エッセイの評価が返ってきた

先日、年始に提出した哲学講座の課題エッセイのフィードバックが返ってきた。「優」をもらえた。先生からのメールとフィードバックの内容が嬉しくて、暗記するほど何度も読み返してしまった。
大学の科目履修生のような扱いなので、大学に入学したら使える単位ももらった。使うことはこの先ないと思うけれど。なんだかここ数年の流れに一区切りついたような気持ちになった。

私は、2020年のコロナ禍にこのnoteを始めるまで、まとまった文章を書いた経験がほとんどなかった。でも、だんだん続けるうちに「私、ちゃんと論理的な文章を書けるのかもしれない」と思い始め、今回の課題エッセイで、日本語でだけでなく英語でもちゃんと論理的に書けているという客観的な評価をもらえてホッとした。年末年始の2週間ぐらい、ほぼ毎日、夜中の3時まで起きて頑張った。「学位や資格がもらえるわけではないのに何でこんなに根をつめてるんだろう」という考えもよぎったが、自分がずっと考えてきたことをきちんとまとめてそれを専門家に読んでもらえるまたとない機会に全力を尽くそうと決めて頑張った。結果、良い評価をもらえたし、今までは考えてもいつも途中で頭がこんがらがって考えるのをやめてしまっていた自由意志と責任の問題を自分なりに考え抜くことができて、ちょっとした幸福感を味わっている。
本当は、ここにその課題エッセイを掲載しようと思っていたのだけれど、ペンネームでやっているブログに学校に提出済みのエッセイを日本語訳とは言えアップすると、剽窃とか盗作みたいに外からは見えるかもしれない、とふと思ったので、やめておきます。

あと、以前に紹介したアカデミック・エッセイの書き方の本「Essentials of Essay Writing: What Markers Look For ( by Jamie Q Roberts )」は役に立ったと思います。個人的には「こうすれば良い」という項目(特に構成)をうまく取り入れることはできませんでしたが、「これをしてはダメ」というのはとても参考になりました。とにかく引用を正しくすることと、披露したい知識があっても論点から少しでも外れるものは含めない、それから過度に感情的な形容詞を使わない、というのが特に。私はnoteの記事でもそうだけれど、ドラマチックに書く癖があるので、それを意識して抑えました。それでも、ちょっと読み物っぽさが残ったんですけど、そこは突っ込まれませんでした。やれやれ、とりあえず一段落。      


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ありがたくいただきます。