3月28日、坂本龍一さんが亡くなりました。中学生の頃から聴いて来たアーティストの1人でした。ご冥福を祈ります。
音楽家 坂本龍一さん死去 71歳 YMOなどで世界的に活躍。NHK
「BTTB」のウラとオモテをリアルタイムに買って持っています。それ以外は特別にファンと言えるほどではありませんが、自分にとっては数少ない鍵盤楽器を使う好きな音楽家と言えるでしょう。
久石譲に通じる日本人ならではの音楽性。でも全く違う。
Merry Christmas Mr.Lawrence (Coda)
多くの日本人は映画『戦場のメリークリスマス』を観た観ないに関わらず、耳にタコができるくらい坂本龍一の名曲「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」を聴かされていると思いますが、じつはこれ以外にも毎日繰り返し飽きるほど聴かされたテーマ曲がいくつか存在します。
それら3曲を収めてあるのが『ウラBTTB』というマキシシングルです。
本人も出演するリゲインEB錠(第一三共ヘルスケア)のCMに使われ、オリコン週間シングルチャート初のインスト曲1位。しかしこの名曲の作曲にかけられた時間はわずか5分とのこと。
energy flow
当時、仕事から帰宅して毎日観ていた『筑紫哲也 NEWS23』のテーマ曲。
put your hands up (piano Version)
浅田次郎・原作、高倉健・主演の映画『鉄道員(ぽっぽや)』テーマ曲。原作を読んで映画は観ていませんが、鳥肌がたつような名曲です。
POPPOYA (piano Version)
『ラストエンペラー(1987)』。主演のジョン・ローンは、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985)』でも、あれほど格好良い俳優だったのに、今ではすっかり見かけなくなりました。とても残念です。
The Last Emperor (Theme)
1981年のYMO「BGM」収録曲ですが、原曲はテクノミュージック。
Happyend
「美貌の青空」の原曲は1995年のアルバム「スムーチー」に収録されていますが、ここでは映画『バベル(2006)』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)のエンディングに使用された演奏。
Bibo no Aozora
映画『七人の侍』をオマージュしたゲーム「SEVEN SAMURAI 20XX」に提供されたエンディングテーマですが、ゲーム映像はひどいものでした。坂本龍一は黒澤明監督の名画をイメージして作った楽曲だと思われますが、騙された感がありますね。この曲に相応しい作品ではなかったようです。
Seven Samurai - ending theme
花王「アジエンス」のCM曲。アジエンス(Asience)は、花王が発売しているシャンプー等ヘアケア製品のブランド名。
Asience-fast piano
最後はとくにタイアップの話は見つかりませんが、ここまで紹介した楽曲に勝るとも劣らない名曲です。聴けば坂本龍一の良さが分かります。
A Flower Is Not a Flower
政治的な発言も多い人なので、そういった理由から好き嫌いが別れるかも知れません。作った音楽を聴いたイメージ通りの平和主義者のように感じます。ただし、言いたいことははっきり言うタイプ。
イエロー・マジック・オーケストラの盟友・高橋幸宏さんも2023年〈令和5年〉1月11日に亡くなったばかりでした。
<(ↀωↀ)> May the Force be with you.