて食文化の違いを感じる出来事があったので、今回はそれを書いてみようと思います。



食文化の違い

ほんのちょっとしたことで、日本と違うなぁと感じることがいっぱいあるのですが、その中のいくつか印象に残っているものを。


・ティースタンドが多い

日本でカフェというと、お店があって、その中でコーヒーも飲めるし持ち帰りもできるスタバ的なものが多いと思います。その場で買って持ち帰るところって、最近は増えてきたけどまだまだ少ないし。お茶になるとカフェで飲むことがまだまだ多いと思うのですが。
台北ではちょっとしたところにティースタンドが多くて、その場で買って持ち帰って飲む、歩きながら飲む、ということが多いです。そして、コーヒーよりもお茶が多い。暑い地域だからこそ気軽に水分補給できるようになっているのかもしれません。ちなみに地下鉄駅構内、電車内での飲食は厳禁です。

こんな感じで飲むところはなくて注文して受け取りそのまま持ち帰ります。ちなみにこちらのお店は私のお気に入りの「可不可・KEBUKE」。コラボしてた時のカップも可愛い♪

他にもお茶とフルーツの組み合わせとか、もちろんタピオカ入ってるのもあるしバリエーション豊かです。こちらはグリーンティーとオレンジを組み合わせたお茶。最近のお気に入り。

そして、何より日本と違うのはお茶を注文する時に氷の量とお砂糖の量を選べること。お店によってはさらにタピオカや愛玉をトッピングできます。

少し影になって見にくいかもしれませんが、右側にあるように選べるようになっていることがほとんどです。私はあまり甘いお茶を飲むことはないのでお砂糖なしか入れても微糖ぐらいにしてますが、微糖でもそれなりに甘いと感じます…。でも暑い夏はその暑さだけでくだびれちゃうのかほのかに甘いお茶がとても美味しいので、気温ってやはり食文化に影響あるんだなぁと感じました。

因みにティースタンドはコンビニと同じように本当に沢山あって、我が家から徒歩5分ほどの圏内に5-6店あります。だから気分で使い分け。
チェーン店でよく見るのは「50嵐」「CO CO」。他にも沢山あります。


・外食文化

台湾に来る前から言われていましたが、本当に外食文化だなぁ、と。一人暮らしならキッチンが無い家に住んでる人もいますし、共働きの人も多いので外食か日本でもよく言われるようになった中食が多いです。夜市だけでなく、手軽に持ち帰りできるようになっているお店も多く、店頭でテイクアウトか店内で食べるのか聞かれることも多いです。

私も平日夜遅くになると家の近所の夜市で買って持ち帰ることもそれなりに多いですね。もしくは手軽に食べれるものを家に作り置きしておくか。
家の近所でのお気に入りは夜市の中でもとある牛肉麺のお店。ここのスパイスが効いたスープが好きで持ち帰しています。あとはカットフルーツを買って持ち帰ったり、焼き鳥のような感じで様々串焼きを売っている屋台で欲しいものを購入して持ち帰ったり。近所の持ち帰りのできるお店でスープとかご飯買って帰ったり。その場で作られたものを持ち帰れるから温かいものをそのまま食べることができます。

こうなると確かにキッチンなくても生活しようと思えば出来てしまうなぁ、と。和食食べたくなるから一応ご飯を自分でも作ってますけれども。

ちなみに、一番驚いたというか笑っちゃったのは、夜市や持ち帰りができるお店でスープを持ち帰る時に、ビニール袋にスープを入れて渡されること。

こんな感じ。思わず最初は日本のお祭りの金魚すくいして取った金魚を持ち帰ってるみたいだと思っちゃいました(笑)。
でも台湾ではこれ普通です。スープだけこれで麺は別に入れてることもあれば、こんな感じで一緒に渡されることもあります。
とはいえ、これが美味しかったりするので普通に買ってますが、潔癖症の方はきっと無理なんだろうなぁ…と思ったり。


・大皿料理と食べる順番

和食は懐石料理のようなものは、コースとして出てくる順番が決まっていて、一品食べ終わる頃に次のものが用意され、最後にデザートやお茶で締める、という順番だと思います。フレンチとか、イタリアとか食べる時も順番に食べるか、そうでなくてもご飯・お菜を食べて最後にデザート、そしてお茶かカフェで締めるのが一般的かな、と。
普段の日本における私たちのご飯でも、お料理を頂き最後にお茶やデザートで一息つくという順番ですよね。

でも中華圏においてはみんなが集まって食べる時に、一気に色んなものを注文して並べて食べたいものを食べていくのだなぁ、と。だから次々にお料理が一気に出てきます。
中華料理店でよく円卓でぐるぐる回して食べるお店がありますが、なるほど、と改めて思いました。一気にお料理を並べてみんなでテーブルを囲んで食べたいものを食べるから、そうなんだなぁ、と。
そして、飲茶をイメージしてもらったら分かりやすいのかもしれませんが、スイーツ的な甘いお団子なども一緒に注文して出てくるので、食べる順番は関係がないそうです。

会社の同僚たちとの歓迎会で鍋のお店に行ったのですが(夏でも鍋を食べる人も多いので年中鍋を食べに行ってるイメージです)、そのお店は時間制で自由に鍋に入れる具材を取ってきたり、デザートを選べるお店でした。
なので色んな種類の具材を選び、鍋の出汁を選び、鍋に投入して具材が足りなくなったらまた取りに行って、という感じでさまざまなものを食べてました。種類も肉から魚介類、野菜、キノコ類、練り物などなどかなり豊富。つけて食べるタレもさまざまな薬味と味を選べることができます。

で、個人的にはそろそろお腹いっぱいなってきたなぁと思って、デザートにハーゲンダッツアイスをみんなで選び、どんな種類を選んだのか盛り上がって、お喋りしながら食べ終わった後。また普通にお肉を取ってきて鍋に投入して食べ始めてた同僚たち……に、思わず突っ込みそうになりました。「デザート食べてたよね?今?」と。

「デザート食べた後にもまた鍋食べるの?」
という素朴な疑問に対しては、
「甘いもの食べた味に飽きちゃうからまた辛いもの食べるの」
と言う回答で。
まあ、それはそれで分からなくもないんですが、デザートは最後に食べるものという感覚がそもそもないんだそうです。だから晩ご飯食べて、スイーツのお店に行って、またお腹すいたからご飯食べに行くのも普通なのだそう。どうやら日本人の居酒屋で飲んで締めにラーメンというのとも感覚は異なっていて、食事を「締める」という感覚自体が無いのかも。
食べたいものを食べたい時に食べて、お腹いっぱいになったら食事は終わり。最後にお茶を飲むことはあるけれども、そもそも中華圏のご飯ではご飯を食べる時に一緒にお茶を飲むのが普通なので締めに飲んで一息というのはちょっと異なった感覚なのだろうなぁ、と。
和食の場合は特に熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに、と味だけでなく温度もお料理の味と関係していたりするのでより食べるタイミングというのがあるのかもしれないなぁ、と感じた出来事でした。


ちょっとしたことなのですが、色んなところで文化の差ってあるんだなぁ、と。面白いものですよね。



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