表現道場2週目/ゲスト講師青柳美帆子/試練1/参加人数

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表現道場@デジタル」スタートして2週目。
途中からでも大丈夫ですか?」と質問をいただいたけど、もちろん大丈夫。
気楽にやっています。

日々の小さな起爆剤

表現したい人が、読んだり、コメントしたり、参加したりして、日々の創作活動をたゆまなくするための日々の小さな起爆剤のつもり。
おおー、みんながんばってるから私もがんばろうっていうきっかけとなる何か。

なので、「表現道場@デジタル」をのぞくと、日々なにか起こってるようにしていきたいと考えています。(参加者のみなさんも、こういうことやってるよ、こういうのやったよ、っていうことをコメントしてください。告知歓迎です)

いまのところは、米光が平日毎日、表現に関することを日記のように書いております。

米光講座:辞書の中にある時よりも美しさを

この前の土曜日は、宣伝会議の「編集ライター養成講座・即戦力コース」通称米光講座の6回目。
レジュメに、受講生の状況に合わせて、キーになるフレーズを引用している(読んでほしい本の紹介でもある)。
それをコピペする。

文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ。
芥川龍之介「侏儒の言葉」
そうしてそれから、(私の文章には、ずいぶん、そうしてそれからが多いでしょう? これもやはり頭の悪い男の文章の特色でしょうかしら。自分でも大いに気になるのですが、でも、つい自然に出てしまうので、泣寝入りです)そうしてそれから、私は、コイをはじめたのです。お笑いになってはいけません。
太宰治「トカトントン」
やさしく書くということは、ただ平易に噛みくだくということではなく、読む人の心の動きを絶えず念頭に置くことなのだ。
鈴木孝夫『ことばと文化』(岩波新書)
効果を狙って安心を得るのではなく、勇気を持って危険な冒険の旅に出て行かなくてはならない。手に入れた獲物はすぐに腐る。習得した表現はどんどん捨てて行くこと。
山崎努『俳優のノート』(文春文庫)

米光講座:ゲスト講師青柳美帆子さん

ゲスト講師は、青柳美帆子さん。ねとらぼGirlSideの編集長。
受講生のツイートは、#米光講座 で垣間見れます。
質疑応答で話しているときに、人は誰でも異常性を持っていて、それをどう発揮するか、伸ばすかこそがライターとしての攻撃力アップにつながるって話になって、面白かった。
“勇気を持って危険な冒険の旅に出て”行くって、異常だものな。だから面白い。
虚仮威しの文章を書くコツみたいな表面的なテクニックにぶらさがるぐらいなら、編集もライターもやんないほうがましだ。効率の良さを求めるなら、もっと効率がよい職種を選んだほうがいいからね(細かいテクニックもすきだけど、それはぶらさがるんじゃなくて、ひひひ使っちゃるぐらいの気持ち)。

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