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その靴で走れるか?問題

 週末に奥日光に行ってきたのでその記を後に書くとして、まずはこれは書かねばなるまい、と思ったこと。PELLICOの靴です。

 フラットシューズ&スニーカー全盛の今、それでもハイヒールシューズが履きたいのですがPC2台持ちによってやむなくビジネスリュック生活となり、踵の高い靴では重心があやういうえに脚が疲れてとてもじゃないけれど無理。もはやハイヒールシューズで出歩くことが苦行となってしまっていました。以前、セルジオ・ロッシのシューズの素晴らしさに開眼したことを書きましたが、すべての靴をロッシに刷新できるほどの甲斐性もなければ貧乏性なので靴1足にあの金額をかけることが憚られる次第…。

 これまでコールハーンを履いていたが、最近あまりしっくりとこなくて。もしかしたら踵の高さを検討すれば済むのかもしれないのですが、購入するたびに甲の幅出しに出さないとならないし、「木型が合ってない?」問題が浮上しました。調べるといくつかあるんですよね。美しさと歩きやすさを両立した優れたブランドが。ハイヒールシューズに欠かせないのは、歩きやすさ以上に美しさですから。

 それでかねてよりその両方を見事に併せ持つとされるPELLICOを思い出し、先週百貨店へダッシュ。ちなみにいつも、踵の高さは7~9センチだったのですが冒頭の生活様式の変化を理由に、思い切ってぐんと低くしてみます。ハイヒールシューズといっても踵の高さが少しあるだけで、シルエットが違うので充分なはず。実際に、3~5センチに高さを抑えて試着してみると充分に美しさを担保しながら非常に歩きやすい。靴って、履いた瞬間に本当に合うものはわかりますよね。スキンカラーのヌバックタイプの色っぽいシューズを選びました。

 すぐにおろしたかったものの、週末になんせ旅行に行っていたのでさすがにそこはフラットシューズでしたから、本日ようやくおろすことができました。もちろん、久々の美しいシューズを履くので、お洋服もスカートスタイルを久々に・・笑 なんと、なんという歩きやすさ。。驚愕のレベルです。

 踵のほどよい高さによる重心問題だけでなく、木型がたぶん合っている。靴のなかで足が自由を感じていられる状態。

 PELLICO、また靴ブランドの選択肢が拡がりました。ちなみにそんなシューズのときに個人的に好きなストッキングのカラーはチャコールです。ごくごく薄い生地で肌を透過することが必須ですが、厳密にいうとブラウンとチャコールグレイがミックスされたような色出しのものがベストマッチです。ランバンとかカルバン・クラインで良い色味のものがありもう20年近く愛用しています。一度、表参道を歩いていたら知らないマダムが追いかけてきて、「あなたのストッキング、どちらの?」と聞かれたことも。
 たまに、ウォルフォードやピエール・マントゥのものを買っても私は本当に伝染させる才能がすごいので、パーティーとか特別なとき以外はもっぱらデイリーユースブランドがよいですね。

 あと、実際は走らないです。ハイヒールシューズで!

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