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神様の呼び方➖天の父母様

[神様の呼称]
時代と共に神様に対する呼び方は変遷してきた。旧約時代にはヤーウェ又はヤハウェと呼ばれ、後に主(しゅ)と呼ぶ様になった。神様と人間の関係は本来親と子の関係にあるが、人類始祖であるアダムとエバが天使長ルーシェルの誘惑によって堕落した為、万物よりも劣る身になってしまった。それ故に神様と人間の関係は主人と僕(しもべ)の関係となった。その時代は人間は神様を主(しゅ)、或いは主なる神、万軍の主などと呼んでいた。

時は移り、新約時代は救い主イエス様が来られて神様のことを父なる神、即ち神様は人間の親であることを教えられた。それ故にキリスト教会では神様を父なる神、或いは天の父と呼ぶ様になった。この新約時代は神様と人間の関係は僕(しもべ)から養子の段階まで引き上げられた。イエス様の時代に完全な救いがなされるはずであったが、イエス様は反対にあい十字架につけられた為、霊的救いのみがなされて、完全な救いは再臨の時まで待たなければならなかった。

イエス様から2000年が経って神様は世界的キリスト教の基盤の上に再臨主と実体の聖霊であるひとり娘を遣わされた。再臨主と天の花嫁が成婚され、全人類に霊肉共の完全な救いの摂理が始まった。人類歴史上初めて真の父母(原罪のない父母の意)が立たれ、子女が生まれると共に、全人類は真の父母を通して新しく生まれ変わることが出来る。そして人間は養子の段階から実子の立場まで引き上げられる。神様の約束が成就する。この成約時代は神様のことを天のお父様と呼び、祈って来た。

家庭連合の韓鶴子(ハン ハクジャ)総裁は最近神様の呼称について「天の父母様」と宣布された。これは神様の人類救済摂理が完成段階に入った事を示している。神様の本然の呼称が「天の父母様」であり、人類始祖アダムとエバの堕落以前の状態を復帰した事を表す。統一原理によれば人間に男性と女性がある様に創造主である神様も男性性相と女性性相を備えておられる。聖書の創世記第1章27節には「神は自分のかたちに人を創造された。即ち神のかたちに創造し、男と女を創造された」と記されている。従って神様に対して「天のお父様」という呼び方は間違いではないが不十分である。これは神様の半分しか表現されていない。天のお父様があれば、天のお母様もあるはずだ。天のお父様と天のお母様を合わせて「天の父母様」と言う呼び方は復帰の摂理の完成を意味する。

今までの歴史は男性を中心とする歴史であった。それ故に力や戦争で世の中を支配しようとする傾向にあった。再臨時代は女性の地位が高められ、男女は対等の立場に立ち本然の立場を取り戻す様になる。天国時代はどちらか一方が相手を支配する関係ではなく、神様の御前に完全な平等の立場に立ち、互いが助け合い、補い合い、為に生きる関係となる。女性の立場が上がるに伴い、競争や支配の関係からより包容的、協力的、平和的世の中に移行して行く。

又、宗教界では指導者が生涯を独身で過ごして来た時代から、妻帯して結婚して子供を生み家庭を持つ本然の姿に戻って行く。そうしなければ神様の人間に対する祝福「生めよ、増えよ、地に満ちよ、万物を治めよ」(創世記第1章28節)という三大祝福は実現出来ない。キリスト教のカトリックでは神父は生涯独身を貫き、修道女も独身を貫いて来た。又佛教では僧侶が独身を貫いたり、出家する女性は頭を剃って尼さんになって独身で生きて来た。しかしそれを世界で初めて破ったのが親鸞聖人で食肉帯妻をする様になった。今日では妻帯する宗派が主流になった。浄土真宗親鸞会によれば「それは、すべての人がありのままの姿で平等に救われるのが本当の仏教であることを身をもって明らかにされるためでした。」と説明している。これらは人間始祖アダムとエバが不倫の性関係で堕落したから、その償いとして宗教指導者が独身を貫いて来たが、再臨主が来られる時代には償いの期間が終わり、結婚が許され、神様に祝福され皆んな家庭を持って神様の創造理想を喜びを持って実現する時である。

[LGBT及び同性婚について]
最近日本の国会でLGBTQ法案が多くの議員の反対意見を押し切って成立した。この同性愛、同性婚の問題は太古の昔からあったが、合法化されるのは日本の歴史以来初めてだ。元々神様の創造理想は男性と女性が成長して完成期を迎え、結婚して子女を産み、万物を治めるという三大祝福を完成する予定だった。男性と男性或いは女性と女性が愛し合い、結婚までするというのは神様の創造理想には全く無い。これはあくまでも人間堕落の結果である。

(注)
LGBTQとは、Lesbian(レズビアン=女性同性愛者)、Gay(ゲイ=男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシャル=両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー=心と体の性が異なる人)、Queer/Questioning(クィアまたはクエスチョニング=性的指向・性自認が定まらない人)の頭文字をつなげた略語で、いわゆる性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の総称です。

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