「ひとは通常1日に2000~3000回、自分の顔を触ります」映画『コンテイジョン』
今週は、原稿をいっぱい書いています。
・パンデミック映画『コンテイジョン』の紹介
・テーブルトップゲーム紹介、介護ポストセブン!
・パンデミックをテーマにしたコメディ『メディカルポリス』の紹介
・もう1つボードゲーム「パンデミック」の紹介を書いたので、そろそろアップされるんじゃないかなー。
朝日新聞tellingに「映画『コンテイジョン』がすごい。特効薬デマ、買い占め、暴動……新型コロナウイルスの現状を予見【熱烈鑑賞Netflix】」を書いた。
ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』、まさにいまの状況を予見したかのようなシミュレーション群像劇。
リサーチ、取材、調査しまくって、エピソードを膨大に作り出して、取捨選択して、パズルのようにカチッと組み立てて作ったタイプのシナリオなんで、観てると、ああ、これも、あれも、いま、現実に起こってることやないかーーと驚くばかり。
買い占め、暴動、州境閉鎖、デマ、会えない恋人、お父さん大心配、看護師スト、都市封鎖、外出禁止令などなど。アジア人がいちはやくマスクしてるシーンまでちらっと挿入されるんだから。
熱出してふらついている男が、電車に乗って手すり棒にさわったり、エレベーターに乗って咳したりって、ふだんだったら何でもないシーンなのに、それだけのシーンがもう怖い。
「ものの表面から感染するんです。ひとは通常1日に2000~3000回、自分の顔を触ります」
「日に2000から3000回?」
「起きてる間1分に3~5回。そのあいまに触るのがドアノブや水飲み器、エレベーターのボタンや、人の手。それらが媒介物となるんです」
みたいな会話や、「顔触らないほうがいいわよ」みたいなシーンがけっこうあって、顔を触らない意識向上映画としても、すばらしい。
『コンテイジョン』観たあとに『新感染』を観ると、血を浴びても、密閉空間に一緒にいても、噛まれないと感染しないし、潜伏期間ほぼなしで分かりやすい。ゾンビの感染は陰険じゃないな。
以下、余談。
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