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キャリアのお手本はあっても、見本はない。|公務員から外資系企業に転職して学んだこと

地方公務員から外資系コンサル企業に転職して約半年が経ち、
最も大きな学びは「キャリアは自ら築くものだ」ということです。

この記事では、地方公務員から転職して外資系コンサル企業で働いて学んだキャリアの考え方を書いていきたいと思います。

自分でキャリアを形成するなんて、そんなの当たり前だよ、
って思われる方もいるかもしれませんが、
その方には、改めてご自身のキャリアを見つめ直す良い機会となれば幸いです。


地方公務員のキャリアの考え方

公務員時代は、職場のほぼ全員が大学卒業してからずっとこの組織で働いているという方ばかりでした。
そして、周囲の同期や先輩も当然のように定年まで働き続ける前提で働いていました。

「あと、5年後には係長になっているんだろうな。」とか、
「オレはまだ数年は今の役職だな。」みたいな話が当たり前のようにされていました。

公務員の方は共感してもらえると思うのですが、
年功序列な組織なので、年齢が上がるにつれて、役職も上がっていくことがほぼ約束されています。
また、とても仕事ができたり能力が高いからと言って、
役職が2段階上がったり、同期より給料を多くもらえたりすることはありえません。

大体1,2つ上の方の1,2年後に同じポジションになっているのが公務員の世界の常識です。

つまり、どんなキャリアになるかがある程度決まってしまっているということです。
言い換えれば、キャリアの幅が限られているということです。

これだと、自分のキャリアを主体的に築くことができなくなってしまいます。

もちろん、それが良いという考え方もあると思います。
レールの上の方が、舗道されていない道より速く前に進むことができますから。

ただ、自分が望むキャリアを切り開くことができるか、
と言われると難しい話になります。
たまたまその決められたレールが
自分の望むキャリアとなれば問題ありませんが、
そうでなかったときに、極論、詰んでしまいます。


理想のキャリアの考え方

それではどんなキャリアが理想かというと、
主体的なキャリアだということです。

転職した会社には、同じ経歴の人は1人としておらず、
スキルや経験も違えば、会社でやり遂げたいことや仕事のスタンスも本当に多種多様です。

そのため、公務員の時と違って、私の将来こうなるだろうという見本のような先輩社員というのはいませんし、
それは自らが描いていく必要があります。
特に外資系ということもあって、人の移り変わりも激しいため、
それぞれが自身のキャリアに責任を持っています。

人生の多くの時間を仕事に使うわけですから、
その働く時間を何に費やすのか。
それを自分で考えて選択していくことって当たり前と言われると当たり前なんですよね。

自分はどんな働き方をして、何に影響を与えたいのか。
それを深く考えて、自分が納得する選択をすることが理想的なキャリアだと考えます。


どんなキャリアを選ぶべきか

それでは、どのようにすれば主体的にキャリアを築くことができるのでしょうか。

勘違いしてほしくないのは、
「主体的にキャリアを築くこと」=「仕事を優先する」というわけではないということです。

「仕事ではなく、プライベート・家族の時間を優先したい。」という考え方を否定するつもりはありません。

大切なのは、その自分の意志をキャリアに繋げられているか
繋げようとできているか、ということです。


理想と現実のギャップを埋める


突然ですがまずは、次の3つをイメージしてください。

①     決められたレール
ラクだが決められた道しか進めない

②     舗装された道
ある程度走りやすく、方向を変えやすい

③     道なき道
本来、人が通る場所ではないため進むには困難が生じるが、自由に進める


この3つのうち、
ご自身のキャリアを振り返って、

■ 今はどの道を歩いているのか

■ これからどの道を歩いていきたいのか

この2点を考えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、全てのキャリアがこの3つに分けられるわけではありませんので、
例えば、①よりの②だな、といったように思われた方もいると思います。


ここで「これからどの道を歩いていきたいのか」であなたが思い描いた道が、
あなたが進むべくキャリアの基礎になると思います。

そして、この今の道歩きたい道の2つの視点のギャップを
埋めていくことが重要です。

ギャップを埋めるためには、
「今の環境で行動を変えること」「環境を変えること」がアクションプランとして考えられます。
もちろん、どちらも実行するという選択肢もあると思います。

いろんなアクションがあるとは思いますが、
例えば、「新しいことを学ぶ」、「転職活動をする」、「副業を始める」などが挙げられます。

まずは、落ち着いた時間を使ってじっくり考えることで、
理想と現実のギャップに気付くことから始めてみてはいかがでしょうか。

そして、そのギャップを埋めることに挑戦することが、
理想のキャリア=自主的なキャリアへの第一歩だと思います。






今回は、私が転職して考えたキャリアを築くということについて、
書きました。

どういう会社に勤めるかどんな働き方をするか
というのは、このどんなキャリアを築いていきたいかという前提があって、その次に考えるものだと思います。

にもかかわらず、私自身も働く会社や働き方ばかりに注目してしまっていることが多いなと感じ、この記事を書きました。

定期的に自分のキャリアについて考えていきたいなと改めて思いました。

またまた抽象的な話となってしまいましたが、
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それではまた。

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