主体思想について-日本語訳-

金正日総書記による労作「主体思想について」を日本語に訳した。
主体思想は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の公式理念であり、北朝鮮では全ての国家活動が主体思想に沿って行われる。
草創期はマルクス・レーニン主義に沿って共産主義国家を建設していた北朝鮮が自国の実情に沿ってマルクス・レーニン主義を修正し、適用したとされる。
今回全文を翻訳する「主体思想について」という論文は、1982年に金正日総書記によって書かれたのだが、この論文によって金日成主席が創始した主体思想が理論として体系化されたという。
この「主体思想について」は北朝鮮の体制や社会について理解するには必読であると考える。
北朝鮮の文書の日本語訳は一般的に多く出回っているわけではないため、骨の折れる作業であったが頑張って翻訳した。
この翻訳文が北朝鮮に対する理解に繋がれば幸いである。

1.主体思想の創始

進歩的思想は社会歴史発展において重要な役割を果たします。

人民大衆は進歩的思想によって導かれるとき、歴史の力強い創造者になることができます。 もちろん進歩的思想が社会歴史発展において果たす役割がすべて同じというわけではありません。 人民大衆の指向と利害をどのように代弁し、闘争の道をどれだけ正確に照らしてくれるかによって、その役割は互いに異なります。 労働者階級が出現する前にも、社会の先進階級の指向を反映した思想がありました。

しかし、過去時代の思想は、その歴史的及び階級的制限性によって、社会発展における労働の役割も制約されました。

社会発展における労働の役割も制約を受けざるを得ませんでした。 労働者階級の革命思想だけが時代の要求と人民大衆の指向を正確に反映し、人民を革命闘争に呼び起こし、社会史の発展を力強く推し進めました。

労働者階級の革命思想は優れた指導者によって創始されます。

百数十年の共産主義運動史は、労働者階級の領袖たちが革命思想を創始し、発展させてきた歴史であり、それが具現化されて世界を変革してきた歴史であると言えます。 19世紀半ばにマルクスとエンゲルスはマルクス主義を提唱することによって闘争の舞台に登場した労働者階級の歴史的使命と解放の前途を明らかにし、資本に反対する闘争を推進し、国際共産主義運動の源を開きました。

レーニンは、資本主義が帝国主義段階に移行した新しい歴史的条件に合わせてマルクス主義を発展させ、レーニン主義を提唱することによって、労働者階級と人民たちを帝国主義の牙城を打ち砕き、自由と解放を達成するための闘争に促し、資本主義から社会主義に移行するための基礎を築きました。

金日成総書記は、抑圧され、疎まれた人民大衆が自己の運命の主人として登場する新しい時代の要求を深く洞察され、偉大な主体思想を創始され、自主性のための人民大衆の闘争を新しい高い段階に発展させ、人類歴史発展の新時代、主体時代を開拓されました。

労働者階級の革命思想は歴史発展と革命発展の成熟した要求を反映して生まれました。

首領様が革命の道を歩まれた時、搾取と抑圧に反対する労働者階級と人民大衆の闘争では新しい転換が起こっていました。

世界の舞台で初めて勝利した社会主義の影響力が強化され、労働者階級の革命闘争と植民地、半植民地国の人民たちの解放闘争が急激に高揚しました。 帝国主義者たちは人民大衆の革命的進出を阻止し、彼らが経験していた深刻な政治経済的危機から抜け出そうと、人民に対する略奪と暴虐をさらに強化しました。

多くの国々で革命と反革命の間の矛盾と対立が激化し、長い間自主権を奪われた国々で長い間、自主権を侵害されてきた人民大衆が階級的、民族的解放のための闘争に乗り出しました。

革命運動が世界的規模で幅広く多様に発展する新しい時代が到来しました。

新しい歴史的条件において革命を前進させるためには、媒介国の労働者階級と人民が主人的自覚をもってすべての問題を解決する必要があります。

主体的な自覚を持ち、すべての問題を自国の実情に即して解決していかなければなりませんでした。 

わが国では、歴史発展の特殊性と革命の複雑性、簡易性から、この問題が特に重要に提起されました。 朝鮮革命は人民大衆が自主的に、創造的に革命の前途を切り開くことをより切実に要求しました。

主体思想は朝鮮革命のこのような実践的要求に基づいて創始されました。

革命は人民大衆の力を発動して人民大衆の自主的要求を実現する闘争であり、人民大衆が自己を解放する闘争です。

 人民大衆は革命思想で武装し、組織化された政治的力量で団結しなければ革命に勝利することができません。 革命家の任務は、革命の主人である人民大衆の中に入り、彼らを教養し、組織し、闘争に呼び起こすことにあります。

革命力量も人民大衆の中で育てなければならないし、革命闘争で出てくるすべての問題も人民大衆の知恵と力に依拠して解決していかなければなりません。

ところが、1920年代に我が国で民族解放運動をすると言っていた共産主義者たちと民族主義者たちは、人民大衆の中に入って彼らを教養化し、組織化し、革命闘争に呼び起こすことは考えず、大衆と離れることなく革命闘争に呼び起こすことは考えず、大衆と離れて主導権争いと言葉勉強ばかりして、大衆を団結させたのではなく、派閥争いで分裂させました。

首領様は、革命闘争に取り組まれた最初の時期から彼らの誤りを見抜かれ、彼らとは違う道、人民大衆の中に入り、大衆のための道、人民大衆の中に入って大衆に依拠して闘争する真の革命の道を歩まれました。

革命の主人は人民大衆であり、人民大衆の中に入り、彼らを教養し、組織動員しなければ革命で勝利することができるという真理を明らかにされました。 これが主体思想の出発点の一つです。

革命は、主人であるその国の人民が責任を持って自主的に行わなければなりません。

自主性と創造性は、革命運動、共産主義運動の本質的な要求です。

主体時代を開拓した朝鮮革命は、最初から自主的、創造的に行わなければ一歩も前進できませんでした。

朝鮮革命は強大な日帝を対象にして反帝民族解放革命の課題と反封建民主主義革命の課題を一緒に遂行しなければならない困難で複雑な前人未到の道を開拓していかなければならない苦しい革命でした。

さらに、当時、我が国の反日民族解放運動と共産主義運動の間には、事大主義がひどく現れ、革命の前途を妨害しました。

過去に国を滅ぼした事大主義と派閥争いの悪習を踏襲した民族主義者と見せかけのマルクス主義者たちは、自らの力で革命をするすることは考えず、外勢に頼って独立を成し遂げようと妄想していました。 当時共産主義運動をすると言っていた人たちは、勝手に党派を作り、国際党に承認を受けに行き、植民地半封建社会であった我が国の歴史的条件と具体的現実を無視して、既成理論と他人の経験を機械的に模倣しようとしました。 このように事大主義と教条主義がひどく作用したため、革命の道は開かれませんでした。

首領様は、このような事大主義、教条主義の後果から深刻な教訓を見つけ、革命は誰かの承認や指示によってではなく、自己の信念によって自己が責任を持って行わなければならないし、革命で出てくるすべての問題を自主的に、創造的に解決していかなければならないという真理を明らかにされました。

これが主体思想のもう一つの出発点です。

首領様はこのように革命闘争の実践的経験と教訓に基づいて新しい革命思想、主体思想を出されました。

首領様は一貫して革命実践から出発して思想理論活動を展開され、革命実践が提起する問題に答えを出す過程を通じて、革命思想と革命理論を発展させられました。

革命実践から出発しなければ、既成の理論を自国の革命の利益と実情に即して適用することができず、新しい真理を探求し、新しい思想と理論を創造することができます。

金日成主席は、初期の革命活動時期にマルクス・レーニン主義に精通しておられました。 しかしながらマルクス・レーニン主義を朝鮮革命の実践に適用することにとどまらず、確固たる主体の確立の場において主体の蓄積場で革命理論の新しい境地を開拓され、革命実践が提起した問題を独創的に解決してくださいました。

首領様は、古風な民族主義者たちと行儀式的なマルクス主義者、社交主義者たちと教条主義者たちに反対し、革命の新しい道を開拓する闘争過程で主體思想の真理を発見され、ついに1930年6月、加輪で行われた公聴会及び反帝青年同盟指導幹部の反帝青年同盟指導幹部会議で主體思想の原理を天命し、朝鮮革命の主体的な路線を明らかにしたのです。

これは主體思想の創始と主体の革命路線の誕生を宣言した歴史的出来事でした。

金日成主席はまだ20歳にも達しない若さで、民族改良主義、左右傾機会主義など、あらゆるめまぐるしい思想が横行する混乱の中で、時代の指向と人民の願い、歴史発展の合法則性を見抜かれ、主体の真理を明らかにされ、私たちの革命の自主的発展の道を開かれました。

主體思想は朝鮮革命の実践を通じて私たちの時代の革命の指導思想として完成されました。

革命の指導思想は、ある一つの時点で一気に完成されることはできません。 革命の指導思想は時代的、歴史的条件に基づき、革命闘争経験を一般化する過程を経て出てくるものです。

長い期間の闘争の中で真理性が検証され、内容が豊かになることで、全面的な思想理論体系が完成されます。

首領様は、様々な段階の革命闘争と政治、経済、文化、軍事などすべての分野の事業を勝利に導く過程で勝利に導いて下さる過程で自ら豊かで高貴な経験を積まれ、これを一般化され、主体思想を絶えず深化発展されました。 首領様が50年間朝鮮革命の前途を先頭に立って歩んでこられた歴史は、偉大な革命実践の中で主体思想を創始され、独創的な思想理論体系として完成された歴史です。

主体思想は、このように人民大衆が歴史の主人として登場した新時代の要求と豊かな革命闘争経験に基づき生まれた思想です。

人民大衆が歴史の主人として登場した新しい時代の要求と豊かな革命闘争経験に基づき、私たちの時代の革命の偉大な指導思想となりました。


2.主体思想の哲学的原理

主體思想は人中心の新しい哲学思想です。

首領様が教えられたように、主體思想は人がすべてのものの主人であり、すべてのものを決定するという哲学的原理に基づいています。 主體思想は人を中心にして哲学の根本問題を提起し、人がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理を明らかにしました。

人がすべてのものの主人であるということは、人が世界と自分の運命の主人であるということであり、人がすべてを決めるということは、人が世界を改造し、自分の運命を開拓する上で決定的な役割を果たすということです。

主體思想の哲学的原理は、世界で人が占める地位と役割を明らかにした人間中心の哲学的原理です。

首領様は、人は自主性と創造性、意識性を持つ社会的存在であることを明らかにされました。

人ももちろん物質的存在ではありますが、単なる物質的存在ではありません。 人は最も発展した物質的存在であり、物質世界発展の特出した産物です。 人は自然界から出てきた時にすでに特出した存在として登場しました。 生命を持つ他の全ての物質は客観世界に従属し、順応することで自己の生存を維持しますが、人は世界を認識し、変革して自己に奉仕させることで生存し、発展するのです。

人が世界の主人として特別な地位と役割を占めるのは、自主性と創造性、意識性を持った社会的存在だからです。

首領様は、自主性と創造性、意識性が社会的存在である人の本質的特性を構成していることを明らかにされることによって、人に対する新しい哲学的解明を与えてくださいました。

自主性、創造性、意識性は社会歴史的に形成され発展する人の社会的属性です。

世界で社会的関係を結びながら生きて活動するのは、人間だけです。 人は社会的にのみ自己の存在を維持し、自己の目的を実現していきます。 自主性、創造性、意識性は、社会的存在である人にのみ固有のものです。

人は自主性を持った存在、自主的な社会的存在です。

自主性は、世界と自己運命の主人として自主的に生きて発展しようとする社会的人間の属性です。 自主性によって人は自然の束縛を克服し、社会のあらゆる従属に反対し、すべてを自分のために奉仕するように作っていきます。

社会的存在である人間にとって自主性は生命です。 人にとって自主性が生命と言うとき、それは社会政治的生命を言うのです。 人は肉体的生命と共に社会政治的生命を持ちます。

肉体的生命が生物有機体としての人の生命であるならば、社会政治的生命は社会的存在としての人の生命です。

人は創造性を持った存在、創造的な社会的存在です。

創造性は目的意識的に世界を改造し、自己の運命を開拓していく社会的人間の属性です。 創造性によって人は古いものを変革し、新しいものを生み出しながら、自然と社会を自分にとってより有用で有益なものに変えていきます。

創造性は自主性と同様に、社会的存在である人間の本質的な特性を構成しています。 自主性が主に世界の主人としての人の地位で表現されるなら、創造性は主に世界の改造者としての人の役割で表現されます。

人は意識性を持った存在、意識的な社会的存在です。

意識性は、世界と自己を把握し、改変するためのすべての活動を規制する社会的人間の属性です。 意識性によって人は世界とその運動発展の法則性を把握し、自然や社会を自己の要求に合わせて改造し、発展させていきます。 意識性によって社会的存在である人の自主性、創造性が担保され、その合理的な認識活動、実践活動が保障されます。

結局、自主性、創造性、意識性によって人は世界で最も優越的で力強い存在となり、世界に宿命的にではなく革命的に、受動的にではなく能動的に向き合い、世界を盲目的にではなく目的意識的に改造することになります。 自主性、創造性、意識性を持った社会的存在である人は、世界の唯一の支配者であり、唯一の改造者です。

人はもちろん世界を離れて生きることはできず、世界の中で生きて活動します。

自然は人間の労働対象であり、人間生活の物質的源であり、社会は人が生活し、活動する集団です。 自然環境や社会的条件は人々の活動に大きな影響を与えます。 自然環境が良いか悪いか、特に社会の政治制度、経済制度が進歩的か、反動的かによって、自然を改造し、社会を発展させるための人々の活動には有利な条件がつくられることもあれば、それが制約され、拘束されることもあります。

しかし、人間は環境と条件にただ順応するだけではありません。 人間は自己の自主的で創造的で意識的な活動を通じて、自分の要求に合わないものはそれに合わせて改変し、古くて反動的なものは新しい進歩的なものに変えようとします。

反動的なものは新しく進歩的なものに変えながら、自然と社会を絶えず改造していきます。

これが世界をより一層人のために奉仕する世界に改造し、変革していく人の活動であり、闘争です。

チュチェ思想は人の本質的特性と世界で人が占める地位と役割を新たに明らかにすることによって、人を中心とする世界観を確立しました。

世界が物質で構成され、物質の運動によって変化発展するということはすでに明らかになりました。

主體思想は、自然と社会を支配する主人は誰であり、それを改造する力はどこにあるのかという問題に答えを与えることによって、世界に対する見方を新たに明らかにしました。 世界は人間によって支配され、改造されるというのは、人間との関係から明らかにした世界に対する新しい見解です。

主體思想は、世界の主人としての人が占める地位と役割に基づき、世界に接する観点と立場を新たに明らかにしました。

主體思想が明らかにした世界に対する観点と立場は、世界の主人である人を中心に世界を扱う観点と立場です。

人を中心に世界を扱うということは、世界の主人である人の利益から出発して世界を扱うということです。

人は世界の主人であるだけに、当然のことながら人の利害の観点から世界を扱わなければなりません。

人が世界を認識し、改造するのは、世界のすべてを人のために奉仕するようにするためです。 世界で最も貴重なのは人であり、世界には人の利益より貴重なものはありません。

世界のすべてのものは、人のために奉仕する限りにおいてのみ価値を持つものです。 したがって、人のためにもっとよく奉仕させるという観点から世界を扱うことは、世界に対する最も正しい視点と立場です。

人を中心に世界を扱うということは、世界の改造者である人の活動を基本として世界の変化発展を扱うということです。

世界で最も力のある存在は人であり、人だけが世界を改造することができます。 世界の改造を要求し、世界の改造を実現するのも他ならぬ人です。 人は客観的法則を利用して、世界を自分の要求に合わせて能動的に改造していきます。 世界は人の能動的な活動によってのみ人のための世界に改造されるのです。 したがって、自然や社会を自己の要求に合わせて目的意識的に改造していく人の主体的な活動の観点から

世界の変化発展に接することは、世界に対する最も正しい視点と立場となります。

世界に対する主体の視点と立場は、人々が世界と自己の運命の主人であるという高い自覚を持ち、自主的に、創造的に、意識的に世界を改造し、自己の運命を開拓することができる真の意味での主体の視点と立場です。

人がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理に基礎している主体的世界観は、私たちの時代の最も正しい世界観です。

歴史が進むにつれて、世界の主人としての人の地位と役割はますます強化され、彼らの自主的、創造的、意識的な闘争によって人々の意思に支配される世界の領域は日々拡大しています。 私たちの時代になって、人民大衆は世界の真の主人として登場し、彼らの闘争によって世界はますます人民大衆に奉仕する世界に変容しています。

世界の主人としての人民大衆の地位と役割が格段に強化されている今日の現実は、人がすべてのものの主人であり、すべてのものを決定するという主体の哲学的原理の正当性と生命力をさらに力強く確証しています。


3.主体思想の社会歴史的原理

主體思想は歴史発展と社会革命の正当性を明らかにした思想です。 主體思想によって歴史を創造し発展させる勤労人民大衆の社会運動、革命運動の根本原理が新たに明らかになりました。

主體思想によって明らかにされた社会力原理は新しい社会歴史観、主體史観です。

1) 人民大衆は社会歴史の主体である。

歴史の主体に関する問題は、社会発展、革命発展を主体的な観点と立場から理解する上で基礎的な問題です。

首領様が教えられたように、勤労人民大衆は歴史の主体であり、社会発展の動力です。

自然と社会を改造するための人民大衆の闘争によって歴史は発展します。 歴史が発展するということは、歴史の主体としての人民大衆の地位と役割が高まることを意味します。

社会歴史的運動は自然の運動と区別される独自の正当性を持っています。 もちろん、社会運動も物質的運動という点では、自然の運動と共通性を持っています。

社会運動にも物質世界の一般的法則が作用します。 しかし、自然の運動には主体がありませんが、社会運動には主体があります。 自然の運動は客観的に存在する物質の相互作用によって自然発生的に行われますが、社会運動は主体の主体的な作用と役割によって発生発展します。

社会運動の主体は人民大衆です。 人民大衆を離れては社会運動そのものが存在することができず、歴史の発展についても語ることができません。

人民大衆は革命と建設の主人であり、自然を改造し、社会を発展させる決定的要因です。 革命闘争と建設事業は人民大衆のための事業であり、人民大衆自身の事業です。 人民大衆は自らの運命を開拓するために、自らの力で革命と建設を行います。 革命と建設を要求するのも人民大衆であり、革命と建設を遂行するのも人民大衆です。 人民大衆は自らの手で社会のすべての財を作り出し、自らの闘争で世界を改造し、歴史を発展させます。 人民大衆の創造的活動を抜きにして、社会の変革と進歩を考えることはできません。 人類史上、各世代が創造し、変革した世界の領域は比較的限られていますが、世界を認識し、改造する人民大衆の知恵と力には限界がありません。

自然と社会の改造を通じて人民大衆の地位は強化され、彼らの力は成長し、また人民大衆の地位が強化され、彼らの力が大きくなればなるほど、社会歴史発展における人民大衆の主体的作用はますます大きくなります。

歴史の主体は労働人民大衆であり、反動的搾取階級は歴史の主体になることはできません。

労働人民大衆は歴史を開拓し、発展させますが、搾取階級は歴史の前進を止め、後退させようとします。 すべての搾取階級は結局、歴史の反動で、革命の対象になります。

階級社会の戦路程は、歴史の創造者と歴史の反動、革命の主人と革命の対象、つまり、労働人民大衆と反動的搾取階級との尖鋭的な闘争の歴史です。 社会はこの闘争を通じて前進し、発展してきました。

人民大衆は歴史の主体ですが、どの時代、どの社会でも彼の地位と役割が同じではありません。 かつての搾取社会で、労働人民大衆は長い間、自分の社会階級的地位と力に気づかず、一つの政治的力量として団結することができませんでした。 そのため、労働人民大衆は

少数支配階級によって無権利を強要され、搾取と圧迫を受け、社会の主人としての相応しい地位を占められませんでした。 搾取社会でも、労働人民大衆は自分の力ですべての物質的、文化的富を創造しましたが、社会の主人としての地位を占められなかったため、歴史を自主的に開拓することができませんでした。 労働人民大衆は、国家主権と生産手段を自分の手に握り、社会主義制度を築くことによってのみ、搾取と圧迫から解放され、社会と自分の運命の真の主人として歴史を意識的に創造していくことができます。

社会主義社会で労働人民大衆の立場と運命に根本的な変化が起こり、彼らの地位と役割が強化されるのは、労働者階級の革命的指導と闘争の結果です。

労働者階級が主導する社会主義社会の発展過程は、全社会を労働者階級化する過程です。

労働者階級の指導の下、全社会が先進的な労働者階級の姿に完全に改造されるとき、歴史の主体である人民大衆の地位は格段に強化され、歴史の前進と革命発展を推し進める上で人民大衆の役割は比類なく高くなります。

人民大衆が歴史の主体としての地位を占め、役割を果たすためには、必ず指導と大衆が結合しなければなりません。 人民大衆は歴史の創造者ですが、正しい指導によってのみ、社会歴史の発展において主体としての地位を占め、役割を果たすことができます。

指導と大衆の結合問題は、特に労働者階級をはじめとする広範な人民大衆によって遂行される革命運動、共産主義運動において重要な問題になります。 共産主義運動はそれ自体が高度な意識的、組織的運動であり、深刻な階級闘争を伴うだけに、正しい指導がなければ勝利的に進むことができません。

革命運動、共産主義運動における指導問題は、人民大衆に対する党と領袖の指導問題です。

労働者階級の党は革命の参謀部であり、労働者階級の首領は革命の最高齢指導者です。

人民大衆がどのように革命的に意識化、組織化されるのか、どのように自らの革命任務と歴史的使命を遂行するのかは、党と領袖の正しい領導を受けるか受けないかにかかっています。

労働者階級をはじめとする人民大衆は、党と首領の正しい領導を受けてこそ、自然と社会を改造する深刻で複雑な革命闘争を力強く展開し、民族解放、階級解放を実現し、社会主義、共産主義社会を成果的に建設することができ、それを正しく運営していくことができます。

首領様が教えられたように、今日、人民大衆は歴史の主人、革命と建設の主人として登場し、世界をますます自分たちの要求に合うように改造しています。

私たちの時代の歴史発展の中心には、労働者階級をはじめとする労働人民大衆がしっかりと立っています。

長い間階級的、民族的抑圧と搾取の下に苦しんできた数億の人民が自主と独立、社会的進歩の道に力強く前進し、人類の運命と世界の未来を切り開く上でますます大きな役割を果たしています。 私たちの時代のこの壮大な前進運動によって、何世紀にもわたって労働人民大衆の血と汗で肥え、彼らの運命を左右してきた資本主義、帝国主義は今日、手に負えないほど破綻し、歴史の墓場に深く沈んでいます。

自己の運命の堂々とした主人として登場した人民大衆が、自分の志向と要求に合わせて世界を改造し、人類の新しい歴史を創造していくのは、どんな力でも止められない現代史の基本的な流れです。

2) 人類史は人民大衆の自主性のための闘争の歴史である。

人類社会の発展の歴史は、自主性を擁護し実現するための人民大衆の闘争の歴史です。

金日成主席は、すべての革命闘争は人民大衆が自己の自主性を擁護するための闘争だと教えられました。

人類社会の長い歴史を通じて、人々は社会的従属と自然の束縛から自分自身を解放するための闘争を絶えず繰り広げてきました。 社会と自然を改造し、人間を改造するすべての闘争は、人民大衆の自主性を擁護し、実現するための闘争です。

社会を改造する闘争は、人民大衆が階級的及び民族的束縛から抜け出し、自主的な生活を享受できる社会政治的条件を整える闘争です。 人々が自主的に生活し

活動するには、自主性を踏みにじり、抑圧する古い社会制度を打ち破らなければなりません。 古い社会制度をなくし、人々の自主性を保障する社会制度を立てれば、人民大衆は社会と自分の運命の真の主人になることができ、自己の運命の真の主人となり、自主的に生きていくことができます。

自然を改造する闘争は、人民大衆が自然の束縛から解放され、自主的な生活を享受できる物質的条件を整える闘争です。 人が生きて発展していくためには、必ず自然に作用して物質的な富を生み出さなければなりません。 人々は自然を改造し、征服することによって、自然の束縛から解放され、自主的な生活を享受できる物質的条件を整えていくことができます。

人を改造する闘争は、人民大衆が古い思想と文化の束縛から解放され、自主的な生活を享受できる思想文化的条件を整える闘争です。 人は古い思想と文化の束縛から完全に脱却し、自主的な思想意識と健全な文化を所有してこそ、自己の運命を自分で握り、開拓していくことができ、自主的な存在として真に生き生きと活動することができます。

社会改造、自然改造、人間改造は人民大衆の自主性のための闘争の重要な構成部分を形成しています。 人は社会的従属と自然の束縛、古い思想と文化の束縛から解放されなければ、自主性を完全に実現することができません。 自主性のための闘争は、社会改造、自然改造、人間改造のすべての領域で全面的に行われなければなりません。

人民大衆の自主性のための闘争で先ず出てくる問題は、社会政治的に自主性を実現することです。

人は社会的存在である以上、まず社会政治的に自主性が保障されなければなりません。

社会政治的に自主性を実現することは、人が自然の束縛から脱却すること、思想文化的発展を遂げることの鍵となります。 人民大衆が社会政治的に従属している条件では、生産力を発展させてもその恩恵を十分に享受することができず、反動思想と文化の束縛からも逃れることができません。

社会が敵対階級に分裂して以来、人類社会が歩んできた戦史は、何よりも人民大衆の社会政治的自主性を実現するための社会革命の歴史です。 社会革命を通じて

人民大衆の運命が開拓され、社会が発展してきました。

歴史上、自主性のための被搾取労働大衆の最初の進出と言える奴隷暴動と、そして中世農民の反封建闘争によって奴隷制や封建制度が崩壊したのは、労働人民大衆の自主性のための闘争の前進でした。 しかし、それらは人民大衆を縛っていた奴隷の鉄鎖を封建の鎖に、再び資本のヨークに変えただけで、階級的支配と圧迫そのものをなくすことはできませんでした。 人類社会史において、資本主義は自主性に対する人民大衆の志向と要求を踏みにじる最後の搾取制度であり、階級的支配と民族的圧迫を結合させた横暴な抑圧制度です。

3) 社会歴史的運動は人民大衆の創造的運動である。

社会歴史的運動は、自然と社会を改造し、変革する人民大衆の創造的運動です。

自主的な生活のための人民大衆の活動は創造的性格を帯びます。 人は自己の生活上の要求を創造的活動を通じて実現していくのです。

人の創造的活動の対象は自然と社会です。 人はまさに自分を取り巻く自然と自分が生きている社会を改造する活動を通じて、新しい物質的、文化的財産を作り、新しい制度、新しい生活を創造します。

自然や社会を改造し、変革する創造者は人民大衆です。 人民大衆は古いものを取り除き、新しいものを創造することを要求し、自然や社会を改造する創造的能力を持っています。

人類の歴史は人民大衆の創造の歴史です。

人類歴史が始まって以来、人民大衆は創造的な労働で自然を征服し、自己の生存と発展に必要な財を作り、古いものを変革する創造的な活動で社会進歩を達成してきました。 人民大衆の絶え間ない創造的な活動によって、社会は発展してきました。

自然を征服し、社会的進歩を達成するための人民大衆の創造的活動は闘争を伴います。 創造の過程はすなわち闘争の過程であり、闘争を抜きにして新しいものの創造を考えることはできません。 特に古い社会制度を新しい社会制度に変え、人民大衆の社会的解放を実現していく過程は激しい階級闘争の過程です。 革命は闘争で始まり、闘争で終わります。 古い制度、古い生活を保存しようとする勢力は、自らその座を譲りません。 古い勢力を排除するための闘争を通じてのみ、新しい制度、新しい生活を創造することができます。 結局、人類が戦史を通じて成し遂げたすべての進歩と変革は、人民大衆の創造的闘争の成果なのです。

人民大衆の創造的闘争の過程は、自分自身をより強い存在に育てる過程です。

人民大衆は自然を改造し、社会を発展させながら、同時に自己の創造的能力を高めてきました。 社会生産力の発展の歴史は、自然を征服する人々の創造的力が成長してきた歴史であり、社会革命の歴史は、社会を変革する人民大衆の革命的能力が強化されてきた歴史です。

人民大衆の創造的能力が成長するにつれて、社会歴史的運動はさらに発展していきます。

労働者階級によって組織展開される共産主義運動は、人類史上最も高い形態の創造的運動です。 共産主義運動は、歴史にすでにあったすべての階級社会と根本的に異なる人類の最高理想社会、人民大衆の自主性と創造性が全面的に実現される社会を建設する運動です。 人民大衆の創造力も労働者階級の革命運動で最も高く発揮されます。 敵対的な階級社会の全期間、支配階級によって創造的活動を抑制されてきた労働人民大衆は、労働者階級の革命運動、共産主義運動によって初めて、世界を自分の意思と要求に合わせて改造し、自己の運命を自主的に開拓していく歴史の真の創造者になります。

人民大衆の創造的活動である革命運動は、自然と社会を改造する闘争において、常に創造的立場を堅持することを要求します。

創造的立場を守ることは革命運動を勝利に導くための必須条件です。

創造的立場にしっかり立ってこそ、人民大衆は革命と建設の主人としての地位を正しく守り、主人としての役割を果たすことができます。

創造的立場は、自然と社会の改造者、自己運命の開拓者として人民大衆が当然に堅持すべき立場です。 創造的立場を堅持しなければ、自然や社会を自分の意思と要求に合うように改造することはできず、自分の運命を自分で握り、開拓していくことはできません。

創造的立場を守ることは、あらゆることを革命の要求と人民大衆の利益に即して、自らの力で解決していくための確固たる担保です。

首領様が教えられたように、創造的立場は革命と建設で依拠すべき根本的な方法です。

革命運動は人民大衆の創造的知恵と力に強く依拠し、それを高く発揚させることを要求します。 人民大衆は革命の主人であり、基本動力であり、無限の創造的知恵と力の所有者です。 人民大衆の創造的知恵と力に頼ってこそ、客観世界を正しく認識し、あらゆることを実情に即して解決することができ、自然と社会を成果的に改造していくことができます。 創造的立場は、人民大衆の創造力を積極的に発揚し、革命と建設を主体的に推し進め、前進途上の困難を大衆的闘争で克服し、絶えず革新し、絶えず前進する方法です。

革命運動は常に多様で絶えず変化する具体的現実の中で行われます。

革命運動はあらゆる図式と教条を排斥し、他人のものを機械的に模倣する古い観点を反対します。 図式的な観点と教条的な考え方を持つと、創発性が阻害され、絶えず変化する多様な現実を正しく認識することができず、革命と建設の科学的な方法を見出すことができません。 具体的な現実にしっかりと足をつけ、すべてを創造的に扱う立場を守らなければ、自然と社会を改造する正しい方法を見つけ出し、それを巧みに具現化していくことができません。

創造的立場とは、教条的な態度を捨て、独自の思考で現実を生き生きと具体的に把握し、あらゆることをそれに合わせて解決していく方法です。

創造的立脚点は、人民大衆が歴史の主人として登場し、革命運動が深化発展した私たちの時代の要求を最も立派に実現できるようにする革命的方法です。 私たちの時代は革命と建設における人民大衆の役割を最大限に高め、あらゆる問題を創造的に解決することを要求しています。

創造的立場は、今日の時代発展、革命発展の新しい要求に即して革命の戦略と闘争方針を科学的に規定し、人民大衆の創造力を絶えず高く発揮させることによって、革命の勝利を確実に保障します。

4) 革命闘争で決定的な役割を果たすのは人民大衆の自主的な思想意識である。

革命は人民大衆の意識的な闘争によって推進され、勝利します。

首領様は、革命闘争において人民大衆の自主的な思想意識が決定的な役割を果たすという原則を新たに明らかにされました。

思想意識は人々のすべての行動を規制し、調節統制します。

もともと意識性は、人を世界で最も優越的で力強い存在にする最も高度な属性です。 意識は人の肉体的な器官の中でも最も発達した器官である脳髄の高度な機能です。

脳髄は人の生命活動で中枢の役割を果たし、脳髄の機能である意識は人のすべての行動を指揮します。

思想意識は人々の要求と利害関係を反映することで、彼らの活動において最も積極的な作用をします。 思想意識の規制と調節を離れて、人々の自主的で創造的な活動について考えることはできません。

人が自主的で創造的な存在になるためには、自主的な思想意識を持たなければなりません。 自主的な思想意識は自己運命の主人としての自覚であり、自己運命を自ら開拓していこうとする意志です。 人は自主的な思想意識を持たなければ、自然を征服するための意識的な活動ができ、自主性を侵害し、蹂躙する圧制者たちに反対する積極的な闘争を繰り広げることができます。 世界を科学的に認識し、積極的に改造していく人々の活動は、他ならぬ彼らの意識性の発現であり、自然と社会を変革する闘争で遊ぶ人々の役割は、結局、彼らの思想意識の役割なのです。

自主的な思想意識は人民大衆の自主性のための革命運動で決定的な役割を果たします。

すべての革命運動は意識的な運動です。 革命運動は人々を先進思想で覚醒させることから始まり、先進思想で武装した人民大衆の力によって勝利することになります。

思想の意識は革命と建設で遊ぶ人々の役割を規制する決定的な要因です。

思想意識は革命運動に参加する人々の行動の階級的性格を規制します。

階級社会において超階級的な思想などあり得ず、人々の思想意識の基本は階級意識です。 階級闘争に対する人々の態度や立場は、階級意識によって規制されます。

もちろん、人々の活動は社会階級的地位に基礎を置き、それによって制約されますが、社会階級的地位はあくまで思想意識を経て人々の行動に影響を与えます。

階級社会において人々がどの階級の利害を擁護して闘争するかは、彼がどの階級の思想を持つかによって決定されるのです。 先進階級の思想、自主的な

思想意識を持つときだけ、正しい階級的蓄積場を持つことができ、革命勝利のために闘うことができます。

革命運動で発揮する人々の意志と闘争力も思想意識によって規制されます。

人々がいかに強い意志と力を発揮するかというのは思想の問題です。 自主的な思想意識で固く武装した人だけが革命闘争で堅実な立場と態度をとることができ、強固な意志を持って革命に積極的に参加し、あらゆる困難と試練を乗り越えて最後まで闘うことができます。

大衆の革命的能力は無限大ですが、思想的に覚醒していないときにはそれが高く発揮されることはできません。 思想的に覚醒していない群衆は、搾取と圧力を受けても革命闘争に立ち上がることができず、自然と社会を自己の要求に合わせて成果的に改造していくことができません。

階級的利害関係を自覚した大衆だけが自分の革命的能力を最大限に発揮することができ、革命の勝利を保証することができます。

思想意識の役割は、革命運動の発展とともに絶えず高まることになります。

革命運動の最も高い段階である共産主義運動は、その本質から人々の高い意識性を要求します。 社会主義、共産主義社会は人民大衆によって目的意識的に創造される社会です。

労働者階級が政権を握り、社会主義制度を立てた後、社会主義・共産主義建設過程で思想意識の役割は比類なく高くなります。 資本主義は飢餓と棍棒の規律に依拠しますが、社会主義、共産主義は人々の高い自覚性に依拠します。 もちろん、過渡的社会である社会主義の条件では統制が必要です。 しかし社会主義、共産主義建設が進む過程で古い社会の遺物が清算されればされるほど、人々の自覚性の意義はますます大きくなります。 社会主義、共産主義は、人々の思想意識の役割を全面的に高めることができるあらゆる条件を保障します。 社会主義社会では、労働者階級の先進思想が全社会を支配します。 資本主義は人間の思考と行動まで黄金の付属物にしますが、社会主義・共産主義は人民大衆を社会の真の主人にして、それによって大衆の革命的熱意と創造的積極性を高く発揚させることができます。

社会主義、共産主義のための革命闘争において思想意識が果たす非常に大きな役割は、労働者階級の革命思想自体の特性とも関係しています。

社会発展において思想の意識が果たす役割は、その階級的性格と内容に依存します。 搾取階級の反動思想は社会発展を妨害し、進歩的階級の先進思想は社会発展を推動します。 最も自主的な階級である労働者階級の革命思想は、歴史上のどの先進思想にも負けないほど大きな革命的作用をします。 労働者階級の革命思想は、社会の発展法則と人民大衆の志向を科学的に反映したものであり、社会発展において大きな物質的力に転化されます。

労働者階級の思想は現実を認識し、変革し、未来を創造する武器です。 歴史の前進運動を妨害しながら腐敗した古い制度を擁護する搾取階級の反動思想とは異なり

労働者階級の革命思想は歴史の前進運動を推動し、導く使命を遂行します。

革命運動は意識的な運動であるだけに、革命闘争と建設事業では常に人民の思想を基本に据えなければなりません。 人民の思想を基本に据えることは、革命と建設で堅持すべき重要な原則です。

革命と建設で人民思想を基本に据えるということは、思想的要因に決定的な意義を与え、思想意識の役割を高めてすべてを解決していくということです。

思想的要因に決定的意義を与えることは、革命運動発展の合法原則的要求です。

革命運動では物質的要因も大きな役割を果たします。 しかし、物質的条件が整ったからといって、革命が勝手に起こるわけではありません。 物質的条件をどう利用するかは、人々の意識的な活動にかかっています。 物質的条件そのものが、人々がどのように活動するかによって、早く整うこともあれば、整わないこともあります。 革命は革命家と人民大衆の積極的な闘争によってのみ前進させることができます。 革命闘争とは本来、すべての条件が整った後に行われるものではなく、有利な環境の中だけで行われるものでもありません。

すべての条件が成熟するのをじっと待っているのは、革命をしないのと同じです。

したがって、革命闘争と建設事業では思想的要因に先行的な意義を与えなければならず、それに基づいてすべての条件を積極的に成熟させていかなければなりません。

人々の思想意識を高めてすべてを解決していくのは共産主義者の本性的方法です。

人民の自由と幸福のために闘う共産主義者たちは、人々を思想的に覚醒させ、意識化し、彼らが自ら闘争に立ち上がるようにすることで、革命に勝利し、自らの崇高な使命を遂行します。 共産主義者たちには、全人民を覚醒させ、発動させることができる強力な思想的武器があります。 資本家階級も自己の思想を広めようとしますが、資本主義思想は人民大衆の利益と根本的に対置されるため、大衆の思想になることはできません。 労働者人民の利益を擁護する労働者階級の思想だけが全人民に受け入れられ、全社会を唯一支配することができます。

人民を政治思想的に覚醒させ、すべてを解決していくことは、革命と建設の勝利のための確固たる担保です。 人民大衆の高い革命的自覚に依拠するとき、革命闘争と建設事業を力強く推し進めることができ、不利な条件を克服し、革命の勝利を早めることができます。

4. 主体思想の指導原則

主体思想の指導原則は、党と国家活動、革命と建設のあらゆる分野で主体性を確立するための指針です。 ここには自主的立脚場と創造的立脚場を堅持し、思想意識の役割を高め、革命と建設を成果的に遂行するための根本原則が示されています。

革命と建設で主体思想を具現化するには、必ず主体思想の指導的原則を徹底的に守らなければなりません。

1) 自主性を堅持しなければならない。

主體思想の要求通りに革命と建設をするためには、党と国家活動において自主性を堅持し、具現していかなければなりません。

首領様は自主権を具現化するための原則として、主體思想で主体、政治で自主、経済で自立、国防で自衛の原則を提起されました。 主体、自主、自立、自衛の原則は、思想、政治、経済、国防分野で自主性を具現化するための指導的原則です。

(1)思想における主体

思想において主体を立てることは、自主性のための人民大衆の革命闘争で出てくる第一次的な要求です。 革命と建設は人々の意識的な活動である以上、思想で主体を立てなければ、政治、経済、国防などあらゆる分野で主体を立てることができません。

思想において主体を立てるということは、革命と建設の主人という自覚を持ち、自分の国の革命を中心に置き、すべてのことを考え、実践し、すべての問題を自分の知恵と力で解決していく視点と態度を持つことです。

各国の党と人民は自国の革命の主人であり、自国の革命をよくすることはその国の党と人民の基本任務です。 世界革命もすべての国々で革命をうまく行い、その基礎の上で互いに支持し、協力し合ってこそうまくいくことができます。 したがって、各国の党と人民は思想的に主体をしっかりと立て、自国の革命と建設を主人的立場で責任を持って遂行しなければなりません。

思想において主体を立てるためには、労働者階級の革命思想と自己の党の路線と政策で武装しなければなりません。

労働者階級は自主的な階級であり、労働者階級の革命思想は自主的な思想です。 労働者階級の革命思想で武装しなければ、革命の主人という自覚を持ち、どんな困難で複雑な条件でも革命と建設を成果的に遂行することができます。

各国で革命と建設の指針は、労働者階級の革命思想を具現化したその国の革命適党の路線と政策です。 自己の党の路線と政策で武装し、それを思考と実践の基準にしてこそ、自己の人民の要求と自己の国の実情に即して革命と建設を行うことができ、革命の主人としての責任を果たすことができます。

私たちが思想において主体を立てるということは、主體思想とその具現である党の路線と政策で武装し、党の唯一の思想体系を立てることを意味します。 全党と全社会に唯一思想体系が充満してこそ、思想で主体が確固たる地位に立つと言えます。

思想において主体を立てるためには、自国のものをよく知っていなければなりません。

自国のことをよく知ってこそ、革命と建設で出るすべての問題を自主的に、自国の実情に即して解決することができ、革命と建設を自民民の志向と要求に即して進めることができます。 また、そうすれば、祖国と人民を熱烈に愛し、愛国的献身性と革命的情熱を高く発揮することができます。

朝鮮人は朝鮮の歴史と地理、経済と文化、朝鮮人民の風習をよく知らなければならず、特にわが党の政策とわが党の革命史、革命伝統をよく知らなければなりません。 そうすれば、主体は真の朝鮮の愛国者、朝鮮の共産主義者になることができます。

思想において主体を立てるためには、高い民族的自尊心と革命的自負心を持たなければなりません。

自民族が他民族に劣らないという民族的自尊心、革命する人民としての誇りとプライドがなければ、正気をもって自主的に生きることができず、民族的独立と尊厳を守ることができず、苦しい革命闘争で勝利することができません。 民族的自尊心と革命的プライドが強い民族は不敗ですが、そうでない民族は無力です。 長い間、他国の圧力を受けてきた小さな国の人民ほど、高い民族的自尊心と革命的誇りを持つことがより必要です。 過去の帝国主義の植民地同化策動と民族文化抹殺政策によって民族虚無主義と属国主義が根強く残っている小国では、民族的自尊心と革命的誇りを高めるための闘争を特に強化しなければなりません。

私たちは、全人民が賢明で勇敢な朝鮮民族としての自尊心、特に偉大な領袖を慕って革命する人民としての誇りとプライドを深く抱くようにしなければなりません。

思想の主体を立てるためには、民族文化を発展させ、大衆の文化技術水準を高めなければなりません。

民族的形式に革命的、社会主義的な内容を持つ文化、自民族の感情に合致し、労働者階級に適する主体的な文化を建設することで、人々の思想精神生活を健全にし、思想で主体をよりよく立てることができます。 社会主義民族文化を健全に発展させるためには、帝国主義の文化的侵入を徹底的に阻止する一方、民族文化遺産に対する復古主義的傾向と虚無主義的傾向を排斥し、その優れた伝統を正しく継承発展させ、他の国の文化の中でも自国民の感情に合った進歩的なものは批判的に受け入れなければなりません。

また、科学技術を積極的に発展させ、大衆の文化技術水準を高めなければ、労働者を自然や社会の真の主人にすることができず、科学技術において他人を見下し、他人に依存しようとする思想を根絶し、主体性を徹底的に確立することができます。

思想において主体を立てるためには、事大主義をはじめとするあらゆる古い思想を反対しなければなりません。

思想から主体を立てることは、それ自体が人々を古い思想の束縛から解放する思想解放であり、新しい主体の世界観を立てるための思想革命です。 思想で主体を立てるには、それに対立するあらゆる古い思想を排斥しなければならず、特に事大主義を徹底的に根絶しなければなりません。

事大主義は、大国、先進国に仕えて崇拝する奴隷的屈従思想であり、自国、自民族を自ら低く見て軽蔑する民族虚無主義思想です。 大国主義に染まれば、他を崇拝し、他を追従することから、他が修正主義をすれば自分も修正主義をし、他が教条主義をすれば自分も教条主義をするようになります。

金日成主席が教示されたように、人が事大主義をすればバカになり、民族が事大主義をすれば国が滅び、党が事大主義をすれば革命と建設を台無しにします。

特に、今日最も有害で危険なのは、アメリカに対する事大主義です。 共米崇米思想として現れている米帝に対する事大主義は、人民たちの革命闘争に多大な弊害を及ぼしています。 対米属国主義思想の害毒性は、今日、南朝鮮で集中的に現れています。 米帝侵略者たちとその手先たちが腐敗させた米帝に対する事大主義思想は、南朝鮮で人々の民族的、階級的自覚を麻痺させ、わが民族の貴重な文化遺産と美風良俗を踏みにじる最も有害な思想的毒素となっています。 南朝鮮人民の中で共米崇米思想に反対し、民族自主主義意識を高めるための闘争を強化しなければ、南朝鮮革命の勝利も、祖国の自主的統一も達成することはできません。

事大主義に反対し主体を立てる闘争は、革命の運命を左右する重大な問題です。

私たちは、事大主義に反対し、思想において主体を立てる闘争を強化し続けることによって、朝鮮革命の終局的勝利を確固たるものにするでしょう。

(2)政治における自主性

政治は社会生活において決定的な意義を持つ分野です。 政治における自主性を抜きにして、いかなる自主性についても語ることはできません。 思想における主体性も何よりも政治における自主性で表現され、経済における自立、国防における自衛も政治における自主性によって保障されます。

政治における自主性を堅持するということは、自己の人民の民族的独立と自主権を堅持し、自己の人民の利権を擁護し、自己の人民の力に依拠した政治を行うことを意味します。

首領様の教えどおり、政治的自主性は自主独立国家の第一の標識であり、第一の生命です。 どの民族も政治的自主性を堅持しなければ、独立と自由を保障し、幸福と繁栄を実現することができません。 革命闘争は何よりも政治的自主性のための闘争です。 革命と建設のすべての問題が直接政治に依存しているだけに、革命偉業の運命は結局、政治的自主性によって左右されると言えます。

政治における自主性を保障するためには、人民の政権を樹立しなければなりません。

人々の自主的権利は国家主権で集中的に表現されます。 したがって、労働者階級と人民大衆が自主性を完全に実現するには、何よりもまず政権の主人にならなければなりません。

労働者階級と人民大衆は自分の手に主権を握り、国家と社会の真の主人になってこそ、政治的自主性を実現し、自主的で創造的な生活を享受することができます。

政治における自主性を保障するためには、主体的な政治力量を構築しなければなりません。

政治力量は革命力量から基本を成しています。 主体的な政治力量を強固にし、それに依拠してこそ、自主権を獲得し、堅持することができ、自主的な政治を保障することができます。

主体的な政治力量を強固にするためには、革命の指導力量である党を強化し、労働者階級を核心とする労農同盟を基盤とした全人民の統一団結を実現しなければなりません。 ここで何よりも重要なことは、全人民を党と領袖の包囲にしっかりと結びつけることです。 党と人民は一つの政治力量でしっかりと統一団結されたとき、無限の力を発揮することができ、革命と建設で勝利することができます。

政治において自主性を保障するためには、自己の指導思想を持ち、自己の決意に基づき、路線と政策を独自に決定し、貫徹しなければなりません。

政治の基本は政策を規定し、執行することです。 すべての路線と政策を自主的に規定し、執行してこそ、自主的な政治と言えます。 政治で他人の圧力と干渉を受け入れたり、他人の指揮棒に従って動けば、原則性と一貫性を保つことができず、結局、革命と建設を台無しにすることになります。

私たちの党は、主体思想を唯一の指導思想とし、領袖の賢明な領導の下、すべての路線と政策をわが民族の利益とわが国の現実に即して自主的に規定し、執行してきたからこそ、革命と建設で常に輝かしい勝利を収めることができました。

政治における自主性を保障するためには、対外関係において完全な自主権と平等権を行使しなければなりません。

党と国家の自主性は結局、対外関係で表現されます。 対外的に完全な自主権と平等権を行使することは、政治的自主性を保障する上で根本的な問題です。

自主権はすべての党、すべての国と民族の神聖な権利です。 世界には大きな党と小さな党、大きな国と小さな国、経済的に発展した民族と遅れている民族はありますが、すべての党、すべての国と民族は平等であり、自主的です。

どの党、どの国、どの民族も平等で自主的です。 誰も他人の自主権を侵害してはならず、また自分の自主権を侵害されてはなりません。

自主性は国際主義と矛盾しないだけでなく、それを強化するための基礎となります。 自国の革命を離れて世界革命について考えることができないように、自主性を離れた国際主義はあり得ません。 国際主義的団結は本来、自発的で平等なものでなければなりません。

自主性に基礎してこそ、国際主義的団結は自発的で平等なものとなり、真実で確固たるものとなることができます。

わが党は、帝国主義に反対し、植民地民族解放運動と国際労働運動を支持し、社会主義と共産主義に進み続け、内政不干渉、相互尊重、平等と互恵の原則を守る基礎の上で、社会主義諸国と国際共産主義運動の団結を強化する方針を堅持しています。 また、わが国は領土完全と主権の尊重、不可侵、内政不干渉、平等と互恵の原則に基づき、第三世界の国々、新興勢力国と団結し、私たちに友好的に接するすべての国々と協力する方針を堅持しています。

私たちは今後も対外関係において自主権と平等権を堅持し、自主性と国際主義を結合させる原則を堅持します。

(3)経済からの自立

経済は社会生活の物質的基礎です。 経済的に自立してこそ、国の独立を確固たるものとし、自主的に生きていくことができ、思想における主体、政治における自主、国防における自衛を確固たるものとし、人民に豊かな物質文化生活を保障することができます。

経済で自立の原則を貫徹するには、自立的民族経済を建設しなければなりません。

自立的民族経済を建設するということは、他人に従属することなく自主的に歩む経済、自国民のために奉仕し、自国の資源と自国民の力に依拠して発展する経済を建設することを意味します。

このような経済を建設することによって、国の自然資源を合理的、総合的に利用し、生産力を迅速に発展させ、人民生活を絶えず向上させ、社会主義の物質的、技術的基礎を強固に築き、国の政治的、経済的、軍事的威力を強化することができます。 また、国際関係において政治、経済的に完全な自主権と平等権を行使することができ、世界の反帝国主義力量と社会主義力量を強化することに貢献することができます。 特に、かつて帝国主義の支配と略奪によって経済技術的に後退した国々で自立的民族経済を建設することは死活的な問題となっています。 これらの国々では、自立的民族経済を建設しなければ、帝国主義者たちの新植民地主義政策を打ち破り、彼らの支配と搾取から完全に脱却し、民族的不平等を清算し、社会主義の道に力強く前進することができます。

自立的民族経済を建設するためには、経済建設において自力更生의原則を堅持しなければなりません。

自力更生は、自分の力で革命を最後までやり遂げようとする共産主義者の革命精神であり、闘争原則です。 革命と建設の他のすべての事業と同じように、経済建設でも自己の力を信じてそれに依拠しなければなりません。 自己の力を信じて悪戦苦闘する人民はどんな困難な仕事も成し遂げることができますが、自己の力を信じずに他人事ばかり見ている人民は何もうまくできません。 自力更生의原則で、自民の力と自国の資源を動員し、自国の資金と技術に依拠しなければ、経済を主体的に、高い速度で発展させることができ、あらゆる困難を乗り越え、国の隆盛と繁栄を成し遂げることができます。

自立的民族経済を建設するためには、経済を多面的、総合的に発展させる必要があります。

社会主義自立経済は、金儲けを目的とする資本主義経済とは異なり、あくまでも国と人民の需要を満たすことを目的としています。 したがって、自立経済は、国を強くし、人民生活を向上させるために必要な重工業と軽工業製品と農業生産物を自力で生産保障できるように、多面的、総合的に発展させなければなりません。 このような経済を建設することによって、経済を強固な土台の上で安全かつ迅速に発展させることができます。

我が国の実践的経験が示すように、多面的、総合的に発展した自立経済を建設するには、重工業を優先的に発展させながら、軽工業と農業を同時に発展させる路線を堅持しなければなりません。

機械製作工業を核心とする重工業は自立的民族経済の柱であり、このような重工業がなければ、経済技術的に自立することができず、軽工業と農業を含む人民経済全般を現代的な技術に基づいて早く発展させることができます。 そして、重工業と一緒に軽工業と農業を同時に発展させなければ、人民生活を体系的に向上させることができず、重工業自体の発展も加速させることができません。 特に、農業をよくして食べる問題を自力で解決することは、人民に安定した生活を保障し、自主的に生きていく上で非常に重要な意義があります。

自立的民族経済を建設するためには、経済を現代的な技術で装備し、民族技術人材を大々的に育成しなければなりません。

技術的自立は経済的自立の必須要件です。 自国の発展した技術がなければ、国の自然資源を効果的に開発利用することができず、人民経済を多面的に発展させることができません。 また、技術を発展させなければ、労働大衆を重労働から解放し、肉体労働と精神労働の差を縮めることができず、経済建設と国防建設で出てくる複雑で困難な問題を自力で解決することができません。 人民経済の技術的後進性を清算し、それを現代的な技術で装備することは一つの革命です。 あらゆる部門であらゆる可能性を総動員して技術革命を絶え間なく推し進めてこそ、技術を早く発展させることができ、短期間で国の経済技術的自立を達成することができます。

民族技術人材問題を解決することは、経済技術的自立のための重要な条件です。

民族技術人材問題を解決しなければ、自力で経済と技術を発展させていくことができません。

かつて帝国主義の隷属下で現代科学技術文明から遠く遅れていた国々において、民族技術間部門問題を解決することは、新しい社会建設において特に重要な課題となっています。

したがって、技術革命を行い、経済技術的に自立するためには、必ず文化革命に力を入れ、労働大衆の文化技術水準を高め、民族技術人材の大台を築かなければなりません。 私たちは、主席が提起された全社会をインテリ化する方針を堅実に貫徹し、労働大衆の文化技術水準と技術幹部の質的水準をさらに高め、新しい技術人材をより多く、より良く育てなければなりません。

自立的民族経済を建設するためには、自前の原料、燃料基地を強固に構築しなければなりません。

原料と燃料を他人に頼ることは、経済の命綱を他人に託すことと同じです。

経済的に自立し、経済を安全かつ展望的に発展させるためには、必ず自国の原料、燃料基地に頼らなければならず、原料、燃料の需要を基本的に自力で満たさなければなりません。 そのためには、自国の自然資源を最大限に動員し、合理的に利用するとともに、工業を最初から自国の原料、燃料に頼る主体的な工業に発展させなければなりません。

自力更生の原則で自立的民族経済を建設することは、決して門戸を閉ざして経済を建設することを意味するものではありません。 自力経済は他国による経済的支配と従属に反対するものであって、国際的な経済協力を否定するものではありません。 特に社会主義諸国、新興勢力諸国が互いに経済技術的に緊密に協力することは、これらの国々の経済的自立を保障し、経済力を強化する上で重要な役割を果たします。

今日、新興勢力国の人民は、アメリカをはじめとする帝国主義者たちの侵略と略奪政策に反対し、国の自主権と自然富源を守り、少数資本主義列強が世界の大多数の国と人民を勝手に搾取し略奪する古い経済秩序を終わらせ、公正な新しい世界経済秩序を築くために闘争しています。 新興勢力諸国は無尽蔵の人的資源と自然資源を持っており、巨大な経済的潜在力を持っています。 また、互いに交流できる良い経験と技術も少なからず持っています。 新興勢力国と人民が経済技術的協力を強化し、団結した力で闘争を力強く展開すれば、帝国主義者の侵略と略奪政策を打ち破り、民族の尊厳と生存権を守り、大国に依存することなく、短期間で経済的自立と繁栄を達成することができます。

社会主義自立的民族経済建設において今日私たちの前に提起された重要な課題は、人民経済の主体化、現代化、科学化を急ぐことです。

主席が明らかにしたように、人民経済の主体化、現代化、科学化は、社会主義・共産主義経済建設において一貫して堅持すべき戦略路線です。 私たちは自立的民族経済建設路線を引き続き堅持し、人民経済の主体化、現代化、科学化を力強く推し進めることにより、民族経済の主体化、現代化、科学化を

力強く推し進めることによって、民族経済の自立性と主体性をさらに強化し、人民経済の技術装備を絶えず現代化し、すべての生産及び経営活動を徹底的に科学化していかなければなりません。

(4)国防における自衛

国防において自衛を実現することは、自主独立国家建設の基本原則です。 帝国主義が残っている条件において、内外の外敵から自国を守ることができる自衛的武装力を持たない国は、事実上、完全な自主独立国家とは言えません。

帝国主義は戦争の恒常的根源であり、今日の侵略と戦争の主たる勢力は米帝国主義です。

首領様が教示されたように、私たちは戦争を望まないが、戦争を恐れず、帝国主義者たちの前で平和を乞うこともありません。 民族的独立と平和を堅持し、革命偉業の勝利を成し遂げるための最も正しい道は、帝国主義者たちの侵略戦争に解放戦争で立ち向かい、反動勢力の反革命的暴力に革命的暴力で立ち向かい、帝国主義者たちの侵略と戦争策動に常に準備して対処していくことです。

そのためには、国防において自衛の原則を貫徹しなければなりません。

国防における自衛は、国の政治的独立と経済的自立の軍事的担保です。 国防において自衛の原則を貫徹しなければ、帝国主義の侵略と干渉を打ち破り、国の政治的独立と経済的自立を堅持することができ、革命の戦利品と人民の安全を守ることができます。

国防で自衛の原則を貫徹するということは、自分の力で自分の国を守ることを意味します。 もちろん、国防でも兄弟国や友人の助けを得ることはできますが、自分の国を守ることを他人に頼ることはできません。 基本はあくまでも自力の力であり、自力の準備が整ってこそ、外部の援助を受けることができるのです。 したがって、国を防衛する上で、何よりも自国民の力と自国の防衛力に頼らなければなりません。

国防事業も人民のための事業であり、人民自身の事業です。 革命的赤軍の領導の下、全人民が一つに固く結束して民族解放闘争と祖国防衛に奮闘すれば、どんな帝国主義侵略者をも打ち破り、祖国の独立と革命の戦利品を守り抜くことができます。

国防で自衛の原則を貫徹するためには、自衛的武装力を持たなければなりません。

自衛的武装勢力は勤労人民の子女で組織されなければなりません。 兵士や指揮官を問わず、労働者、農民をはじめとする勤労人民の子女で組織された軍隊だけが軍民一致と上下一致を保障することができ、国の独立と革命の戦利品を守り、人民に奉仕する真の人民的自衛的武装勢力となることができます。

国防で自衛の原則を貫徹するためには、全人民的、全国的自衛体系を構築しなければなりません。

全人民的、全国的自衛防衛体系を築くためには、全軍を幹部化し、現代化しなければなりません。 全軍を幹部化することで軍隊の力を強化するだけでなく、有事の際に必要な指揮力量を保障し、軍隊を何倍にも増やすことができます。 そして、全軍を現代化し、政治思想的優越性と現代技術を結合することで革命軍を本当に無敵の軍隊にすることができます。

全人民的、全国的自衛体系を築くためには、全人民を武装させ、全国を要塞化しなければなりません。 全人民を武装させ、全国を要塞化することによって、全人民の力を発揮し、敵がどこへ攻めて来ても時間内に徹底的に殲滅することができ、帝国主義の侵略から国を確実に守ることができます。

国防で自衛の原則を貫徹するためには、人民武力の政治思想的優越性を高く発揚させなければなりません。

戦争の勝敗を左右する決定的要因は、武器や技術にあるのではなく、自己偉業の正当性を自覚した軍隊と人民大衆の高い政治的熱意と革命的献身性にあります。 人民の自由と解放のために闘う崇高な革命精神、党と領袖に対する果てしない忠誠心、祖国と革命のために青春も命も惜しみなく捧げる武備の犠牲性と大衆的英雄主義、兵士間の革命的同志愛と人民との血縁的連帯、自覚的な軍事規律などは、人民軍、革命の軍隊だけが持つことができる政治思想的優位性です。 革命戦争の歴史が証明しているように、政治思想的にしっかりと準備された革命軍は、たとえ武装が遅れていたとしても、最新の武装を備えた敵と戦うことができます。政治思想的優越性こそ革命武力の本質的優越性であり、その不敗性の源泉です。

したがって、軍隊を政治思想的に強くし、その政治思想水準を絶えず高め、革命的人民武力の政治思想的優越性によって帝国主義侵略軍に打ち勝つようにしなければなりません。

国防で自衛の原則を貫徹するためには、独自の国防工業を建設しなければなりません。

民族国防工業は自衛的武装力の物質的担保であり、特に今日、米帝をはじめとする帝国主義者たちが武器を餌に他国を従属させようと悪辣に策動し、武器商売を通じて他国人民を略奪し、莫大な金儲けをしている条件において

新興独立国家が独自の民族国防工業を創設することは非常に重要な意義を持ちます。

もちろん、小さな国々が必要な武器をすべて自前で生産するのは難しいですが、だからといってすべての武器を他国に頼ることもできません。 自前で解決できるものはあくまで自前で生産を保障するように民族国防工業を建設し、発展させていかなければなりません。

国防で自衛の原則を貫徹するためには、後方を強化しなければなりません。

主席様が教示されたように、現代戦争の勝敗は、戦争遂行に必要な人的・物的資源を長期的に円滑に保障できるかどうかに大きくかかっています。 戦争に対処するためには、軍事戦略上重要な地帯をしっかりと整備し、必要な物資の予備を造成し、有事の際にも生産を継続できるように普段から万全の準備をしなければなりません。

わが党は、経済建設と国防建設を並進させる方針を堅持することによって、戦争に対処するための軍事的準備と物質的準備を立派に整え、前線と後方を共に強固にしました。

私たちは国防で自衛の路線を徹底的に貫徹し続けることによって、私たちの自衛的武装力を不敗の武力としてさらに強化し、敵のいかなる侵略策動を打ち破り、祖国と革命の戦利品を確実に守り抜くでしょう。

2) 創造的方法を具現しなければならない

主體思想の要求通りに革命と建設を遂行するためには、革命の路線と戦略戦術を立て、それを貫徹する上で創造的方法を実行しなければなりません。

創造的方法を具現化し、革命と建設で提起されるすべての問題を人民大衆の創造力に依拠して実情に即して解決することは、革命運動で常に堅固に守らなければならない原則です。

(1) 人民大衆に依拠する方法

革命と建設の成果の成否は、結局、人民大衆の創造力をどのように動員するかにかかっています。

人民大衆は革命と建設を推し進める決定的な力量であるだけに、人民大衆に依拠しなければ、どんな困難な問題も成果的に解決し、革命と建設を力強く推し進めることができません。

人民大衆に依拠して革命と建設を成果的に遂行するためには、人民大衆の要求と志向を反映して正しい路線と政策を立て、それを人民自身のものにしなければなりません。

人民大衆は誰よりも現実をよく知っており、豊富な経験を持っています。 広範な大衆の意思と要求を総合し、一般化してこそ、人民の志向と利益に合った正しい路線と方針を立てることができ、大衆の心をつかみ、彼らを闘争に駆り立てることができます。 人民大衆の意思を正しく反映できなければ、革命と建設の指導で主観主義的誤謬を犯すことになり、そうなれば、大衆の創造力を伸ばすことができません。

人民大衆の意思と指向を反映した路線と方針を立てるだけでなく、それを大衆の中に深く浸透させ、大衆自身のものにしなければなりません。

党のすべての路線と方針は最終的に人民大衆によって貫徹され、実現されます。 人民大衆は、党の政策の正当性とその遂行方法を知るとき、党の政策を死活的なものとして受け入れ、その貫徹のために高い熱意と創発性を発揮して闘争するようになります。 人民大衆に理解されない路線と方針は、生活において大きな力を発揮することはできません。

人民大衆の創造力に依拠して革命と建設を遂行するためには、大衆を一つの政治力量として結束させなければなりません。

大衆の力は団結にあります。 大衆は一つに固く結束されたとき、革命闘争でも建設事業でも、実に驚くべき力を発揮します。

人民大衆を固く結びつけるには、階級路線と群衆路線を正しく結合させなければなりません。

階級的原則を堅固に守りながら、群衆路線を正しく貫徹してこそ、敵対的要素を徹底的に孤立させ、階級的陣地を強固に築くことができ、各界各層の広範な群衆を教養改造して団結させ、革命と建設において彼らの創造力を高く発揮させることができます。 社会主義の下で階級闘争と人民大衆の統一団結を強化する事業を正しく結合させず、左右の偏向を犯せば、大衆の団結を弱め、彼らの革命的熱意と創造力を麻痺させ、革命と建設に大きな損失をもたらします。

革命と建設で人民大衆の創造力を発揚させるためには、革新を妨害するあらゆる古いものに反対して闘争しなければなりません。 特に、消極性と保守主義に反対して積極的に闘争することが重要です。 消極性と保守主義に反対する闘争を強化しなければ、人民大衆の創造力を高く発揚し、革命と建設で絶え間ない革新と高揚を起こすことができません。

革命と建設において群衆的運動を広く展開しなければなりません。

群衆的運動は、労働者大衆の団結と協調を強化し、彼らの無限の力を余すところなく発揮させる創造的な方法であり、大衆的闘争と集団的革新によって社会主義、共産主義建設を加速する革命的方法です。 群衆的運動を妨害する諸要素に反対し、群衆の自覚性と創発性を高く高め、群衆的闘争を組織化し、絶え間なく発展させれば、どんな困難な問題も成果的に解決することができます。

広範な大衆の創造力に依拠して革命と建設を遂行する上で重要な問題は、革命的事業方法を確立することです。 正しい路線と方針があっても、革命的事業方法がなければ、その貫徹で大衆を正しく組織動員することができず、革命と建設を成果的に遂行することはできません。

主席様は早くも抗日革命闘争の時期に、共産主義者の革命的事業方法、主体の事業方法を創始されました。

主体の事業方法は、人民大衆が革命と建設の主人としての立場を守り、主人としての役割を果たすようにする事業方法です。 この事業方法は、常に群衆の中に入り込み、実情を深く理解し、問題解決の正しい方法を立て、上が下を迅速的に助け、すべての事業に政治事業を前面に押し出し、群衆を革命と事業遂行に自覚的に動員し、形式と枠にとらわれず、あらゆる問題を具体的な特性と環境に即して創造的に解決していく革命的で共産主義的な事業方法です。 この事業方法は、常に群衆と生死を共にし、群衆の先頭に立ち、謙虚で、謙虚で、謙虚で、素朴で、寛大な人格を持ち、大衆があらゆる創造的創意工夫を発揮するように導く方法です。

このような主体の事業方法は、お金と鞭で人を動かす方法や行政式、命令式の事業方法とは根本的に対立します。

労働者階級の党は、主権を握る前にも握った後にも、また革命闘争でも建設事業でも、常に革命的事業方法を堅持しなければなりません。 特に、政権を握った後、発展する現実に合わせて事業方法を絶えず改善し、完成しなければなりません。

そうしてこそ、大衆の革命的熱意と創造的極性を十分に発揚させ、社会主義、共産主義建設を力強く推し進めることができます。 また、そうしてこそ、執権党に現れるかもしれない官僚化、行政化の傾向を防ぐことができます。 労働者階級の党が群衆に依拠し、群衆の創造力を発動させる革命的事業方法を堅持することは、革命と建設において原理的意義を持つ重要な問題です。

私たちは、主席が創造された革命的事業方法、偉大な主席様式の事業方法を徹底的に実行し、人民大衆の創造力を高く発揚させることによって、革命と建設をさらに推し進めなければなりません。

(2)実情に合った方法

革命運動は、すべての問題を変化発展する現実と国の具体的条件に即して解決することを要求します。

社会主義、共産主義のための革命闘争は、さまざまな時代的条件と各国の具体的な環境で行われます。 革命と建設において、どの時代、どの国にも当てはまる処方箋はありません。 したがって、常に現実から出発し、すべての問題を実情に即して創造的に解決していかなければなりません。

革命闘争を自国の実情に合わせて正しく進めるためには、自国の革命の主客観的条件をよく計算し、それに合わせて路線と政策、戦略戦術を規定しなければなりません。 自国の革命の主客観的条件を正しく計算できなければ、路線と政策を立てる上で主観主義を犯し、革命と建設に大きな損失をもたらすことになります。

革命闘争では主体的要因、政治思想的要因にもっと大きな意義を持たなければなりません。

主体的力量が準備され、人民大衆の思想意識水準が高いときは、他の条件が不利であっても、革命を主体的に推進することができます。 革命の路線と方途を規定する上では、主体的要因、政治思想的要因を基本に考え、これを強化して革命を積極的に発展させていかなければなりません。

革命闘争と建設事業を自国の実情に即して遂行するためには、既成の理論に正しく対応しなければなりません。

主席が教示されたように、既成理論の命題や公式に接する際には、それがどのような時代的要求を反映し、どのような前提のもとで出されたものであるかを検討し、自国の具体的現実と特性に即して適用しなければなりません。 具体的な革命実践に合わない理論は役に立たないのです。

革命闘争と建設事業を指導する上での出発点は、既成の理論の命題や公式ではなく、生きた現実です。 問題は既成の理論に合うか合わないかにあるのではなく、人民大衆の要求と利益に合うか合わないか、その歴史的時期の主観的条件に合うか合わないかにあります。 人民大衆の要求と利益に合致し、主観的条件に合致すれば、既存の命題や公式にとらわれる必要はありません。

革命闘争を正しく遂行するためには、時代の歴史的条件と自国の具体的実情に即して、革命と建設の新しい原理と方途を積極的に模索しなければなりません。

現実の要求に即して革命の原理と方途を新たに探求することは、私たちの時代に一層切実な意義を持ちます。 革命と建設が比類なく深化発展し、多くの新しい理論実践的問題が提起されている私たちの時代は、今日の現実に合った革命の指導理論と戦略戦術を立て、労働者階級の革命理論を創造的に発展させることを要求している。

私たちの時代の革命実践の要求に即して革命の原理と方途を独創的に天命したわが党の理論活動は、マルクス・レーニン主義の革命原理を堅持し、労働者階級の革命理論を新しい高い段階に発展させた輝かしい模範です。

革命と建設において、他人の経験に批判的、創造的に接することが重要です。

他人の経験はあくまでもその国の社会歴史的条件と民族的特徴を反映したものです。

そこには自国に必要で有益なものもあればそうでないものもあり、自国の実情に合うものもあれば合わないものもあります。 他の国の経験の中で自分に有益なものは受け入れ、そうでないものは受け入れてはいけません。 他人の良い経験を受け入れる場合にも、それを丸呑みするのではなく、自国の実情に合わせて改造し、変形して受け入れるという立場を守らなければなりません。

他人の経験を参考にしなければなりませんが、できる限り自国の経験をうまく生かしていかなければなりません。

他人のものをむやみに真似ようとしたり、他人の良い経験を無闇に学ぼうとしないのはすべて間違いです。 問題はどのような立場で他人の経験に接するかにあります。 私たちが反対するのは、創造性を失い、他人の経験を覆い隠して崇拝し、自分の実情に合わないものまで丸呑みする教条主義的態度です。 このような態度は、自国の革命発展の要求と人民の志向に合った正しい路線と政策を立てることができず、結局、革命と建設をうまく行うことができなくなります。

創造性を具現化し、すべてのことを自国の実情に即して解決していく方法こそ、事大主義、教条主義を排斥し、革命と建設を成果的に遂行するための科学的、革命的な方法です。

3) 思想を基本に据えなければならない。

革命運動において人民大衆の自主的な思想意識が決定的な役割を果たしているように、革命と建設では必ず思想を基本に据え、人民大衆の自覚性と積極性を高めるための思想改造事業、政治事業をすべての事業の先頭に据えなければなりません。

(1)思想改造を先行

思想改造は人々を真の共産主義的な人間に改造する重要な事業です。

主席は、社会のすべての成員を革命化、労働階級化、インテリ化し、彼らを主体型の共産主義的幹に改造することを、全社会を主体思想化するための重要な革命と事業の一つとして提起されました。

社会主義、共産主義を建設するには、生産力を発展させ、社会関係を変革するだけでなく、人々自体を全面的に発展した共産主義的肝に改造しなければなりません。 いくら生産力が高水準に達し、物質的富が豊かになったとしても、社会の主人である人々が共産主義的人間に改造されなければ、共産主義社会を建設したとは言えません。

人々を全面的に発展した共産主義的人間、自主的で創造的な人間にするためには、彼らを共産主義思想と先進的な科学技術知識で武装させ、高い文化水準を持たせなければなりません。

特に、人々を共産主義思想で武装させることに優先的な関心を向けなければなりません。

人間改造は本質的に思想改造です。 人々の価値と品格を決定するのは思想であり、したがって、人を改造する上で何よりも重要なのは思想を改造することです。

思想改造は、人々の物質的生活条件を改変する事業や彼らの文化技術水準を高める事業よりも難しい事業です。 人々の思想意識は社会経済的地位と物質的生活条件によって制約されますが、社会経済的地位と社会生活の物質的条件が変わったからといって勝手に改変されるわけではありません。 古い思想の残滓は非常に保守的で執拗です。 思想改造は複雑で長期的な事業であり、精力的に闘争しなければ成果は得られません。

人々の思想改造は一つの深刻な革命であり、人々の思想意識領域から古い社会の遺物を最終的に取り除き、すべての労働者を先進的な労働者階級の思想、共産主義思想で武装させるための闘争であり、搾取階級が清算された社会主義社会で行われる階級闘争の基本形式を形成しています。 人々を共産主義的に改造するためには、社会主義制度が立った後も、帝国主義者たちの反動的な思想文化的侵入に反対して闘争すると同時に、人々の頭の中に残っている古い思想の残滓を取り除き、彼らを新しい共産主義思想で武装させるための思想革命を引き続き徹底的に遂行しなければなりません。

思想改造の基本は、革命的世界観、革命観を確立することです。

人々を社会主義、共産主義偉業のために献身的に闘う熱烈な共産主義革命家にするためには、彼らの中に革命観を正しく立てなければなりません。 革命にどう接し、革命にどれだけ積極的に参加するかは、結局、革命観がどう立っているかによって決まります。

私たちの党員と労働者が持つべき革命観は主体の革命観です。 主体の革命観とは、人民大衆を中心に置いて革命に接する観点と立場であり、人民大衆のために毅然と戦っていく革命精神です。

主体の革命観の核となるのは、党と首領に対する忠誠心です。 社会主義、共産主義偉業は領袖によって開拓され、党と領袖の領導の下で遂行されます。 革命運動は、党と領袖の領導を支持してこそ勝利することができます。 したがって、革命観を正しく立てるためには、常に党と領袖に対する忠実性を高めることを基本に据えなければなりません。

革命観を正しく立てるためには、革命思想と革命理論でしっかりと武装しなければなりません。 革命思想と革命理論を体得しなければ、革命発展の正当性を正しく認識し、革命の前途を確信を持って見通すことができ、どんな逆境に直面しても動揺や躊躇をせずに最後まで戦い抜くことができます。

革命観を正すには、共産主義革命精神を所有しなければなりません。 共産主義革命精神は、党と領袖のために、労働者階級と人民のためにすべてを捧げる絶え間ない献身性であり、革命の敵対者に対する燃えるような敵意と憎しみであり、どんな逆境の中でも一点の曇りもなく、革命の志を守り、最後まで堅実に戦う強固な革命精神です。 それは前進途上で遭遇する苦難と難関を勇敢に乗り越え、すべてを自らの力で解決していく自力再生の革命精神であり、革命組織を最も大切にし、組織規律を自覚的に守る強い組織性と規律性の精神です。 このような共産主義革命精神を持ってこそ、真の革命家になることができます。

革命思想と理論を信念化し、講義した共産主義革命精神を持つようになったとき、革命観が正しく立っていると言えます。

革命観が正しく立っているかどうかは、革命的実践によって検証されます。 革命的実践は思想改造の強力な手段であると同時に、人々の思想を検証する尺度です。 実践と行動を離れては、人々の思想を評価し、検証することはできません。 共産主義者の革命的実践とは、首領の革命思想、党の路線と政策を貫徹するための闘争です。 首領の革命思想を受け止め、党の路線と政策を貫徹するためにすべてを捧げて闘争する人が、革命観が真っ直ぐな真の共産主義革命家です。

革命観が真っ直ぐな共産主義革命家になるためには、革命的学習を強化しなければなりません。

学習は革命思想と理論、戦略戦術で武装するための基本方途です。 学習をしなければ、革命闘争の真理を体得することができず、高い階級的見識と革命的識見を持つことができません。 革命する人は常に学習を第一の任務とし、生涯にわたって学習を続けなければなりません。 学習は単に理論と知識を得るためのものではありません。 学習を通じて学んだ革命理論と知識は必ず信念化されなければなりません。

革命観が正しい共産主義革命家になるためには、革命的組織生活をしっかりしなければなりません。

組織生活は共産主義運動の本質から出てくる革命的生活様式であり、革命的鍛錬の学校です。 組織生活を離れては、人々が革命家として成長することができず、政治的生命を受け継ぐことができません。 人間は親から肉体的生命を受け取って生まれますが、政治的生命は組織生活を通じて持ち、発揮していくものです。

革命的組織生活は常に強い思想闘争の中で行われなければなりません。 思想教養と一緒に思想闘争を力強く展開してこそ、人々が政治的に覚醒し、鍛錬され、革命家の思想精神的風格を完成していくことができます。 労働者階級の党は、常に革命的な組織生活を行い、思想闘争の炉の中で人々を熱烈な共産主義者に鍛錬しなければなりません。

革命観が正しい共産主義革命家になるためには、革命的実践の中で鍛えなければなりません。

革命家は革命闘争の実践の中で思想的に鍛錬され、革命家の資質と品格を身につけることができます。 階級闘争は最も尖鋭的な革命闘争です。 人々は階級闘争の実践の中で、階級意識を高め、敵を正しく見分けることができるようになり、階級的敵対に対する非妥協的な闘争精神を育みます。 社会主義経済建設のための闘争も重要な革命闘争です。 生産と建設のための実践闘争に積極的に参加することで、社会主義、共産主義偉業の正当性と勝利に対する確信を持ち、真の労働者階級の革命精神、革命的風格を持つことができます。

私たちは、革命的学習と組織生活、革命的実践を通じて、党員と労働者を主体の革命観がしっかりした主体型の共産主義革命家、主席が開拓した主体の革命偉業を最後まで完遂するために身を投じて闘う真の革命闘士に育てなければなりません。

(2) 政治事業の先行

革命と事業を成果的に遂行するためには、人民を教養し、奮起させるための政治事業をすべての事業に先行させなければなりません。

革命と建設は人が行うものであり、革命闘争と社会主義、共産主義建設の成果の可否は、結局、人との事業をいかに行うかにかかっています。 人民との事業は本質的に政治事業であり、人々の思想との事業です。 人民との事業、政治事業を先行させるということは、他のすべての事業に先んじて人民大衆を党の路線と政策で武装させ、彼らの革命的熱意を呼び起こすことによって、大衆自身が高い自覚性と積極性を持って革命闘争と建設事業を成果的に遂行するようにすることです。 本来、革命とは自覚的な闘争です。 革命は誰かに頼まれてやるものでも、何かの報酬を期待してやるものでもなく、あくまでも自分の政治的信念と自覚から出発してやるものです。 したがって、革命闘争では、常に政治事業を先頭に立ち、人々の自覚と積極性を高めることを確固たる原則としなければなりません。

政治事業を先導することは、社会主義制度の本質から流れ出る要求です。 人民大衆を抑圧搾取する資本主義社会とは異なり、人民大衆がすべての主人となっている社会主義社会では、彼らの高い政治的自覚と革命的熱意に依拠することが正当な原則です。 政治事業を先頭に立って革命の主人としての労働者の自覚的熱意を高めなければ、社会主義制度の優越性を発揚させることができず、社会主義建設を力強く推し進めることができません。

政治事業を先行させるということは、行政実務事業や技術経済事業を軽視することを意味するものではありません。

主席が教示されたように、政治事業を前面に押し出しながら、行政実務事業、技術経済事業を正しく結合しなければなりません。 社会主義、共産主義建設は、全社会的規模で計画的に推進される高度に組織化された事業であり、現代科学技術に基づいて行われる複雑な事業です。 緻密な行政組織事業、科学的な技術経済事業は、社会主義、共産主義建設の必須要件です。 しかし、行政組織事業、技術経済事業自体も、政治事業を前面に押し出した条件下でのみうまくいくことができます。 政治事業を捨てて、技術経済的な実務事業だけでは、いかなる革命と事業も成果的に遂行することはできません。

人民大衆を社会主義建設に成果的に組織動員するには、政治的・道徳的刺激を中心にしながら、これに物質的刺激を正しく配合しなければなりません。

社会主義社会の本質的特徴は、その共産主義的性格にあります。 政治道徳的刺激は、社会主義社会の共産主義的性格から提起されるものであり、それを強化するためのものです。 もちろん、社会主義社会は過渡的性格を持っている以上、ここでは労働の質と量による社会主義的分配原則を実施しなければならず、物質的刺激を無視してはなりません。 しかし、政治道徳的刺激を軽視し、物質的刺激を主体とすることは、社会主義制度の根本性格に反するものであり、それは労働者の中に利己主義を助長し、彼らをお金や物質にのみ執着させ、結局、社会主義制度と革命の前兆を腐食させる非常に危険で有害な偏向です。 社会主義下では、あくまでも政治道徳的刺激を中心にしなければなりません。 社会主義制度の本質的優越性は、あらゆるものの主人となった人民大衆が固く団結し、国と人民のために、社会と集団のために自覚的に働くことにあります。 政治道徳的刺激を主としてこそ、人民大衆が国と革命の主人としての立場と態度を正しく持ち、自覚的に熱心に働くことができます。

政治事業は、説教と教養の方法で行うべきです。 政治事業は人々との事業、彼らの思想意識を呼び起こす事業です。 命令し号令する官僚主義的方法では、決して人々の自覚的熱意を呼び起こすことはできません。 説得し啓蒙する説教と教養の方法によってのみ、人々を革命思想で武装させ、彼らの革命的熱意と無限の創造力を余すところなく発揮させることができ、党と大衆との結びつきをより強固にすることができます。

政治事業は様々な形式と方法で斬新に行わなければなりません。 政治事業は、さまざまな条件と環境で行われ、さまざまなレベルと特性を持つ人々を対象とする創造的な事業である以上、一つの処方や枠組みに合わせることはできません。 政治事業は、実情に即してさまざまな形式と方法で、実利的に展開しなければなりません。

政治事業は、大衆自身の事業として展開しなければなりません。 広範な大衆を教養して発動する政治事業は、一部の人々の力だけではできません。 本来、革命する人はみな政治家になるべきであり、みな大衆の教養者、組織者になるべきです。

主席が教示されたように、一人が十人、十人が百人、百人が千人を教養し、動かすことは、多くの人々を政治事業に参加させ、それを大衆自身の事業にするための優れた方法です。

政治事業は革命の実践と密接に結び付かなければなりません。 政治事業の重要な目的は、提起された革命と仕事を成果的に解決することにあります。 政治事業の成果は、必ず革命と建設の実践的成果に現れ、それによって評価されなければなりません。 革命と事業遂行から離れた政治事業、革命と建設に役立たない政治事業は役に立たないものです。

われわれは、革命実践によってその正当性と生活力が確証された政治事業を前面に打ち出す原則を堅持し、社会主義、共産主義をより早く、よりよく建設していかなければなりません。

主体思想について

1.主体思想の創始

進歩的思想は社会歴史発展において重要な役割を果たします。
人民大衆は進歩的思想によって導かれるとき、歴史の力強い創造者になることができます。 もちろん進歩的思想が社会歴史発展において果たす役割がすべて同じというわけではありません。 人民大衆の指向と利害をどのように代弁し、闘争の道をどれだけ正確に照らしてくれるかによって、その役割は互いに異なります。 労働者階級が出現する前にも、社会の先進階級の指向を反映した思想がありました。
しかし、過去時代の思想は、その歴史的及び階級的制限性によって、社会発展における労働の役割も制約されました。
社会発展における労働の役割も制約を受けざるを得ませんでした。 労働者階級の革命思想だけが時代の要求と人民大衆の指向を正確に反映し、人民を革命闘争に呼び起こし、社会史の発展を力強く推し進めました。
労働者階級の革命思想は優れた指導者によって創始されます。
百数十年の共産主義運動史は、労働者階級の領袖たちが革命思想を創始し、発展させてきた歴史であり、それが具現化されて世界を変革してきた歴史であると言えます。 19世紀半ばにマルクスとエンゲルスはマルクス主義を提唱することによって闘争の舞台に登場した労働者階級の歴史的使命と解放の前途を明らかにし、資本に反対する闘争を推進し、国際共産主義運動の源を開きました。
レーニンは、資本主義が帝国主義段階に移行した新しい歴史的条件に合わせてマルクス主義を発展させ、レーニン主義を提唱することによって、労働者階級と人民たちを帝国主義の牙城を打ち砕き、自由と解放を達成するための闘争に促し、資本主義から社会主義に移行するための基礎を築きました。
金日成総書記は、抑圧され、疎まれた人民大衆が自己の運命の主人として登場する新しい時代の要求を深く洞察され、偉大な主体思想を創始され、自主性のための人民大衆の闘争を新しい高い段階に発展させ、人類歴史発展の新時代、主体時代を開拓されました。
労働者階級の革命思想は歴史発展と革命発展の成熟した要求を反映して生まれました。
首領様が革命の道を歩まれた時、搾取と抑圧に反対する労働者階級と人民大衆の闘争では新しい転換が起こっていました。
世界の舞台で初めて勝利した社会主義の影響力が強化され、労働者階級の革命闘争と植民地、半植民地国の人民たちの解放闘争が急激に高揚しました。 帝国主義者たちは人民大衆の革命的進出を阻止し、彼らが経験していた深刻な政治経済的危機から抜け出そうと、人民に対する略奪と暴虐をさらに強化しました。
多くの国々で革命と反革命の間の矛盾と対立が激化し、長い間自主権を奪われた国々で長い間、自主権を侵害されてきた人民大衆が階級的、民族的解放のための闘争に乗り出しました。
革命運動が世界的規模で幅広く多様に発展する新しい時代が到来しました。
新しい歴史的条件において革命を前進させるためには、媒介国の労働者階級と人民が主人的自覚をもってすべての問題を解決する必要があります。
主体的な自覚を持ち、すべての問題を自国の実情に即して解決していかなければなりませんでした。 
わが国では、歴史発展の特殊性と革命の複雑性、簡易性から、この問題が特に重要に提起されました。 朝鮮革命は人民大衆が自主的に、創造的に革命の前途を切り開くことをより切実に要求しました。
主体思想は朝鮮革命のこのような実践的要求に基づいて創始されました。
革命は人民大衆の力を発動して人民大衆の自主的要求を実現する闘争であり、人民大衆が自己を解放する闘争です。
 人民大衆は革命思想で武装し、組織化された政治的力量で団結しなければ革命に勝利することができません。 革命家の任務は、革命の主人である
人民大衆の中に入り、彼らを教養し、組織し、闘争に呼び起こすことにあります。
革命力量も人民大衆の中で育てなければならないし、革命闘争で出てくるすべての問題も人民大衆の知恵と力に依拠して解決していかなければなりません。
ところが、1920年代に我が国で民族解放運動をすると言っていた共産主義者たちと民族主義者たちは、人民大衆の中に入って彼らを教養化し、組織化し、革命闘争に呼び起こすことは考えず、大衆と離れることなく革命闘争に呼び起こすことは考えず、大衆と離れて主導権争いと言葉勉強ばかりしていました。
団結させたのではなく、派閥争いで分裂させました。
首領様は、革命闘争に取り組まれた最初の時期から彼らの誤りを見抜かれ、彼らとは違う道、人民大衆の中に入り、大衆のための道、人民大衆の中に入って大衆に依拠して闘争する真の革命の道を歩まれました。
革命の主人は人民大衆であり、人民大衆の中に入り、彼らを教養し、組織動員しなければ革命で勝利することができるという真理を明らかにされました。 これが主体思想の出発点の一つです。
革命は、主人であるその国の人民が責任を持って自主的に行わなければなりません。
自主性と創造性は、革命運動、共産主義運動の本質的な要求です。
主体時代を開拓した朝鮮革命は、最初から自主的、創造的に行わなければ一歩も前進できませんでした。
朝鮮革命は強大な日帝を対象にして反帝民族解放革命の課題と
反封建民主主義革命の課題を一緒に遂行しなければならない困難で複雑な前人未到の道を開拓していかなければならない苦しい革命でした。
さらに、当時、我が国の反日民族解放運動と共産主義運動の間には、事大主義がひどく現れ、革命の前途を妨害しました。
過去に国を滅ぼした事大主義と派閥争いの悪習を踏襲した民族主義者と見せかけのマルクス主義者たちは、自らの力で革命をするすることは考えず、外勢に頼って独立を成し遂げようと妄想していました。 当時共産主義運動をすると言っていた人たちは、勝手に党派を作り、国際党に承認を受けに行き、植民地半封建社会であった我が国の歴史的条件と具体的現実を無視して、既成理論と他人の経験を機械的に模倣しようとしました。 このように事大主義と教条主義がひどく作用したため、革命の道は開かれませんでした。
首領様は、このような私大主義、教条主義の後果から深刻な教訓を見つけ、革命は誰かの承認や指示によってではなく、自己の信念によって自己が責任を持って行わなければならないし、革命で出てくるすべての問題を自主的に、創造的に解決していかなければならないという真理を明らかにされました。
これが主体思想のもう一つの出発点です。
首領様はこのように革命闘争の実践的経験と教訓に基づいて新しい革命思想、主体思想を出されました。
首領様は一貫して革命実践から出発して思想理論活動を展開され、革命実践が提起する問題に答えを出す過程を通じて、革命思想と革命理論を発展させられました。
革命実践から出発しなければ、既成の理論を自国の革命の利益と実情に即して適用することができず、新しい真理を探求し、新しい思想と理論を創造することができます。
金日成主席は、初期の革命活動時期にマルクス・レーニン主義に精通しておられました。 しかしながらマルクス・レーニン主義を朝鮮革命の実践に適用することにとどまらず、確固たる主体の確立の場において主体の蓄積場で革命理論の新しい境地を開拓され、革命実践が提起した問題を独創的に解決してくださいました。
首領様は、古風な民族主義者たちと行儀式的なマルクス主義者、社交主義者たちと教条主義者たちに反対し、革命の新しい道を開拓する闘争過程で主體思想の真理を発見され、ついに1930年6月、加輪で行われた公聴会及び反帝青年同盟指導幹部の反帝青年同盟指導幹部会議で主體思想の原理を天命し、朝鮮革命の主体的な路線を明らかにしたのです。
これは主體思想の創始と主体の革命路線の誕生を宣言した歴史的出来事でした。
金日成主席はまだ20歳にも達しない若さで、民族改良主義、左右傾機会主義
など、あらゆるめまぐるしい思想が横行する混乱の中で、時代の指向と人民の願い、歴史発展の合法則性を見抜かれ、主体の真理を明らかにされ、私たちの革命の自主的発展の道を開かれました。
主體思想は朝鮮革命の実践を通じて私たちの時代の革命の指導思想として完成されました。
革命の指導思想は、ある一つの時点で一気に完成されることはできません。 革命の指導思想は時代的、歴史的条件に基づき、革命闘争経験を一般化する過程を経て出てくるものです。
長い期間の闘争の中で真理性が検証され、内容が豊かになることで、全面的な思想理論体系が完成されます。
首領様は、様々な段階の革命闘争と政治、経済、文化、軍事などすべての分野の事業を勝利に導く過程で勝利に導いて下さる過程で自ら豊かで高貴な経験を積まれ、これを一般化され、主体思想を絶えず深化発展されました。 首領様が50年間朝鮮革命の前途を先頭に立って歩んでこられた歴史は、偉大な革命実践の中で主体思想を創始され、独創的な思想理論体系として完成された歴史です。
主体思想は、このように人民大衆が歴史の主人として登場した新時代の要求と豊かな革命闘争経験に基づき生まれた思想です。
人民大衆が歴史の主人として登場した新しい時代の要求と豊かな革命闘争経験に基づき、私たちの時代の革命の偉大な指導思想となりました。


2.主体思想の哲学的原理

主體思想は人中心の新しい哲学思想です。
首領様が教えられたように、主體思想は人がすべてのものの主人であり、すべてのものを決定するという哲学的原理に基づいています。 主體思想は人を中心にして哲学の根本問題を提起し、人がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理を明らかにしました。
人がすべてのものの主人であるということは、人が世界と自分の運命の主人であるということであり、人がすべてを決めるということは、人が世界を改造し、自分の運命を開拓する上で決定的な役割を果たすということです。
主體思想の哲学的原理は、世界で人が占める地位と役割を明らかにした人間中心の哲学的原理です。
首領様は、人は自主性と創造性、意識性を持つ社会的存在であることを明らかにされました。
人ももちろん物質的存在ではありますが、単なる物質的存在ではありません。 人は最も発展した物質的存在であり、物質世界発展の特出した産物です。 人は自然界から出てきた時にすでに特出した存在として登場しました。 生命を持つ他の全ての物質は客観世界に従属し、順応することで自己の生存を維持します。
順応することで自己の生存を維持しますが、人は世界を認識し、変革して自己に奉仕させることで生存し、発展するのです。
人が世界の主人として特別な地位と役割を占めるのは、自主性と創造性、意識性を持った社会的存在だからです。
首領様は、自主性と創造性、意識性が社会的存在である人の本質的特性を構成していることを明らかにされることによって、人に対する新しい哲学的解明を与えてくださいました。
自主性、創造性、意識性は社会歴史的に形成され発展する人の社会的属性です。
世界で社会的関係を結びながら生きて活動するのは、人間だけです。 人は社会的にのみ自己の存在を維持し、自己の目的を実現していきます。 自主性、創造性、意識性は、社会的存在である人にのみ固有のものです。
人は自主性を持った存在、自主的な社会的存在です。
自主性は、世界と自己運命の主人として自主的に生きて発展しようとする社会的人間の属性です。 自主性によって人は自然の束縛を克服し、社会のあらゆる従属に反対し、すべてを自分のために奉仕するように作っていきます。
社会的存在である人間にとって自主性は生命です。 人にとって自主性が生命と言うとき、それは社会政治的生命を言うのです。 人は肉体的生命と共に社会政治的生命を持ちます。
肉体的生命が生物有機体としての人の生命であるならば、社会政治的生命は社会的存在としての人の生命です。
人は創造性を持った存在、創造的な社会的存在です。
創造性は目的意識的に世界を改造し、自己の運命を開拓していく社会的人間の属性です。 創造性によって人は古いものを変革し、新しいものを生み出しながら、自然と社会を自分にとってより有用で有益なものに変えていきます。
創造性は自主性と同様に、社会的存在である人間の本質的な特性を構成しています。 自主性が主に世界の主人としての人の地位で表現されるなら、創造性は主に世界の改造者としての人の役割で表現されます。
人は意識性を持った存在、意識的な社会的存在です。
意識性は、世界と自己を把握し、改変するためのすべての活動を規制する社会的人間の属性です。 意識性によって人は世界とその運動発展の法則性を把握し、自然や社会を自己の要求に合わせて改造し、発展させていきます。 意識性によって社会的存在である人の自主性、創造性が担保され、その合理的な認識活動、実践活動が保障されます。
結局、自主性、創造性、意識性によって人は世界で最も優越的で力強い存在となり、世界に宿命的にではなく革命的に、受動的にではなく能動的に向き合い、世界を盲目的にではなく目的意識的に改造することになります。 自主性、創造性、意識性を持った社会的存在である人は、世界の唯一の支配者であり、唯一の改造者です。
人はもちろん世界を離れて生きることはできず、世界の中で生きて活動します。
自然は人間の労働対象であり、人間生活の物質的源であり、社会は人が生活し、活動する集団です。 自然環境や社会的条件は人々の活動に大きな影響を与えます。 自然環境が良いか悪いか、特に社会の政治制度、経済制度が進歩的か、反動的かによって、自然を改造し、社会を発展させるための人々の活動には有利な条件がつくられることもあれば、それが制約され、拘束されることもあります。
しかし、人間は環境と条件にただ順応するだけではありません。 人間は自己の自主的で創造的で意識的な活動を通じて、自分の要求に合わないものはそれに合わせて改変し、古くて反動的なものは新しい進歩的なものに変えようとします。
反動的なものは新しく進歩的なものに変えながら、自然と社会を絶えず改造していきます。
これが世界をより一層人のために奉仕する世界に改造し、変革していく人の活動であり、闘争です。
チュチェ思想は人の本質的特性と世界で人が占める地位と役割を新たに明らかにすることによって、人を中心とする世界観を確立しました。
世界が物質で構成され、物質の運動によって変化発展するということはすでに明らかになりました。
主體思想は、自然と社会を支配する主人は誰であり、それを改造する力はどこにあるのかという問題に答えを与えることによって、世界に対する見方を新たに明らかにしました。 世界は人間によって支配され、改造されるというのは、人間との関係から明らかにした世界に対する新しい見解です。
主體思想は、世界の主人としての人が占める地位と役割に基づき、世界に接する観点と立場を新たに明らかにしました。
主體思想が明らかにした世界に対する観点と立場は、世界の主人である人を中心に世界を扱う観点と立場です。
人を中心に世界を扱うということは、世界の主人である人の利益から出発して世界を扱うということです。
人は世界の主人であるだけに、当然のことながら人の利害の観点から世界を扱わなければなりません。
人が世界を認識し、改造するのは、世界のすべてを人のために奉仕するようにするためです。 世界で最も貴重なのは人であり、世界には人の利益より貴重なものはありません。
世界のすべてのものは、人のために奉仕する限りにおいてのみ価値を持つものです。 したがって、人のためにもっとよく奉仕させるという観点から世界を扱うことは、世界に対する最も正しい視点と立場です。
人を中心に世界を扱うということは、世界の改造者である人の活動を基本として世界の変化発展を扱うということです。
世界で最も力のある存在は人であり、人だけが世界を改造することができます。 世界の改造を要求し、世界の改造を実現するのも他ならぬ人です。 人は客観的法則を利用して、世界を自分の要求に合わせて能動的に改造していきます。 世界は人の能動的な活動によってのみ人のための世界に改造されるのです。 したがって、自然や社会を自己の要求に合わせて目的意識的に改造していく人の主体的な活動の観点から
世界の変化発展に接することは、世界に対する最も正しい視点と立場となります。
世界に対する主体の視点と立場は、人々が世界と自己の運命の主人であるという高い自覚を持ち、自主的に、創造的に、意識的に世界を改造し、自己の運命を開拓することができる真の意味での主体の視点と立場です。
人がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理に基礎している主体的世界観は、私たちの時代の最も正しい世界観です。
歴史が進むにつれて、世界の主人としての人の地位と役割はますます強化され、彼らの自主的、創造的、意識的な闘争によって人々の意思に支配される世界の領域は日々拡大しています。 私たちの時代になって、人民大衆は世界の真の主人として登場し、彼らの闘争によって世界はますます人民大衆に奉仕する世界に変容しています。
世界の主人としての人民大衆の地位と役割が格段に強化されている今日の現実は、人がすべてのものの主人であり、すべてのものを決定するという主体の哲学的原理の正当性と生命力をさらに力強く確証しています。


3.主体思想の社会歴史的原理

主體思想は歴史発展と社会革命の正当性を明らかにした思想です。 主體思想によって歴史を創造し発展させる勤労人民大衆の社会運動、革命運動の根本原理が新たに明らかになりました。
主體思想によって明らかにされた社会力原理は新しい社会歴史観、主體史観です。


1) 人民大衆は社会歴史の主体である。

歴史の主体に関する問題は、社会発展、革命発展を主体的な観点と立場から理解する上で基礎的な問題です。
首領様が教えられたように、勤労人民大衆は歴史の主体であり、社会発展の動力です。
自然と社会を改造するための人民大衆の闘争によって歴史は発展します。 歴史が発展するということは、歴史の主体としての人民大衆の地位と役割が高まることを意味します。
社会歴史的運動は自然の運動と区別される独自の正当性を持っています。 もちろん、社会運動も物質的運動という点では、自然の運動と共通性を持っています。
社会運動にも物質世界の一般的法則が作用します。 しかし、自然の運動には主体がありませんが、社会運動には主体があります。 自然の運動は客観的に存在する物質の相互作用によって自然発生的に行われますが、社会運動は主体の主体的な作用と役割によって発生発展します。
社会運動の主体は人民大衆です。 人民大衆を離れては社会運動そのものが存在することができず、歴史の発展についても語ることができません。
人民大衆は革命と建設の主人であり、自然を改造し、社会を発展させる決定的要因です。 革命闘争と建設事業は人民大衆のための事業であり、人民大衆自身の事業です。 人民大衆は自らの運命を開拓するために、自らの力で革命と建設を行います。 革命と建設を要求するのも人民大衆であり、革命と建設を遂行するのも人民大衆です。 人民大衆は自らの手で社会のすべての財を作り出し、自らの闘争で世界を改造し、歴史を発展させます。 人民大衆の創造的活動を抜きにして、社会の変革と進歩を考えることはできません。 人類史上、各世代が創造し、変革した世界の領域は比較的限られていますが、世界を認識し、改造する人民大衆の知恵と力には限界がありません。
自然と社会の改造を通じて人民大衆の地位は強化され、彼らの力は成長し、また人民大衆の地位が強化され、彼らの力が大きくなればなるほど、社会歴史発展における人民大衆の主体的作用はますます大きくなります。
歴史の主体は労働人民大衆であり、反動的搾取階級は歴史の主体になることはできません。
労働人民大衆は歴史を開拓し、発展させますが、搾取階級は歴史の前進を止め、後退させようとします。 すべての搾取階級は結局、歴史の反動で、革命の対象になります。
階級社会の戦路程は、歴史の創造者と歴史の反動、革命の主人と革命の対象、つまり、労働人民大衆と反動的搾取階級との尖鋭的な闘争の歴史です。 社会はこの闘争を通じて前進し、発展してきました。
人民大衆は歴史の主体ですが、どの時代、どの社会でも彼の地位と役割が同じではありません。 かつての搾取社会で、労働人民大衆は長い間、自分の社会階級的地位と力に気づかず、一つの政治的力量として団結することができませんでした。 そのため、労働人民大衆は
少数支配階級によって無権利を強要され、搾取と圧迫を受け、社会の主人としての相応しい地位を占められませんでした。 搾取社会でも、労働人民大衆は自分の力ですべての物質的、文化的富を創造しましたが、社会の主人としての地位を占められなかったため、歴史を自主的に開拓することができませんでした。 労働人民大衆は、国家主権と生産手段を自分の手に握り、社会主義制度を築くことによってのみ、搾取と圧迫から解放され、社会と自分の運命の真の主人として歴史を意識的に創造していくことができます。
社会主義社会で労働人民大衆の立場と運命に根本的な変化が起こり、彼らの地位と役割が強化されるのは、労働者階級の革命的指導と闘争の結果です。
労働者階級が主導する社会主義社会の発展過程は、全社会を労働者階級化する過程です。
労働者階級の指導の下、全社会が先進的な労働者階級の姿に完全に改造されるとき、歴史の主体である人民大衆の地位は格段に強化され、歴史の前進と革命発展を推し進める上で人民大衆の役割は比類なく高くなります。
人民大衆が歴史の主体としての地位を占め、役割を果たすためには、必ず指導と大衆が結合しなければなりません。 人民大衆は歴史の創造者ですが、正しい指導によってのみ、社会歴史の発展において主体としての地位を占め、役割を果たすことができます。
指導と大衆の結合問題は、特に労働者階級をはじめとする広範な人民大衆によって遂行される革命運動、共産主義運動において重要な問題になります。 共産主義運動はそれ自体が高度な意識的、組織的運動であり、深刻な階級闘争を伴うだけに、正しい指導がなければ勝利的に進むことができません。
革命運動、共産主義運動における指導問題は、人民大衆に対する党と領袖の指導問題です。
労働者階級の党は革命の参謀部であり、労働者階級の首領は革命の最高齢指導者です。
人民大衆がどのように革命的に意識化、組織化されるのか、どのように自らの革命任務と歴史的使命を遂行するのかは、党と領袖の正しい領導を受けるか受けないかにかかっています。
労働者階級をはじめとする人民大衆は、党と首領の正しい領導を受けてこそ、自然と社会を改造する深刻で複雑な革命闘争を力強く展開し、民族解放、階級解放を実現し、社会主義、共産主義社会を成果的に建設することができ、それを正しく運営していくことができます。
首領様が教えられたように、今日、人民大衆は歴史の主人、革命と建設の主人として登場し、世界をますます自分たちの要求に合うように改造しています。
私たちの時代の歴史発展の中心には、労働者階級をはじめとする労働人民大衆がしっかりと立っています。
長い間階級的、民族的抑圧と搾取の下に苦しんできた数億の人民が自主と独立、社会的進歩の道に力強く前進し、人類の運命と世界の未来を切り開く上でますます大きな役割を果たしています。 私たちの時代のこの壮大な前進運動によって、何世紀にもわたって労働人民大衆の血と汗で肥え、彼らの運命を左右してきた資本主義、帝国主義は今日、手に負えないほど破綻し、歴史の墓場に深く沈んでいます。
自己の運命の堂々とした主人として登場した人民大衆が、自分の志向と要求に合わせて世界を改造し、人類の新しい歴史を創造していくのは、どんな力でも止められない現代史の基本的な流れです。


2) 人類史は人民大衆の自主性のための闘争の歴史である。

人類社会の発展の歴史は、自主性を擁護し実現するための人民大衆の闘争の歴史です。
金日成主席は、すべての革命闘争は人民大衆が自己の自主性を擁護するための闘争だと教えられました。
人類社会の長い歴史を通じて、人々は社会的従属と自然の束縛から自分自身を解放するための闘争を絶えず繰り広げてきました。 社会と自然を改造し、人間を改造するすべての闘争は、人民大衆の自主性を擁護し、実現するための闘争です。
社会を改造する闘争は、人民大衆が階級的及び民族的束縛から抜け出し、自主的な生活を享受できる社会政治的条件を整える闘争です。 人々が自主的に生活し
活動するには、自主性を踏みにじり、抑圧する古い社会制度を打ち破らなければなりません。 古い社会制度をなくし、人々の自主性を保障する社会制度を立てれば、人民大衆は社会と自分の運命の真の主人になることができ、自己の運命の真の主人となり、自主的に生きていくことができます。
自然を改造する闘争は、人民大衆が自然の束縛から解放され、自主的な生活を享受できる物質的条件を整える闘争です。 人が生きて発展していくためには、必ず自然に作用して物質的な富を生み出さなければなりません。 人々は自然を改造し、征服することによって、自然の束縛から解放され、自主的な生活を享受できる物質的条件を整えていくことができます。
人を改造する闘争は、人民大衆が古い思想と文化の束縛から解放され、自主的な生活を享受できる思想文化的条件を整える闘争です。 人は古い思想と文化の束縛から完全に脱却し、自主的な思想意識と健全な文化を所有してこそ、自己の運命を自分で握り、開拓していくことができ、自主的な存在として真に生き生きと活動することができます。
社会改造、自然改造、人間改造は人民大衆の自主性のための闘争の重要な構成部分を形成しています。 人は社会的従属と自然の束縛、古い思想と文化の束縛から解放されなければ、自主性を完全に実現することができません。 自主性のための闘争は、社会改造、自然改造、人間改造のすべての領域で全面的に行われなければなりません。
人民大衆の自主性のための闘争で先ず出てくる問題は、社会政治的に自主性を実現することです。
人は社会的存在である以上、まず社会政治的に自主性が保障されなければなりません。
社会政治的に自主性を実現することは、人が自然の束縛から脱却すること、思想文化的発展を遂げることの鍵となります。 人民大衆が社会政治的に従属している条件では、生産力を発展させてもその恩恵を十分に享受することができず、反動思想と文化の束縛からも逃れることができません。
社会が敵対階級に分裂して以来、人類社会が歩んできた戦史は、何よりも人民大衆の社会政治的自主性を実現するための社会革命の歴史です。 社会革命を通じて
人民大衆の運命が開拓され、社会が発展してきました。
歴史上、自主性のための被搾取労働大衆の最初の進出と言える奴隷暴動と、そして中世農民の反封建闘争によって奴隷制や封建制度が崩壊したのは、労働人民大衆の自主性のための闘争の前進でした。 しかし、それらは人民大衆を縛っていた奴隷の鉄鎖を封建の鎖に、再び資本のヨークに変えただけで、階級的支配と圧迫そのものをなくすことはできませんでした。 人類社会史において、資本主義は自主性に対する人民大衆の志向と要求を踏みにじる最後の搾取制度であり、階級的支配と民族的圧迫を結合させた横暴な抑圧制度です。


3) 社会歴史的運動は人民大衆の創造的運動である。

社会歴史的運動は、自然と社会を改造し、変革する人民大衆の創造的運動です。
自主的な生活のための人民大衆の活動は創造的性格を帯びます。 人は自己の生活上の要求を創造的活動を通じて実現していくのです。
人の創造的活動の対象は自然と社会です。 人はまさに自分を取り巻く自然と自分が生きている社会を改造する活動を通じて、新しい物質的、文化的財産を作り、新しい制度、新しい生活を創造します。
自然や社会を改造し、変革する創造者は人民大衆です。 人民大衆は古いものを取り除き、新しいものを創造することを要求し、自然や社会を改造する創造的能力を持っています。
人類の歴史は人民大衆の創造の歴史です。
人類歴史が始まって以来、人民大衆は創造的な労働で自然を征服し、自己の生存と発展に必要な財を作り、古いものを変革する創造的な活動で社会進歩を達成してきました。 人民大衆の絶え間ない創造的な活動によって、社会は発展してきました。
自然を征服し、社会的進歩を達成するための人民大衆の創造的活動は闘争を伴います。 創造の過程はすなわち闘争の過程であり、闘争を抜きにして新しいものの創造を考えることはできません。 特に古い社会制度を新しい社会制度に変え、人民大衆の社会的解放を実現していく過程は激しい階級闘争の過程です。 革命は闘争で始まり、闘争で終わります。 古い制度、古い生活を保存しようとする勢力は、自らその座を譲りません。 古い勢力を排除するための闘争を通じてのみ、新しい制度、新しい生活を創造することができます。 結局、人類が戦史を通じて成し遂げたすべての進歩と変革は、人民大衆の創造的闘争の成果なのです。
人民大衆の創造的闘争の過程は、自分自身をより強い存在に育てる過程です。
人民大衆は自然を改造し、社会を発展させながら、同時に自己の創造的能力を高めてきました。 社会生産力の発展の歴史は、自然を征服する人々の創造的力が成長してきた歴史であり、社会革命の歴史は、社会を変革する人民大衆の革命的能力が強化されてきた歴史です。
人民大衆の創造的能力が成長するにつれて、社会歴史的運動はさらに発展していきます。
労働者階級によって組織展開される共産主義運動は、人類史上最も高い形態の創造的運動です。 共産主義運動は、歴史にすでにあったすべての階級社会と根本的に異なる人類の最高理想社会、人民大衆の自主性と創造性が全面的に実現される社会を建設する運動です。 人民大衆の創造力も労働者階級の革命運動で最も高く発揮されます。 敵対的な階級社会の全期間、支配階級によって創造的活動を抑制されてきた労働人民大衆は、労働者階級の革命運動、共産主義運動によって初めて、世界を自分の意思と要求に合わせて改造し、自己の運命を自主的に開拓していく歴史の真の創造者になります。
人民大衆の創造的活動である革命運動は、自然と社会を改造する闘争において、常に創造的立場を堅持することを要求します。
創造的立場を守ることは革命運動を勝利に導くための必須条件です。
創造的立場にしっかり立ってこそ、人民大衆は革命と建設の主人としての地位を正しく守り、主人としての役割を果たすことができます。
創造的立場は、自然と社会の改造者、自己運命の開拓者として人民大衆が当然に堅持すべき立場です。 創造的立場を堅持しなければ、自然や社会を自分の意思と要求に合うように改造することはできず、自分の運命を自分で握り、開拓していくことはできません。
創造的立場を守ることは、あらゆることを革命の要求と人民大衆の利益に即して、自らの力で解決していくための確固たる担保です。
首領様が教えられたように、創造的立場は革命と建設で依拠すべき根本的な方法です。
革命運動は人民大衆の創造的知恵と力に強く依拠し、それを高く発揚させることを要求します。 人民大衆は革命の主人であり、基本動力であり、無限の創造的知恵と力の所有者です。 人民大衆の創造的知恵と力に頼ってこそ、客観世界を正しく認識し、あらゆることを実情に即して解決することができ、自然と社会を成果的に改造していくことができます。 創造的立場は、人民大衆の創造力を積極的に発揚し、革命と建設を主体的に推し進め、前進途上の困難を大衆的闘争で克服し、絶えず革新し、絶えず前進する方法です。
革命運動は常に多様で絶えず変化する具体的現実の中で行われます。
革命運動はあらゆる図式と教条を排斥し、他人のものを機械的に模倣する古い観点を反対します。 図式的な観点と教条的な考え方を持つと、創発性が阻害され、絶えず変化する多様な現実を正しく認識することができず、革命と建設の科学的な方法を見出すことができません。 具体的な現実にしっかりと足をつけ、すべてを創造的に扱う立場を守らなければ、自然と社会を改造する正しい方法を見つけ出し、それを巧みに具現化していくことができません。
創造的立場とは、教条的な態度を捨て、独自の思考で現実を生き生きと具体的に把握し、あらゆることをそれに合わせて解決していく方法です。
創造的立脚点は、人民大衆が歴史の主人として登場し、革命運動が深化発展した私たちの時代の要求を最も立派に実現できるようにする革命的方法です。 私たちの時代は革命と建設における人民大衆の役割を最大限に高め、あらゆる問題を創造的に解決することを要求しています。
創造的立場は、今日の時代発展、革命発展の新しい要求に即して革命の戦略と闘争方針を科学的に規定し、人民大衆の創造力を絶えず高く発揮させることによって、革命の勝利を確実に保障します。


4) 革命闘争で決定的な役割を果たすのは人民大衆の自主的な思想意識である。

革命は人民大衆の意識的な闘争によって推進され、勝利します。
首領様は、革命闘争において人民大衆の自主的な思想意識が決定的な役割を果たすという原則を新たに明らかにされました。
思想意識は人々のすべての行動を規制し、調節統制します。
もともと意識性は、人を世界で最も優越的で力強い存在にする最も高度な属性です。 意識は人の肉体的な器官の中でも最も発達した器官である脳髄の高度な機能です。
脳髄は人の生命活動で中枢の役割を果たし、脳髄の機能である意識は人のすべての行動を指揮します。
思想意識は人々の要求と利害関係を反映することで、彼らの活動において最も積極的な作用をします。 思想意識の規制と調節を離れて、人々の自主的で創造的な活動について考えることはできません。
人が自主的で創造的な存在になるためには、自主的な思想意識を持たなければなりません。 自主的な思想意識は自己運命の主人としての自覚であり、自己運命を自ら開拓していこうとする意志です。 人は自主的な思想意識を持たなければ、自然を征服するための意識的な活動ができ、自主性を侵害し、蹂躙する圧制者たちに反対する積極的な闘争を繰り広げることができます。 世界を科学的に認識し、積極的に改造していく人々の活動は、他ならぬ彼らの意識性の発現であり、自然と社会を変革する闘争で遊ぶ人々の役割は、結局、彼らの思想意識の役割なのです。
自主的な思想意識は人民大衆の自主性のための革命運動で決定的な役割を果たします。
すべての革命運動は意識的な運動です。 革命運動は人々を先進思想で覚醒させることから始まり、先進思想で武装した人民大衆の力によって勝利することになります。
思想の意識は革命と建設で遊ぶ人々の役割を規制する決定的な要因です。
思想意識は革命運動に参加する人々の行動の階級的性格を規制します。
階級社会において超階級的な思想などあり得ず、人々の思想意識の基本は階級意識です。 階級闘争に対する人々の態度や立場は、階級意識によって規制されます。
もちろん、人々の活動は社会階級的地位に基礎を置き、それによって制約されますが、社会階級的地位はあくまで思想意識を経て人々の行動に影響を与えます。
階級社会において人々がどの階級の利害を擁護して闘争するかは、彼がどの階級の思想を持つかによって決定されるのです。 先進階級の思想、自主的な
思想意識を持つときだけ、正しい階級的蓄積場を持つことができ、革命勝利のために闘うことができます。
革命運動で発揮する人々の意志と闘争力も思想意識によって規制されます。
人々がいかに強い意志と力を発揮するかというのは思想の問題です。 自主的な思想意識で固く武装した人だけが革命闘争で堅実な立場と態度をとることができ、強固な意志を持って革命に積極的に参加し、あらゆる困難と試練を乗り越えて最後まで闘うことができます。
大衆の革命的能力は無限大ですが、思想的に覚醒していないときにはそれが高く発揮されることはできません。 思想的に覚醒していない群衆は、搾取と圧力を受けても革命闘争に立ち上がることができず、自然と社会を自己の要求に合わせて成果的に改造していくことができません。
階級的利害関係を自覚した大衆だけが自分の革命的能力を最大限に発揮することができ、革命の勝利を保証することができます。
思想意識の役割は、革命運動の発展とともに絶えず高まることになります。
革命運動の最も高い段階である共産主義運動は、その本質から人々の高い意識性を要求します。 社会主義、共産主義社会は人民大衆によって目的意識的に創造される社会です。
労働者階級が政権を握り、社会主義制度を立てた後、社会主義・共産主義建設過程で思想意識の役割は比類なく高くなります。 資本主義は飢餓と棍棒の規律に依拠しますが、社会主義、共産主義は人々の高い自覚性に依拠します。 もちろん、過渡的社会である社会主義の条件では統制が必要です。 しかし社会主義、共産主義建設が進む過程で古い社会の遺物が清算されればされるほど、人々の自覚性の意義はますます大きくなります。 社会主義、共産主義は、人々の思想意識の役割を全面的に高めることができるあらゆる条件を保障します。 社会主義社会では、労働者階級の先進思想が全社会を支配します。 資本主義は人間の思考と行動まで黄金の付属物にしますが、社会主義・共産主義は人民大衆を社会の真の主人にして、それによって大衆の革命的熱意と創造的積極性を高く発揚させることができます。
社会主義、共産主義のための革命闘争において思想意識が果たす非常に大きな役割は、労働者階級の革命思想自体の特性とも関係しています。
社会発展において思想の意識が果たす役割は、その階級的性格と内容に依存します。 搾取階級の反動思想は社会発展を妨害し、進歩的階級の先進思想は社会発展を推動します。 最も自主的な階級である労働者階級の革命思想は、歴史上のどの先進思想にも負けないほど大きな革命的作用をします。 労働者階級の革命思想は、社会の発展法則と人民大衆の志向を科学的に反映したものであり、社会発展において大きな物質的力に転化されます。
労働者階級の思想は現実を認識し、変革し、未来を創造する武器です。 歴史の前進運動を妨害しながら腐敗した古い制度を擁護する搾取階級の反動思想とは異なり
労働者階級の革命思想は歴史の前進運動を推動し、導く使命を遂行します。
革命運動は意識的な運動であるだけに、革命闘争と建設事業では常に人民の思想を基本に据えなければなりません。 人民の思想を基本に据えることは、革命と建設で堅持すべき重要な原則です。
革命と建設で人民思想を基本に据えるということは、思想的要因に決定的な意義を与え、思想意識の役割を高めてすべてを解決していくということです。
思想的要因に決定的意義を与えることは、革命運動発展の合法原則的要求です。
革命運動では物質的要因も大きな役割を果たします。 しかし、物質的条件が整ったからといって、革命が勝手に起こるわけではありません。 物質的条件をどう利用するかは、人々の意識的な活動にかかっています。 物質的条件そのものが、人々がどのように活動するかによって、早く整うこともあれば、整わないこともあります。 革命は革命家と人民大衆の積極的な闘争によってのみ前進させることができます。 革命闘争とは本来、すべての条件が整った後に行われるものではなく、有利な環境の中だけで行われるものでもありません。
すべての条件が成熟するのをじっと待っているのは、革命をしないのと同じです。
したがって、革命闘争と建設事業では思想的要因に先行的な意義を与えなければならず、それに基づいてすべての条件を積極的に成熟させていかなければなりません。
人々の思想意識を高めてすべてを解決していくのは共産主義者の本性的方法です。
人民の自由と幸福のために闘う共産主義者たちは、人々を思想的に覚醒させ、意識化し、彼らが自ら闘争に立ち上がるようにすることで、革命に勝利し、自らの崇高な使命を遂行します。 共産主義者たちには、全人民を覚醒させ、発動させることができる強力な思想的武器があります。 資本家階級も自己の思想を広めようとしますが、資本主義思想は人民大衆の利益と根本的に対置されるため、大衆の思想になることはできません。 労働者人民の利益を擁護する労働者階級の思想だけが全人民に受け入れられ、全社会を唯一支配することができます。
人民を政治思想的に覚醒させ、すべてを解決していくことは、革命と建設の勝利のための確固たる担保です。 人民大衆の高い革命的自覚に依拠するとき、革命闘争と建設事業を力強く推し進めることができ、不利な条件を克服し、革命の勝利を早めることができます。

4. 主体思想の指導原則

主体思想の指導原則は、党と国家活動、革命と建設のあらゆる分野で主体性を確立するための指針です。 ここには自主的立脚場と創造的立脚場を堅持し、思想意識の役割を高め、革命と建設を成果的に遂行するための根本原則が示されています。
革命と建設で主体思想を具現化するには、必ず主体思想の指導的原則を徹底的に守らなければなりません。


1) 自主性を堅持しなければならない。

主體思想の要求通りに革命と建設をするためには、党と国家活動において自主性を堅持し、具現していかなければなりません。
首領様は自主権を具現化するための原則として、主體思想で主体、政治で自主、経済で自立、国防で自衛の原則を提起されました。 主体、自主、自立、自衛の原則は、思想、政治、経済、国防分野で自主性を具現化するための指導的原則です。

(1)思想における主体
思想において主体を立てることは、自主性のための人民大衆の革命闘争で出てくる第一次的な要求です。 革命と建設は人々の意識的な活動である以上、思想で主体を立てなければ、政治、経済、国防などあらゆる分野で主体を立てることができません。
思想において主体を立てるということは、革命と建設の主人という自覚を持ち、自分の国の革命を中心に置き、すべてのことを考え、実践し、すべての問題を自分の知恵と力で解決していく視点と態度を持つことです。
各国の党と人民は自国の革命の主人であり、自国の革命をよくすることはその国の党と人民の基本任務です。 世界革命もすべての国々で革命をうまく行い、その基礎の上で互いに支持し、協力し合ってこそうまくいくことができます。 したがって、各国の党と人民は思想的に主体をしっかりと立て、自国の革命と建設を主人的立場で責任を持って遂行しなければなりません。
思想において主体を立てるためには、労働者階級の革命思想と自己の党の路線と政策で武装しなければなりません。
労働者階級は自主的な階級であり、労働者階級の革命思想は自主的な思想です。 労働者階級の革命思想で武装しなければ、革命の主人という自覚を持ち、どんな困難で複雑な条件でも革命と建設を成果的に遂行することができます。
各国で革命と建設の指針は、労働者階級の革命思想を具現化したその国の革命適党の路線と政策です。 自己の党の路線と政策で武装し、それを思考と実践の基準にしてこそ、自己の人民の要求と自己の国の実情に即して革命と建設を行うことができ、革命の主人としての責任を果たすことができます。
私たちが思想において主体を立てるということは、主體思想とその具現である党の路線と政策で武装し、党の唯一の思想体系を立てることを意味します。 全党と全社会に唯一思想体系が充満してこそ、思想で主体が確固たる地位に立つと言えます。
思想において主体を立てるためには、自国のものをよく知っていなければなりません。
自国のことをよく知ってこそ、革命と建設で出るすべての問題を自主的に、自国の実情に即して解決することができ、革命と建設を自民民の志向と要求に即して進めることができます。 また、そうすれば、祖国と人民を熱烈に愛し、愛国的献身性と革命的情熱を高く発揮することができます。
朝鮮人は朝鮮の歴史と地理、経済と文化、朝鮮人民の風習をよく知らなければならず、特にわが党の政策とわが党の革命史、革命伝統をよく知らなければなりません。 そうすれば、主体は真の朝鮮の愛国者、朝鮮の共産主義者になることができます。
思想において主体を立てるためには、高い民族的自尊心と革命的自負心を持たなければなりません。
自民族が他民族に劣らないという民族的自尊心、革命する人民としての誇りとプライドがなければ、正気をもって自主的に生きることができず、民族的独立と尊厳を守ることができず、苦しい革命闘争で勝利することができません。 民族的自尊心と革命的プライドが強い民族は不敗ですが、そうでない民族は無力です。 長い間、他国の圧力を受けてきた小さな国の人民ほど、高い民族的自尊心と革命的誇りを持つことがより必要です。 過去の帝国主義の植民地同化策動と民族文化抹殺政策によって民族虚無主義と属国主義が根強く残っている小国では、民族的自尊心と革命的誇りを高めるための闘争を特に強化しなければなりません。
私たちは、全人民が賢明で勇敢な朝鮮民族としての自尊心、特に偉大な領袖を慕って革命する人民としての誇りとプライドを深く抱くようにしなければなりません。
思想の主体を立てるためには、民族文化を発展させ、大衆の文化技術水準を高めなければなりません。
民族的形式に革命的、社会主義的な内容を持つ文化、自民族の感情に合致し、労働者階級に適する主体的な文化を建設することで、人々の思想精神生活を健全にし、思想で主体をよりよく立てることができます。 社会主義民族文化を健全に発展させるためには、帝国主義の文化的侵入を徹底的に阻止する一方、民族文化遺産に対する復古主義的傾向と虚無主義的傾向を排斥し、その優れた伝統を正しく継承発展させ、他の国の文化の中でも自国民の感情に合った進歩的なものは批判的に受け入れなければなりません。
また、科学技術を積極的に発展させ、大衆の文化技術水準を高めなければ、労働者を自然や社会の真の主人にすることができず、科学技術において他人を見下し、他人に依存しようとする思想を根絶し、主体性を徹底的に確立することができます。
思想において主体を立てるためには、事大主義をはじめとするあらゆる古い思想を反対しなければなりません。
思想から主体を立てることは、それ自体が人々を古い思想の束縛から解放する思想解放であり、新しい主体の世界観を立てるための思想革命です。 思想で主体を立てるには、それに対立するあらゆる古い思想を排斥しなければならず、特に事大主義を徹底的に根絶しなければなりません。
事大主義は、大国、先進国に仕えて崇拝する奴隷的屈従思想であり、自国、自民族を自ら低く見て軽蔑する民族虚無主義思想です。 大国主義に染まれば、他を崇拝し、他を追従することから、他が修正主義をすれば自分も修正主義をし、他が教条主義をすれば自分も教条主義をするようになります。
金日成主席が教示されたように、人が事大主義をすればバカになり、民族が事大主義をすれば国が滅び、党が事大主義をすれば革命と建設を台無しにします。
特に、今日最も有害で危険なのは、アメリカに対する事大主義です。 共米崇米思想として現れている米帝に対する事大主義は、人民たちの革命闘争に多大な弊害を及ぼしています。 対米属国主義思想の害毒性は、今日、南朝鮮で集中的に現れています。 米帝侵略者たちとその手先たちが腐敗させた米帝に対する事大主義思想は、南朝鮮で人々の民族的、階級的自覚を麻痺させ、わが民族の貴重な文化遺産と美風良俗を踏みにじる最も有害な思想的毒素となっています。 南朝鮮人民の中で共米崇米思想に反対し、民族自主主義意識を高めるための闘争を強化しなければ、南朝鮮革命の勝利も、祖国の自主的統一も達成することはできません。
事大主義に反対し主体を立てる闘争は、革命の運命を左右する重大な問題です。
私たちは、事大主義に反対し、思想において主体を立てる闘争を強化し続けることによって、朝鮮革命の終局的勝利を確固たるものにするでしょう。

(2)政治における自主性
政治は社会生活において決定的な意義を持つ分野です。 政治における自主性を抜きにして、いかなる自主性についても語ることはできません。 思想における主体性も何よりも政治における自主性で表現され、経済における自立、国防における自衛も政治における自主性によって保障されます。
政治における自主性を堅持するということは、自己の人民の民族的独立と自主権を堅持し、自己の人民の利権を擁護し、自己の人民の力に依拠した政治を行うことを意味します。
首領様の教えどおり、政治的自主性は自主独立国家の第一の標識であり、第一の生命です。 どの民族も政治的自主性を堅持しなければ、独立と自由を保障し、幸福と繁栄を実現することができません。 革命闘争は何よりも政治的自主性のための闘争です。 革命と建設のすべての問題が直接政治に依存しているだけに、革命偉業の運命は結局、政治的自主性によって左右されると言えます。
政治における自主性を保障するためには、人民の政権を樹立しなければなりません。
人々の自主的権利は国家主権で集中的に表現されます。 したがって、労働者階級と人民大衆が自主性を完全に実現するには、何よりもまず政権の主人にならなければなりません。
労働者階級と人民大衆は自分の手に主権を握り、国家と社会の真の主人になってこそ、政治的自主性を実現し、自主的で創造的な生活を享受することができます。
政治における自主性を保障するためには、主体的な政治力量を構築しなければなりません。
政治力量は革命力量から基本を成しています。 主体的な政治力量を強固にし、それに依拠してこそ、自主権を獲得し、堅持することができ、自主的な政治を保障することができます。
主体的な政治力量を強固にするためには、革命の指導力量である党を強化し、労働者階級を核心とする労農同盟を基盤とした全人民の統一団結を実現しなければなりません。 ここで何よりも重要なことは、全人民を党と領袖の包囲にしっかりと結びつけることです。 党と人民は一つの政治力量でしっかりと統一団結されたとき、無限の力を発揮することができ、革命と建設で勝利することができます。
政治において自主性を保障するためには、自己の指導思想を持ち、自己の決意に基づき、路線と政策を独自に決定し、貫徹しなければなりません。
政治の基本は政策を規定し、執行することです。 すべての路線と政策を自主的に規定し、執行してこそ、自主的な政治と言えます。 政治で他人の圧力と干渉を受け入れたり、他人の指揮棒に従って動けば、原則性と一貫性を保つことができず、結局、革命と建設を台無しにすることになります。
私たちの党は、主体思想を唯一の指導思想とし、領袖の賢明な領導の下、すべての路線と政策をわが民族の利益とわが国の現実に即して自主的に規定し、執行してきたからこそ、革命と建設で常に輝かしい勝利を収めることができました。
政治における自主性を保障するためには、対外関係において完全な自主権と平等権を行使しなければなりません。
党と国家の自主性は結局、対外関係で表現されます。 対外的に完全な自主権と平等権を行使することは、政治的自主性を保障する上で根本的な問題です。
自主権はすべての党、すべての国と民族の神聖な権利です。 世界には大きな党と小さな党、大きな国と小さな国、経済的に発展した民族と遅れている民族はありますが、すべての党、すべての国と民族は平等であり、自主的です。
どの党、どの国、どの民族も平等で自主的です。 誰も他人の自主権を侵害してはならず、また自分の自主権を侵害されてはなりません。
自主性は国際主義と矛盾しないだけでなく、それを強化するための基礎となります。 自国の革命を離れて世界革命について考えることができないように、自主性を離れた国際主義はあり得ません。 国際主義的団結は本来、自発的で平等なものでなければなりません。
自主性に基礎してこそ、国際主義的団結は自発的で平等なものとなり、真実で確固たるものとなることができます。
わが党は、帝国主義に反対し、植民地民族解放運動と国際労働運動を支持し、社会主義と共産主義に進み続け、内政不干渉、相互尊重、平等と互恵の原則を守る基礎の上で、社会主義諸国と国際共産主義運動の団結を強化する方針を堅持しています。 また、わが国は領土完全と主権の尊重、不可侵、内政不干渉、平等と互恵の原則に基づき、第三世界の国々、新興勢力国と団結し、私たちに友好的に接するすべての国々と協力する方針を堅持しています。
私たちは今後も対外関係において自主権と平等権を堅持し、自主性と国際主義を結合させる原則を堅持します。

(3)経済からの自立
経済は社会生活の物質的基礎です。 経済的に自立してこそ、国の独立を確固たるものとし、自主的に生きていくことができ、思想における主体、政治における自主、国防における自衛を確固たるものとし、人民に豊かな物質文化生活を保障することができます。
経済で自立の原則を貫徹するには、自立的民族経済を建設しなければなりません。
自立的民族経済を建設するということは、他人に従属することなく自主的に歩む経済、自国民のために奉仕し、自国の資源と自国民の力に依拠して発展する経済を建設することを意味します。
このような経済を建設することによって、国の自然資源を合理的、総合的に利用し、生産力を迅速に発展させ、人民生活を絶えず向上させ、社会主義の物質的、技術的基礎を強固に築き、国の政治的、経済的、軍事的威力を強化することができます。 また、国際関係において政治、経済的に完全な自主権と平等権を行使することができ、世界の反帝国主義力量と社会主義力量を強化することに貢献することができます。 特に、かつて帝国主義の支配と略奪によって経済技術的に後退した国々で自立的民族経済を建設することは死活的な問題となっています。 これらの国々では、自立的民族経済を建設しなければ、帝国主義者たちの新植民地主義政策を打ち破り、彼らの支配と搾取から完全に脱却し、民族的不平等を清算し、社会主義の道に力強く前進することができます。
自立的民族経済を建設するためには、経済建設において自力更生의原則を堅持しなければなりません。
自力更生は、自分の力で革命を最後までやり遂げようとする共産主義者の革命精神であり、闘争原則です。 革命と建設の他のすべての事業と同じように、経済建設でも自己の力を信じてそれに依拠しなければなりません。 自己の力を信じて悪戦苦闘する人民はどんな困難な仕事も成し遂げることができますが、自己の力を信じずに他人事ばかり見ている人民は何もうまくできません。 自力更生의原則で、自民の力と自国の資源を動員し、自国の資金と技術に依拠しなければ、経済を主体的に、高い速度で発展させることができ、あらゆる困難を乗り越え、国の隆盛と繁栄を成し遂げることができます。
自立的民族経済を建設するためには、経済を多面的、総合的に発展させる必要があります。
社会主義自立経済は、金儲けを目的とする資本主義経済とは異なり、あくまでも国と人民の需要を満たすことを目的としています。 したがって、自立経済は、国を強くし、人民生活を向上させるために必要な重工業と軽工業製品と農業生産物を自力で生産保障できるように、多面的、総合的に発展させなければなりません。 このような経済を建設することによって、経済を強固な土台の上で安全かつ迅速に発展させることができます。
我が国の実践的経験が示すように、多面的、総合的に発展した自立経済を建設するには、重工業を優先的に発展させながら、軽工業と農業を同時に発展させる路線を堅持しなければなりません。
機械製作工業を核心とする重工業は自立的民族経済の柱であり、このような重工業がなければ、経済技術的に自立することができず、軽工業と農業を含む人民経済全般を現代的な技術に基づいて早く発展させることができます。 そして、重工業と一緒に軽工業と農業を同時に発展させなければ、人民生活を体系的に向上させることができず、重工業自体の発展も加速させることができません。 特に、農業をよくして食べる問題を自力で解決することは、人民に安定した生活を保障し、自主的に生きていく上で非常に重要な意義があります。
自立的民族経済を建設するためには、経済を現代的な技術で装備し、民族技術人材を大々的に育成しなければなりません。
技術的自立は経済的自立の必須要件です。 自国の発展した技術がなければ、国の自然資源を効果的に開発利用することができず、人民経済を多面的に発展させることができません。 また、技術を発展させなければ、労働大衆を重労働から解放し、肉体労働と精神労働の差を縮めることができず、経済建設と国防建設で出てくる複雑で困難な問題を自力で解決することができません。 人民経済の技術的後進性を清算し、それを現代的な技術で装備することは一つの革命です。 あらゆる部門であらゆる可能性を総動員して技術革命を絶え間なく推し進めてこそ、技術を早く発展させることができ、短期間で国の経済技術的自立を達成することができます。
民族技術人材問題を解決することは、経済技術的自立のための重要な条件です。
民族技術人材問題を解決しなければ、自力で経済と技術を発展させていくことができません。
かつて帝国主義の隷属下で現代科学技術文明から遠く遅れていた国々において、民族技術間部門問題を解決することは、新しい社会建設において特に重要な課題となっています。
したがって、技術革命を行い、経済技術的に自立するためには、必ず文化革命に力を入れ、労働大衆の文化技術水準を高め、民族技術人材の大台を築かなければなりません。 私たちは、主席が提起された全社会をインテリ化する方針を堅実に貫徹し、労働大衆の文化技術水準と技術幹部の質的水準をさらに高め、新しい技術人材をより多く、より良く育てなければなりません。
自立的民族経済を建設するためには、自前の原料、燃料基地を強固に構築しなければなりません。
原料と燃料を他人に頼ることは、経済の命綱を他人に託すことと同じです。
経済的に自立し、経済を安全かつ展望的に発展させるためには、必ず自国の原料、燃料基地に頼らなければならず、原料、燃料の需要を基本的に自力で満たさなければなりません。 そのためには、自国の自然資源を最大限に動員し、合理的に利用するとともに、工業を最初から自国の原料、燃料に頼る主体的な工業に発展させなければなりません。
自力更生の原則で自立的民族経済を建設することは、決して門戸を閉ざして経済を建設することを意味するものではありません。 自力経済は他国による経済的支配と従属に反対するものであって、国際的な経済協力を否定するものではありません。 特に社会主義諸国、新興勢力諸国が互いに経済技術的に緊密に協力することは、これらの国々の経済的自立を保障し、経済力を強化する上で重要な役割を果たします。
今日、新興勢力国の人民は、アメリカをはじめとする帝国主義者たちの侵略と略奪政策に反対し、国の自主権と自然富源を守り、少数資本主義列強が世界の大多数の国と人民を勝手に搾取し略奪する古い経済秩序を終わらせ、公正な新しい世界経済秩序を築くために闘争しています。 新興勢力諸国は無尽蔵の人的資源と自然資源を持っており、巨大な経済的潜在力を持っています。 また、互いに交流できる良い経験と技術も少なからず持っています。 新興勢力国と人民が経済技術的協力を強化し、団結した力で闘争を力強く展開すれば、帝国主義者の侵略と略奪政策を打ち破り、民族の尊厳と生存権を守り、大国に依存することなく、短期間で経済的自立と繁栄を達成することができます。
社会主義自立的民族経済建設において今日私たちの前に提起された重要な課題は、人民経済の主体化、現代化、科学化を急ぐことです。
主席が明らかにしたように、人民経済の主体化、現代化、科学化は、社会主義・共産主義経済建設において一貫して堅持すべき戦略路線です。 私たちは自立的民族経済建設路線を引き続き堅持し、人民経済の主体化、現代化、科学化を力強く推し進めることにより、民族経済の主体化、現代化、科学化を
力強く推し進めることによって、民族経済の自立性と主体性をさらに強化し、人民経済の技術装備を絶えず現代化し、すべての生産及び経営活動を徹底的に科学化していかなければなりません。

(4)国防における自衛
国防において自衛を実現することは、自主独立国家建設の基本原則です。 帝国主義が残っている条件において、内外の外敵から自国を守ることができる自衛的武装力を持たない国は、事実上、完全な自主独立国家とは言えません。
帝国主義は戦争の恒常的根源であり、今日の侵略と戦争の主たる勢力は米帝国主義です。
首領様が教示されたように、私たちは戦争を望まないが、戦争を恐れず、帝国主義者たちの前で平和を乞うこともありません。 民族的独立と平和を堅持し、革命偉業の勝利を成し遂げるための最も正しい道は、帝国主義者たちの侵略戦争に解放戦争で立ち向かい、反動勢力の反革命的暴力に革命的暴力で立ち向かい、帝国主義者たちの侵略と戦争策動に常に準備して対処していくことです。
そのためには、国防において自衛の原則を貫徹しなければなりません。
国防における自衛は、国の政治的独立と経済的自立の軍事的担保です。 国防において自衛の原則を貫徹しなければ、帝国主義の侵略と干渉を打ち破り、国の政治的独立と経済的自立を堅持することができ、革命の戦利品と人民の安全を守ることができます。
国防で自衛の原則を貫徹するということは、自分の力で自分の国を守ることを意味します。 もちろん、国防でも兄弟国や友人の助けを得ることはできますが、自分の国を守ることを他人に頼ることはできません。 基本はあくまでも自力の力であり、自力の準備が整ってこそ、外部の援助を受けることができるのです。 したがって、国を防衛する上で、何よりも自国民の力と自国の防衛力に頼らなければなりません。
国防事業も人民のための事業であり、人民自身の事業です。 革命的赤軍の領導の下、全人民が一つに固く結束して民族解放闘争と祖国防衛に奮闘すれば、どんな帝国主義侵略者をも打ち破り、祖国の独立と革命の戦利品を守り抜くことができます。
国防で自衛の原則を貫徹するためには、自衛的武装力を持たなければなりません。
自衛的武装勢力は勤労人民の子女で組織されなければなりません。 兵士や指揮官を問わず、労働者、農民をはじめとする勤労人民の子女で組織された軍隊だけが軍民一致と上下一致を保障することができ、国の独立と革命の戦利品を守り、人民に奉仕する真の人民的自衛的武装勢力となることができます。
国防で自衛の原則を貫徹するためには、全人民的、全国的自衛体系を構築しなければなりません。
全人民的、全国的自衛防衛体系を築くためには、全軍を幹部化し、現代化しなければなりません。 全軍を幹部化することで軍隊の力を強化するだけでなく、有事の際に必要な指揮力量を保障し、軍隊を何倍にも増やすことができます。 そして、全軍を現代化し、政治思想的優越性と現代技術を結合することで革命軍を本当に無敵の軍隊にすることができます。
全人民的、全国的自衛体系を築くためには、全人民を武装させ、全国を要塞化しなければなりません。 全人民を武装させ、全国を要塞化することによって、全人民の力を発揮し、敵がどこへ攻めて来ても時間内に徹底的に殲滅することができ、帝国主義の侵略から国を確実に守ることができます。
国防で自衛の原則を貫徹するためには、人民武力の政治思想的優越性を高く発揚させなければなりません。
戦争の勝敗を左右する決定的要因は、武器や技術にあるのではなく、自己偉業の正当性を自覚した軍隊と人民大衆の高い政治的熱意と革命的献身性にあります。 人民の自由と解放のために闘う崇高な革命精神、党と領袖に対する果てしない忠誠心、祖国と革命のために青春も命も惜しみなく捧げる武備の犠牲性と大衆的英雄主義、兵士間の革命的同志愛と人民との血縁的連帯、自覚的な軍事規律などは、人民軍、革命の軍隊だけが持つことができる政治思想的優位性です。 革命戦争の歴史が証明しているように、政治思想的にしっかりと準備された革命軍は、たとえ武装が遅れていたとしても、最新の武装を備えた敵と戦うことができます。政治思想的優越性こそ革命武力の本質的優越性であり、その不敗性の源泉です。
したがって、軍隊を政治思想的に強くし、その政治思想水準を絶えず高め、革命的人民武力の政治思想的優越性によって帝国主義侵略軍に打ち勝つようにしなければなりません。
国防で自衛の原則を貫徹するためには、独自の国防工業を建設しなければなりません。
民族国防工業は自衛的武装力の物質的担保であり、特に今日、米帝をはじめとする帝国主義者たちが武器を餌に他国を従属させようと悪辣に策動し、武器商売を通じて他国人民を略奪し、莫大な金儲けをしている条件において
新興独立国家が独自の民族国防工業を創設することは非常に重要な意義を持ちます。
もちろん、小さな国々が必要な武器をすべて自前で生産するのは難しいですが、だからといってすべての武器を他国に頼ることもできません。 自前で解決できるものはあくまで自前で生産を保障するように民族国防工業を建設し、発展させていかなければなりません。
国防で自衛の原則を貫徹するためには、後方を強化しなければなりません。
主席様が教示されたように、現代戦争の勝敗は、戦争遂行に必要な人的・物的資源を長期的に円滑に保障できるかどうかに大きくかかっています。 戦争に対処するためには、軍事戦略上重要な地帯をしっかりと整備し、必要な物資の予備を造成し、有事の際にも生産を継続できるように普段から万全の準備をしなければなりません。
わが党は、経済建設と国防建設を並進させる方針を堅持することによって、戦争に対処するための軍事的準備と物質的準備を立派に整え、前線と後方を共に強固にしました。
私たちは国防で自衛の路線を徹底的に貫徹し続けることによって、私たちの自衛的武装力を不敗の武力としてさらに強化し、敵のいかなる侵略策動を打ち破り、祖国と革命の戦利品を確実に守り抜くでしょう。


2) 創造的方法を具現しなければならない

主體思想の要求通りに革命と建設を遂行するためには、革命の路線と戦略戦術を立て、それを貫徹する上で創造的方法を実行しなければなりません。
創造的方法を具現化し、革命と建設で提起されるすべての問題を人民大衆の創造力に依拠して実情に即して解決することは、革命運動で常に堅固に守らなければならない原則です。

(1) 人民大衆に依拠する方法
革命と建設の成果の成否は、結局、人民大衆の創造力をどのように動員するかにかかっています。
人民大衆は革命と建設を推し進める決定的な力量であるだけに、人民大衆に依拠しなければ、どんな困難な問題も成果的に解決し、革命と建設を力強く推し進めることができません。
人民大衆に依拠して革命と建設を成果的に遂行するためには、人民大衆の要求と志向を反映して正しい路線と政策を立て、それを人民自身のものにしなければなりません。
人民大衆は誰よりも現実をよく知っており、豊富な経験を持っています。 広範な大衆の意思と要求を総合し、一般化してこそ、人民の志向と利益に合った正しい路線と方針を立てることができ、大衆の心をつかみ、彼らを闘争に駆り立てることができます。 人民大衆の意思を正しく反映できなければ、革命と建設の指導で主観主義的誤謬を犯すことになり、そうなれば、大衆の創造力を伸ばすことができません。
人民大衆の意思と指向を反映した路線と方針を立てるだけでなく、それを大衆の中に深く浸透させ、大衆自身のものにしなければなりません。
党のすべての路線と方針は最終的に人民大衆によって貫徹され、実現されます。 人民大衆は、党の政策の正当性とその遂行方法を知るとき、党の政策を死活的なものとして受け入れ、その貫徹のために高い熱意と創発性を発揮して闘争するようになります。 人民大衆に理解されない路線と方針は、生活において大きな力を発揮することはできません。
人民大衆の創造力に依拠して革命と建設を遂行するためには、大衆を一つの政治力量として結束させなければなりません。
大衆の力は団結にあります。 大衆は一つに固く結束されたとき、革命闘争でも建設事業でも、実に驚くべき力を発揮します。
人民大衆を固く結びつけるには、階級路線と群衆路線を正しく結合させなければなりません。
階級的原則を堅固に守りながら、群衆路線を正しく貫徹してこそ、敵対的要素を徹底的に孤立させ、階級的陣地を強固に築くことができ、各界各層の広範な群衆を教養改造して団結させ、革命と建設において彼らの創造力を高く発揮させることができます。 社会主義の下で階級闘争と人民大衆の統一団結を強化する事業を正しく結合させず、左右の偏向を犯せば、大衆の団結を弱め、彼らの革命的熱意と創造力を麻痺させ、革命と建設に大きな損失をもたらします。
革命と建設で人民大衆の創造力を発揚させるためには、革新を妨害するあらゆる古いものに反対して闘争しなければなりません。 特に、消極性と保守主義に反対して積極的に闘争することが重要です。 消極性と保守主義に反対する闘争を強化しなければ、人民大衆の創造力を高く発揚し、革命と建設で絶え間ない革新と高揚を起こすことができません。
革命と建設において群衆的運動を広く展開しなければなりません。
群衆的運動は、労働者大衆の団結と協調を強化し、彼らの無限の力を余すところなく発揮させる創造的な方法であり、大衆的闘争と集団的革新によって社会主義、共産主義建設を加速する革命的方法です。 群衆的運動を妨害する諸要素に反対し、群衆の自覚性と創発性を高く高め、群衆的闘争を組織化し、絶え間なく発展させれば、どんな困難な問題も成果的に解決することができます。
広範な大衆の創造力に依拠して革命と建設を遂行する上で重要な問題は、革命的事業方法を確立することです。 正しい路線と方針があっても、革命的事業方法がなければ、その貫徹で大衆を正しく組織動員することができず、革命と建設を成果的に遂行することはできません。
主席様は早くも抗日革命闘争の時期に、共産主義者の革命的事業方法、主体の事業方法を創始されました。
主体の事業方法は、人民大衆が革命と建設の主人としての立場を守り、主人としての役割を果たすようにする事業方法です。 この事業方法は、常に群衆の中に入り込み、実情を深く理解し、問題解決の正しい方法を立て、上が下を迅速的に助け、すべての事業に政治事業を前面に押し出し、群衆を革命と事業遂行に自覚的に動員し、形式と枠にとらわれず、あらゆる問題を具体的な特性と環境に即して創造的に解決していく革命的で共産主義的な事業方法です。 この事業方法は、常に群衆と生死を共にし、群衆の先頭に立ち、謙虚で、謙虚で、謙虚で、素朴で、寛大な人格を持ち、大衆があらゆる創造的創意工夫を発揮するように導く方法です。
このような主体の事業方法は、お金と鞭で人を動かす方法や行政式、命令式の事業方法とは根本的に対立します。
労働者階級の党は、主権を握る前にも握った後にも、また革命闘争でも建設事業でも、常に革命的事業方法を堅持しなければなりません。 特に、政権を握った後、発展する現実に合わせて事業方法を絶えず改善し、完成しなければなりません。
そうしてこそ、大衆の革命的熱意と創造的極性を十分に発揚させ、社会主義、共産主義建設を力強く推し進めることができます。 また、そうしてこそ、執権党に現れるかもしれない官僚化、行政化の傾向を防ぐことができます。 労働者階級の党が群衆に依拠し、群衆の創造力を発動させる革命的事業方法を堅持することは、革命と建設において原理的意義を持つ重要な問題です。
私たちは、主席が創造された革命的事業方法、偉大な主席様式の事業方法を徹底的に実行し、人民大衆の創造力を高く発揚させることによって、革命と建設をさらに推し進めなければなりません。

(2)実情に合った方法
革命運動は、すべての問題を変化発展する現実と国の具体的条件に即して解決することを要求します。
社会主義、共産主義のための革命闘争は、さまざまな時代的条件と各国の具体的な環境で行われます。 革命と建設において、どの時代、どの国にも当てはまる処方箋はありません。 したがって、常に現実から出発し、すべての問題を実情に即して創造的に解決していかなければなりません。
革命闘争を自国の実情に合わせて正しく進めるためには、自国の革命の主客観的条件をよく計算し、それに合わせて路線と政策、戦略戦術を規定しなければなりません。 自国の革命の主客観的条件を正しく計算できなければ、路線と政策を立てる上で主観主義を犯し、革命と建設に大きな損失をもたらすことになります。
革命闘争では主体的要因、政治思想的要因にもっと大きな意義を持たなければなりません。
主体的力量が準備され、人民大衆の思想意識水準が高いときは、他の条件が不利であっても、革命を主体的に推進することができます。 革命の路線と方途を規定する上では、主体的要因、政治思想的要因を基本に考え、これを強化して革命を積極的に発展させていかなければなりません。
革命闘争と建設事業を自国の実情に即して遂行するためには、既成の理論に正しく対応しなければなりません。
主席が教示されたように、既成理論の命題や公式に接する際には、それがどのような時代的要求を反映し、どのような前提のもとで出されたものであるかを検討し、自国の具体的現実と特性に即して適用しなければなりません。 具体的な革命実践に合わない理論は役に立たないのです。
革命闘争と建設事業を指導する上での出発点は、既成の理論の命題や公式ではなく、生きた現実です。 問題は既成の理論に合うか合わないかにあるのではなく、人民大衆の要求と利益に合うか合わないか、その歴史的時期の主観的条件に合うか合わないかにあります。 人民大衆の要求と利益に合致し、主観的条件に合致すれば、既存の命題や公式にとらわれる必要はありません。
革命闘争を正しく遂行するためには、時代の歴史的条件と自国の具体的実情に即して、革命と建設の新しい原理と方途を積極的に模索しなければなりません。
現実の要求に即して革命の原理と方途を新たに探求することは、私たちの時代に一層切実な意義を持ちます。 革命と建設が比類なく深化発展し、多くの新しい理論実践的問題が提起されている私たちの時代は、今日の現実に合った革命の指導理論と戦略戦術を立て、労働者階級の革命理論を創造的に発展させることを要求している。
私たちの時代の革命実践の要求に即して革命の原理と方途を独創的に天命したわが党の理論活動は、マルクス・レーニン主義の革命原理を堅持し、労働者階級の革命理論を新しい高い段階に発展させた輝かしい模範です。
革命と建設において、他人の経験に批判的、創造的に接することが重要です。
他人の経験はあくまでもその国の社会歴史的条件と民族的特徴を反映したものです。
そこには自国に必要で有益なものもあればそうでないものもあり、自国の実情に合うものもあれば合わないものもあります。 他の国の経験の中で自分に有益なものは受け入れ、そうでないものは受け入れてはいけません。 他人の良い経験を受け入れる場合にも、それを丸呑みするのではなく、自国の実情に合わせて改造し、変形して受け入れるという立場を守らなければなりません。
他人の経験を参考にしなければなりませんが、できる限り自国の経験をうまく生かしていかなければなりません。
他人のものをむやみに真似ようとしたり、他人の良い経験を無闇に学ぼうとしないのはすべて間違いです。 問題はどのような立場で他人の経験に接するかにあります。 私たちが反対するのは、創造性を失い、他人の経験を覆い隠して崇拝し、自分の実情に合わないものまで丸呑みする教条主義的態度です。 このような態度は、自国の革命発展の要求と人民の志向に合った正しい路線と政策を立てることができず、結局、革命と建設をうまく行うことができなくなります。
創造性を具現化し、すべてのことを自国の実情に即して解決していく方法こそ、事大主義、教条主義を排斥し、革命と建設を成果的に遂行するための科学的、革命的な方法です。


3) 思想を基本に据えなければならない。

革命運動において人民大衆の自主的な思想意識が決定的な役割を果たしているように、革命と建設では必ず思想を基本に据え、人民大衆の自覚性と積極性を高めるための思想改造事業、政治事業をすべての事業の先頭に据えなければなりません。

(1)思想改造を先行
思想改造は人々を真の共産主義的な人間に改造する重要な事業です。
主席は、社会のすべての成員を革命化、労働階級化、インテリ化し、彼らを主体型の共産主義的幹に改造することを、全社会を主体思想化するための重要な革命と事業の一つとして提起されました。

社会主義、共産主義を建設するには、生産力を発展させ、社会関係を変革するだけでなく、人々自体を全面的に発展した共産主義的肝に改造しなければなりません。 いくら生産力が高水準に達し、物質的富が豊かになったとしても、社会の主人である人々が共産主義的人間に改造されなければ、共産主義社会を建設したとは言えません。

人々を全面的に発展した共産主義的人間、自主的で創造的な人間にするためには、彼らを共産主義思想と先進的な科学技術知識で武装させ、高い文化水準を持たせなければなりません。

特に、人々を共産主義思想で武装させることに優先的な関心を向けなければなりません。

人間改造は本質的に思想改造です。 人々の価値と品格を決定するのは思想であり、したがって、人を改造する上で何よりも重要なのは思想を改造することです。

思想改造は、人々の物質的生活条件を改変する事業や彼らの文化技術水準を高める事業よりも難しい事業です。 人々の思想意識は社会経済的地位と物質的生活条件によって制約されますが、社会経済的地位と社会生活の物質的条件が変わったからといって勝手に改変されるわけではありません。 古い思想の残滓は非常に保守的で執拗です。 思想改造は複雑で長期的な事業であり、精力的に闘争しなければ成果は得られません。

人々の思想改造は一つの深刻な革命であり、人々の思想意識領域から古い社会の遺物を最終的に取り除き、すべての労働者を先進的な労働者階級の思想、共産主義思想で武装させるための闘争であり、搾取階級が清算された社会主義社会で行われる階級闘争の基本形式を形成しています。 人々を共産主義的に改造するためには、社会主義制度が立った後も、帝国主義者たちの反動的な思想文化的侵入に反対して闘争すると同時に、人々の頭の中に残っている古い思想の残滓を取り除き、彼らを新しい共産主義思想で武装させるための思想革命を引き続き徹底的に遂行しなければなりません。

思想改造の基本は、革命的世界観、革命観を確立することです。

人々を社会主義、共産主義偉業のために献身的に闘う熱烈な共産主義革命家にするためには、彼らの中に革命観を正しく立てなければなりません。 革命にどう接し、革命にどれだけ積極的に参加するかは、結局、革命観がどう立っているかによって決まります。

私たちの党員と労働者が持つべき革命観は主体の革命観です。 主体の革命観とは、人民大衆を中心に置いて革命に接する観点と立場であり、人民大衆のために毅然と戦っていく革命精神です。

主体の革命観の核となるのは、党と首領に対する忠誠心です。 社会主義、共産主義偉業は領袖によって開拓され、党と領袖の領導の下で遂行されます。 革命運動は、党と領袖の領導を支持してこそ勝利することができます。 したがって、革命観を正しく立てるためには、常に党と領袖に対する忠実性を高めることを基本に据えなければなりません。

革命観を正しく立てるためには、革命思想と革命理論でしっかりと武装しなければなりません。 革命思想と革命理論を体得しなければ、革命発展の正当性を正しく認識し、革命の前途を確信を持って見通すことができ、どんな逆境に直面しても動揺や躊躇をせずに最後まで戦い抜くことができます。

革命観を正すには、共産主義革命精神を所有しなければなりません。 共産主義革命精神は、党と領袖のために、労働者階級と人民のためにすべてを捧げる絶え間ない献身性であり、革命の敵対者に対する燃えるような敵意と憎しみであり、どんな逆境の中でも一点の曇りもなく、革命の志を守り、最後まで堅実に戦う強固な革命精神です。 それは前進途上で遭遇する苦難と難関を勇敢に乗り越え、すべてを自らの力で解決していく自力再生の革命精神であり、革命組織を最も大切にし、組織規律を自覚的に守る強い組織性と規律性の精神です。 このような共産主義革命精神を持ってこそ、真の革命家になることができます。

革命思想と理論を信念化し、講義した共産主義革命精神を持つようになったとき、革命観が正しく立っていると言えます。

革命観が正しく立っているかどうかは、革命的実践によって検証されます。 革命的実践は思想改造の強力な手段であると同時に、人々の思想を検証する尺度です。 実践と行動を離れては、人々の思想を評価し、検証することはできません。 共産主義者の革命的実践とは、首領の革命思想、党の路線と政策を貫徹するための闘争です。 首領の革命思想を受け止め、党の路線と政策を貫徹するためにすべてを捧げて闘争する人が、革命観が真っ直ぐな真の共産主義革命家です。

革命観が真っ直ぐな共産主義革命家になるためには、革命的学習を強化しなければなりません。

学習は革命思想と理論、戦略戦術で武装するための基本方途です。 学習をしなければ、革命闘争の真理を体得することができず、高い階級的見識と革命的識見を持つことができません。 革命する人は常に学習を第一の任務とし、生涯にわたって学習を続けなければなりません。 学習は単に理論と知識を得るためのものではありません。 学習を通じて学んだ革命理論と知識は必ず信念化されなければなりません。

革命観が正しい共産主義革命家になるためには、革命的組織生活をしっかりしなければなりません。

組織生活は共産主義運動の本質から出てくる革命的生活様式であり、革命的鍛錬の学校です。 組織生活を離れては、人々が革命家として成長することができず、政治的生命を受け継ぐことができません。 人間は親から肉体的生命を受け取って生まれますが、政治的生命は組織生活を通じて持ち、発揮していくものです。

革命的組織生活は常に強い思想闘争の中で行われなければなりません。 思想教養と一緒に思想闘争を力強く展開してこそ、人々が政治的に覚醒し、鍛錬され、革命家の思想精神的風格を完成していくことができます。 労働者階級の党は、常に革命的な組織生活を行い、思想闘争の炉の中で人々を熱烈な共産主義者に鍛錬しなければなりません。

革命観が正しい共産主義革命家になるためには、革命的実践の中で鍛えなければなりません。

革命家は革命闘争の実践の中で思想的に鍛錬され、革命家の資質と品格を身につけることができます。 階級闘争は最も尖鋭的な革命闘争です。 人々は階級闘争の実践の中で、階級意識を高め、敵を正しく見分けることができるようになり、階級的敵対に対する非妥協的な闘争精神を育みます。 社会主義経済建設のための闘争も重要な革命闘争です。 生産と建設のための実践闘争に積極的に参加することで、社会主義、共産主義偉業の正当性と勝利に対する確信を持ち、真の労働者階級の革命精神、革命的風格を持つことができます。

私たちは、革命的学習と組織生活、革命的実践を通じて、党員と労働者を主体の革命観がしっかりした主体型の共産主義革命家、主席が開拓した主体の革命偉業を最後まで完遂するために身を投じて闘う真の革命闘士に育てなければなりません。

(2) 政治事業の先行
革命と事業を成果的に遂行するためには、人民を教養し、奮起させるための政治事業をすべての事業に先行させなければなりません。

革命と建設は人が行うものであり、革命闘争と社会主義、共産主義建設の成果の可否は、結局、人との事業をいかに行うかにかかっています。 人民との事業は本質的に政治事業であり、人々の思想との事業です。 人民との事業、政治事業を先行させるということは、他のすべての事業に先んじて人民大衆を党の路線と政策で武装させ、彼らの革命的熱意を呼び起こすことによって、大衆自身が高い自覚性と積極性を持って革命闘争と建設事業を成果的に遂行するようにすることです。 本来、革命とは自覚的な闘争です。 革命は誰かに頼まれてやるものでも、何かの報酬を期待してやるものでもなく、あくまでも自分の政治的信念と自覚から出発してやるものです。 したがって、革命闘争では、常に政治事業を先頭に立ち、人々の自覚と積極性を高めることを確固たる原則としなければなりません。

政治事業を先導することは、社会主義制度の本質から流れ出る要求です。 人民大衆を抑圧搾取する資本主義社会とは異なり、人民大衆がすべての主人となっている社会主義社会では、彼らの高い政治的自覚と革命的熱意に依拠することが正当な原則です。 政治事業を先頭に立って革命の主人としての労働者の自覚的熱意を高めなければ、社会主義制度の優越性を発揚させることができず、社会主義建設を力強く推し進めることができません。

政治事業を先行させるということは、行政実務事業や技術経済事業を軽視することを意味するものではありません。

主席が教示されたように、政治事業を前面に押し出しながら、行政実務事業、技術経済事業を正しく結合しなければなりません。 社会主義、共産主義建設は、全社会的規模で計画的に推進される高度に組織化された事業であり、現代科学技術に基づいて行われる複雑な事業です。 緻密な行政組織事業、科学的な技術経済事業は、社会主義、共産主義建設の必須要件です。 しかし、行政組織事業、技術経済事業自体も、政治事業を前面に押し出した条件下でのみうまくいくことができます。 政治事業を捨てて、技術経済的な実務事業だけでは、いかなる革命と事業も成果的に遂行することはできません。

人民大衆を社会主義建設に成果的に組織動員するには、政治的・道徳的刺激を中心にしながら、これに物質的刺激を正しく配合しなければなりません。

社会主義社会の本質的特徴は、その共産主義的性格にあります。 政治道徳的刺激は、社会主義社会の共産主義的性格から提起されるものであり、それを強化するためのものです。 もちろん、社会主義社会は過渡的性格を持っている以上、ここでは労働の質と量による社会主義的分配原則を実施しなければならず、物質的刺激を無視してはなりません。 しかし、政治道徳的刺激を軽視し、物質的刺激を主体とすることは、社会主義制度の根本性格に反するものであり、それは労働者の中に利己主義を助長し、彼らをお金や物質にのみ執着させ、結局、社会主義制度と革命の前兆を腐食させる非常に危険で有害な偏向です。 社会主義下では、あくまでも政治道徳的刺激を中心にしなければなりません。 社会主義制度の本質的優越性は、あらゆるものの主人となった人民大衆が固く団結し、国と人民のために、社会と集団のために自覚的に働くことにあります。 政治道徳的刺激を主としてこそ、人民大衆が国と革命の主人としての立場と態度を正しく持ち、自覚的に熱心に働くことができます。

政治事業は、説教と教養の方法で行うべきです。 政治事業は人々との事業、彼らの思想意識を呼び起こす事業です。 命令し号令する官僚主義的方法では、決して人々の自覚的熱意を呼び起こすことはできません。 説得し啓蒙する説教と教養の方法によってのみ、人々を革命思想で武装させ、彼らの革命的熱意と無限の創造力を余すところなく発揮させることができ、党と大衆との結びつきをより強固にすることができます。

政治事業は様々な形式と方法で斬新に行わなければなりません。 政治事業は、さまざまな条件と環境で行われ、さまざまなレベルと特性を持つ人々を対象とする創造的な事業である以上、一つの処方や枠組みに合わせることはできません。 政治事業は、実情に即してさまざまな形式と方法で、実利的に展開しなければなりません。

政治事業は、大衆自身の事業として展開しなければなりません。 広範な大衆を教養して発動する政治事業は、一部の人々の力だけではできません。 本来、革命する人はみな政治家になるべきであり、みな大衆の教養者、組織者になるべきです。

主席が教示されたように、一人が十人、十人が百人、百人が千人を教養し、動かすことは、多くの人々を政治事業に参加させ、それを大衆自身の事業にするための優れた方法です。

政治事業は革命の実践と密接に結び付かなければなりません。 政治事業の重要な目的は、提起された革命と仕事を成果的に解決することにあります。 政治事業の成果は、必ず革命と建設の実践的成果に現れ、それによって評価されなければなりません。 革命と事業遂行から離れた政治事業、革命と建設に役立たない政治事業は役に立たないものです。

われわれは、革命実践によってその正当性と生活力が確証された政治事業を前面に打ち出す原則を堅持し、社会主義、共産主義をより早く、よりよく建設していかなければなりません。


5.主体思想の歴史的意義

主体思想は人類の思想精神生活と世界の革命的変革過程に大きな影響を及ぼしています。 主体思想は世界人民の中で大きな共感を呼び起こし、自主性を志向する私たちの時代の歴史的運動を力強く推し進めています。

主体思想は公認された時代的思想となり、歴史の前進とともにその牽引力と変革的意義はますます大きくなっています。

チュチェ思想は、私たちの時代、チュチェ時代の真の革命的世界観を明らかにしました。 これは、人類の思想発展と解放偉業に貢献したチュチェ思想の重要な歴史的貢献です。

世界に対する人々の見方、人々の視点と立場は長い歴史の中で発展してきました。

過去の世界観の発展の歴史は、相反する二つの哲学潮流である唯物論と観念論、弁証法と形而上学の闘争の歴史でした。 マルクス主義はこの闘争で唯物論と弁証法の勝利を確定しました。 マルクス主義の唯物弁証法的世界観の出現は、当代の要求を反映したものでした。 いち早く労働者階級が歴史に登場したことで、人類史には新しい時代が胎動し始めました。 資本に反対する革命の幕開けを迎えた新しい歴史的条件は、闘争に立ち上がった労働者階級に、資本主義の滅亡と社会主義の勝利の必然性を悟らせる革命思想を切実に要求しました。 ここで前面に出た問題は、反動的な資本の支配を神聖化し、その永遠性を説くのに役立ってきた観念論と形而上学を打破し、労働者階級の科学的な世界観を明らかにすることでした。 唯物弁証法的世界観はまさにこの時代的要求を反映して生まれました。

時代の発展は世界観の発展を伴います。 労働者階級の進出とともに開始された革命の絶え間ない拡大発展は、これまで歴史の対象であった労働人民大衆が歴史の主人として登場する新しい時代の誕生をもたらしました。 労働者階級をはじめとする勤労人民大衆が世界を支配する偉大な力量として登場した新時代は、彼らが自己の運命の主人となり、それを自主的、創造的に開拓し、民族解放、階級解放、人間解放の歴史的偉業を勝利的に実現していくことができるようにする新しい世界観の出現を要求しました。 この歴史的課題は、主思想が創始されることによって、見事に解決されました。

新しい時代の世界観を明らかにした主體思想は、その基礎をなす哲学的原理において新しく独創的なものです。

従来、物質と意識、存在と思惟の関係を哲学の根本問題としてきました。 物質一次性、存在一次性に関するマルクス主義の唯物論的原理は、この問題に科学的解明を与えました。

主體思想は、世界の起源問題が唯物論的に明らかにされた条件下で、世界における人の地位と役割問題を哲学の根本問題として新たに提起し、世界の主人は誰なのかという問題に答えを与えました。

世界の主人としての人間の地位と役割を明らかにした主體思想の哲学的原理は、人間に対する新たな解明に基づいています。

人間に関する問題は先行哲学でも数多く論じられてきましたが、ほとんどそれは社会的関係を離れ、純粋な人間に対する抽象的な見解に留まっていました。 人間本質に関する問題は、マルクス主義によって社会関係の中で提起され、解明されました。

主體思想は、人間を社会的関係の中で見て、人間の本質的特性を新たに明らかにしました。 主體思想によって、人間は自主性、創造性、意識性を持つ社会的存在であることが明らかにされたことによって、人間に対する完璧な哲学的解明が与えられました。 主體思想が社会的な人間に対する科学的解明に基づいて、人間がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理を天命したことは、世界観に新たな変革をもたらした哲学的発見となります。

人がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという思想、つまり、人が世界と自己運命の主人であり、世界の改造者、自己運命の開拓者であるという思想は、観念論や形而上学とは根本的に対立します。 観念論が世界と人の運命は超自然的な「力」によって支配されるという神秘主義に帰着するならば、形而上学は世界の全ては固定不変であり、従って人は与えられた運命に従わなければならないという宿命論に帰着します。 人が世界と自己の運命の主人であり、世界を改造し、自己の運命を開拓することができるという思想は、神秘主義と宿命論を否定した唯物論的、弁証法的立場を前提とします。

主體思想は、物質世界発展の最高産物である人間による世界の支配とその改造発展の原理を独創的に定式化することで、世界観の礎石を新たに明らかにしました。 主體の哲学原理に基づく世界観は、人間中心の世界観です。

歴史上には様々な類型の世界観がありましたが、人を中心に世界に対する視点と立場を明らかにしたものはありませんでした。 世界を観念や精神の世界と見る観念論者たちは言うまでもなく、過去の時期、世界を物質的な世界と見た唯物論者たちも、人を中心に世界に対する視点と立場を明らかにしなかったのです。

主體思想は、人を単に世界の一部としてではなく、世界を支配する主人として掲げ、従来とは異なり、世界の主人である人を中心に世界とその変化発展に対する新しい世界観を確立しました。 人を中心に世界と向き合う主体の視点と立場は、世界を改造し、自己の運命を開拓していく人の自主的で創造的な認識活動、実践活動を保障する確固たる担保となります。

世界に対する人間中心の視点と立場を明らかにした主体思想は、社会力史に対する見方を新たに革新しました。 マルクス主義以前は、唯物論や弁証法を提唱した人々も、社会力史に対しては観念論的立場に立っていました。 マルクス主義は、社会も自然と同じく物質世界に属し、物質世界発展の一般的適合法則性によって変化発展することを明らかにすることによって、社会歴史に対する観念論的見解を打破しました。

チュチェ思想は、社会力史に作用する物質世界発展の一般的適合法則性を認めながら、社会歴史に固有の法則性を明らかにしました。 ここに、労働者階級の社会力史観を完成させたチュチェ思想の重要な功績があります。

歴史の主体は人民大衆であり、社会歴史的運動は人民大衆の自主的、創造的運動であり、革命闘争において人民大衆の自主的な思想意識が決定的な役割を果たすという社会力原理は主体史観の基本的な内容を構成しています。 これは主体の運動である社会力史的運動の本質と性格、推進力に対する新しい解明となります。

主體思想は、歴史発展と社会革命を主体である人民大衆を中心に見る新しい視点と立場を確立しました。

人間中心の世界観、社会力史観を明らかにした主席思想は、世界観の発展において大きな転換をもたらしました。 マルクス主義によって初めて労働者階級の革命的世界観が確立されたならば、主席思想によって労働者階級の革命的世界観は新しい高い段階に発展しました。

新しい歴史的時代、主体時代を代表する革命的世界観である主体思想は、あらゆる反動的、反革命的思想を徹底的に打ち破り、自主と独立、社会主義、共産主義を志向していく人類の前進運動を正しく導いています。

チュチェ思想は労働者階級の革命理論の発展において新たな高段階を切り開きました。 労働者階級の革命偉業、人類の解放偉業に寄与したチュチェ思想の歴史的貢献もここにあります。

労働者階級の革命理論が出現してから長い年月が経過し、革命運動は大きく前進しました。 新しい時代の革命実践は、新しい歴史的条件に合わせて革命理論を発展させることを要求しました。 主体思想は、革命と建設の主人は人民大衆であり、革命と建設を推し進める力も人民大衆にあるという革命の根本原理を提起し、それに基づき、私たちの時代が要求する革命理論を新たに明らかにしました。

チュチェ思想はチュチェ時代の革命理論を展開するための正しい基礎です。 主體思想に基づいて革命理論を展開するということは、革命と建設の主人である勤労人民大衆を中心に置き、革命運動の原理と法則性を明らかにするということです。

勤労人民大衆を中心に置いて革命理論を展開することは、主體時代の革命運動の要求です。 勤労人民大衆が世界の主人として登場し、彼らの自主的な思想意識と創造力によって革命闘争が広く、深く展開されている私たちの時代には、勤労人民大衆を中心に置いて革命理論を展開しなければ、革命運動の原理と法則性を正しく解明することができません。 チュチェ思想は、労働人民大衆を中心に置いて革命理論を展開することによって、労働人民大衆の自主性を実現するための革命理論を全面的に解明することができ、労働者階級の革命理論を民族解放、階級解放、人間解放に関する理論を包括する完璧な理論として、社会改造、自然改造、人間改造に関する理論を集大成した完成された共産主義理論としました。

労働人民大衆を中心に置いて革命理論を展開することは、革命運動の性質に合った革命理論と戦略戦術を展開する確固たる担保です。

すべての革命運動は勤労人民大衆のための事業であり、彼ら自身によって遂行される事業であるだけに、革命理論と戦略戦術は当然、勤労人民大衆の利権を擁護し、彼らの役割を高めるものでなければなりません。 人民大衆の利権をいかに擁護するかによって理論の価値が規定され、人民大衆の役割をいかに高めるかによって戦略戦術の威力が決定されると言えます。 チュチェ思想は、人民大衆の自主性と創造性、意識性から出発することで、人民大衆の根本的利益を擁護し、彼らの高い革命的熱意と無限の創造力を正しく発揚させる理論と戦略戦術を打ち出すことができるようにしました。 そして、労働者階級の革命理論を労働人民大衆の利益を徹底的に擁護し、彼らの役割を最大限高めることができる最も強力な革命理論にしました。

主體思想は、先行した革命理論に正しく接することができるようにする指針にもなります。 労働者階級の先行した革命理論は、今日とは異なる時代的条件と課題を前提として生まれましたが、階級的理念と使命においては主體思想に基づいた革命理論と共通性を持っています。 チュチェ思想は、既成の理論と経験に創造的に対処する原則を提起することによって、先行革命理論を私たちの時代の革命実践の要求に即して具現し、発展させていくことができます。 特に、それは労働者階級と労働人民大衆の自主性を徹底的に擁護し、実現する立場を堅持することによって、革命を途中で放棄したり、階級闘争を否定する修正主義をはじめ、あらゆる日和見主義を正確に見極め、克服し、労働者階級の革命理論で階級的原則と継続革命の精神を堅固に堅持していくことができます。

チュチェの革命理論はチュチェ時代の労働者階級の真の革命理論であり、労働人民大衆の自主性のための闘争とともに永遠に勝利する不滅の共産主義革命理論です。

偉大な思想は偉大な実践を生みます。 哲学的原理と社会歴史的運動、革命運動の正当性を新たに天命し、革命と建設の指導的原則を科学的に明らかにしている偉大な主思想は、革命実践に大きな変革をもたらしました。

主体思想は何よりも朝鮮革命に輝かしく具現され、偉大な勝利をもたらしました。

朝鮮革命は主体思想によって導かれる革命であり、主体思想を離れて朝鮮革命のすべての勝利を考えることはできません。 主体思想の旗の下で前進することで、朝鮮革命は事大勢力と教条による揺籃期(草創期)の苦痛から抜け出し、重なる難関と試練を乗り越え、苦しい闘争の前途を勝利的に切り開くことができました。

チュチェ思想は、他の人が歩んだことのない新しい道を歩み、革命と建設を最も真っ直ぐに導いてくれました。 朝鮮革命は植民地民族解放の最も正しい道を開拓した革命であり、社会主義への近道を開いた革命です。 朝鮮革命は、世界が「社会主義の模範」と呼ぶ最も優れた社会主義の新しい生活を創造した革命であり、社会主義、共産主義の不慣れな道を勝利的に開拓していく革命です。 チュチェ思想が前途を照らしてくれたからこそ、われわれは最も近い道に進み、短期間で自主、独立、社会主義のための闘いで世界を驚嘆させる偉大な勝利を収めることができました。

主体思想はわが国で厳然たる現実となりました。 私たちの人民が成し遂げた世紀的な変革と偉大な創造物は主思想の高貴な成果です。 今日、私たち人民は主体思想の旗の下で成し遂げた輝かしい勝利と成果に高い誇りとプライドを持ち、全社会を主体思想の要求通りに改造するための歴史的闘争を展開しています。

主體思想は自主性を志向する世界人民の共通の念願を反映しており、自主の新しい世界を創造する私たちの時代の革命運動の発展に大きな影響を与えています。

主體思想は新しい革命の道、自主的に、創造的に革命する広い道を開いてくれました。

革命運動が民族国家単位で多様に繰り広げられている私たちの時代は、各国の人民が革命の主人としての高い自覚を持ち、主人としての役割を正しく果たすことを要求しています。 対外主義、教条主義のような誤った思想の影響がある条件では、これはさらに切実な問題となります。 主體思想は、自主的、創造的に革命する道を明らかにすることで、各国の人民が自主的発展を妨げるあらゆる古い思想の束縛から解放され、革命の主人としての責任を深く心に刻むことができ、自分の主観と信念に基づき、自国の実情に合った路線と政策を立て、自らの創造力を動員して革命を遂行していくことができるようにしました。 自主的に、創造的に革命する道が開かれたことで、さまざまな歴史的条件と発展段階にある人民が勝利の信念を持って民族解放、階級解放を実現し、社会主義、共産主義を建設するための闘争を積極的に展開することができるようになりました。

チュチェ思想は自主性に基づき前進する国際共産主義運動の新しい道、国際関係発展の新しい時代を切り開きました。

共産主義運動は、あらゆる従属と不平等をなくし、自己の運命の真の主人になるための各国党と人民の自主的な運動であり、したがって、ここにはいかなる上下関係や主従関係もあり得ません。 国と民族にとって自主性は生命であり、それらの間に支配と従属、命令と服従関係は許されません。 主體思想は、自主性を党と党、国家間の関係の根本原理として提起することによって、国際共産主義運動と国際関係発展において新たな転換をもたらすことができました。 今日、自主性の原則は、国際共産主義運動の発展を保障し、共産党、労働党間の関係を規定する確固たる原則としてますます大きな生命力を発揮しており、それは新興独立国家、社会制度を異にする世界諸国の間でも国家関係発展の公認された原則として、従属と不平等を強要する帝国主義者たちに反対する力強い武器となっています。

まさに主體思想は、新しい世界を創造し、自己の運命を開拓するための人民大衆の不滅の闘争の旗、勝利の旗です。

偉大な主席をお迎えし、主体思想の旗を掲げて半世紀以上の輝かしい闘争と勝利の道を歩んできた私たちの党と人民は、これからも主体思想の旗を高く掲げて力強く闘争していかなければなりません。

私たちの革命はまだ終わっておらず、私たちの前には当然複雑で困難な革命任務が残っています。 主体思想の旗を高く掲げて闘い続ければ、どんな困難と試練も乗り越え、祖国の統一を早め、社会主義・共産主義偉業の終局的勝利を成し遂げることができます。

私たちは主体思想でさらに強固に武装し、主体思想を具現した党の路線と政策を徹底的に貫徹することによって、わが党が提起した全社会の主体思想化綱領を成果的に実現していかなければなりません。

全社会の主体思想化を実現するためには、すべての党員と労働者が主体思想で徹底的に武装し、主体思想が指し示す道に沿って、いつでもどこでも主体思想が指し示す道に沿って堅実に戦っていくようにしなければなりません。

党員と労働者を主体思想で武装させ、主体思想を具現化していく上で、科学理論事業が重要な任務を担っています。

主體思想の研究と宣伝を先導してこそ、党員と労働者を主體の革命的世界観で強固に武装させることができ、革命と建設で主體思想を徹底的に具現化することができます。

すべての科学理論関係者たちは自分の重い責任を深く自覚し、主体思想を研究し宣伝する事業で新たな転換を起こさなければなりません。

社会科学部門で主體思想とそれによって明らかにされた思想理論に関する研究を幅広く進めなければなりません。

社会科学者たちは主思想の原理と指導的原則、主体思想によって明らかにされたすべての思想理論を全面的に研究し、主体思想を具現化し、革命と建設で私たちの党が成し遂げた成果と経験を深く研究しなければなりません。

私たちの社会科学は、革命実践で緊密に提起される問題に正しい科学理論的解答を与えなければなりません。 社会科学部門の一団は、実践的問題を解決することを基本に主思想研究を深化させることで、革命と建設で提起されるすべての問題を科学理論的に正しく解明しなければなりません。

主体思想は社会科学のすべての部門を新しい土台の上で発展させるための広い道を開いてくれました。

私たちは主体思想を思想理論的、方法論的基礎として科学研究事業を絶えず深化発展させることによって、社会科学のすべての部門を新しい研究成果で豊かにしていかなければなりません。

主體思想教育を強化しなければなりません。

私たちの教育機関は主体思想教育の殿堂であり、わが国の学校教育は主体思想で統一されなければなりません。

すべての教育機関で主体思想教育の質を決定的に高め、学生たちが高等中学校を卒業するときには主体思想の革命的世界観の骨格を持ち、大学を卒業するときには主体思想の革命的世界観が確固たるイルクンに育てなければなりません。

特に大学で主体思想理論の教育を強化しなければなりません。 大学では、世界観を確立するための教養教育と専門分野の知識を体得させるための教育を正しく組み合わせなければなりません。 大学の社会科学学部では、学生たちに主体の革命的世界観を正し、専門教育を強化し、主体の思想理論を深く所有した専門家を立派に養成しなければなりません。

幹部と党員、労働者の中で主體思想の学習を強化しなければなりません。

党理論宣伝は、幹部と党員、労働者たちに主體思想理論を深く体得させる事業です。

主體思想は、真の主體型の革命家の政治的生命を繋いでいくための貴重な思想精神良識です。 真の主體型の革命家になるためには、誰もが主體思想を深く学習しなければなりません。

すべての幹部と党員、労働者たちは常に主體思想理論を体得するための学習を着実に行い、それを自分の骨と肉にしなければなりません。

科学理論関係者と出版報道関係者は主體思想理論を深く解説した良質の本と文章をたくさん書いて、幹部と党員、労働者たちを主體思想で強く武装させるために積極的に貢献しなければなりません。

科学理論の分野で反動的なブルジョア思想とあらゆる日和見主義思想に反対する闘争を強化し、主体思想の純度を徹底的に堅持しなければなりません。

科学理論の労働者たちは、主體思想と対置されるあらゆる敵対的思想の反動的本質と解読性を鋭く暴露し、わずかな非階級的、非革命的な思想要素でも私たちの内部に侵入してくるのを徹底的に阻止しなければなりません。 われわれのすべての科学理論の兵士たちは、ブルジョア思想と封建儒教思想、修正主義、事大主義、教条主義をはじめとする反動的、反革命的な思想潮流に反対して非妥協的に闘争し、あらゆる反動と日和見主義者たちの策動を打ち砕き、主体思想を堅固に擁護しなければなりません。

われわれの科学理論家たちは、偉大な主体思想を鉄壁の信念とし、すべての科学理論活動を主体思想理論を研究宣伝し、擁護することで一貫して行い、主
体思想の偉大さと正当性を広く、深く解説し、宣伝しなければなりません。

革命と建設において、先進的な思想の持ち主であり、伝播者である社会科学者と理論家たちの役割は非常に大きいです。

私は、わが党の科学理論の働き手たちが主体思想の積極的な擁護者、宣伝伝道者としての使命と本分を念頭に置き、主思想革命偉業の終局的完成のための闘争に立派に貢献することを信じます。

5.主体思想の歴史的意義

主体思想は人類の思想精神生活と世界の革命的変革過程に大きな影響を及ぼしています。 主体思想は世界人民の中で大きな共感を呼び起こし、自主性を志向する私たちの時代の歴史的運動を力強く推し進めています。

主体思想は公認された時代的思想となり、歴史の前進とともにその牽引力と変革的意義はますます大きくなっています。

チュチェ思想は、私たちの時代、チュチェ時代の真の革命的世界観を明らかにしました。 これは、人類の思想発展と解放偉業に貢献したチュチェ思想の重要な歴史的貢献です。

世界に対する人々の見方、人々の視点と立場は長い歴史の中で発展してきました。

過去の世界観の発展の歴史は、相反する二つの哲学潮流である唯物論と観念論、弁証法と形而上学の闘争の歴史でした。 マルクス主義はこの闘争で唯物論と弁証法の勝利を確定しました。 マルクス主義の唯物弁証法的世界観の出現は、当代の要求を反映したものでした。 いち早く労働者階級が歴史に登場したことで、人類史には新しい時代が胎動し始めました。 資本に反対する革命の幕開けを迎えた新しい歴史的条件は、闘争に立ち上がった労働者階級に、資本主義の滅亡と社会主義の勝利の必然性を悟らせる革命思想を切実に要求しました。 ここで前面に出た問題は、反動的な資本の支配を神聖化し、その永遠性を説くのに役立ってきた観念論と形而上学を打破し、労働者階級の科学的な世界観を明らかにすることでした。 唯物弁証法的世界観はまさにこの時代的要求を反映して生まれました。

時代の発展は世界観の発展を伴います。 労働者階級の進出とともに開始された革命の絶え間ない拡大発展は、これまで歴史の対象であった労働人民大衆が歴史の主人として登場する新しい時代の誕生をもたらしました。 労働者階級をはじめとする勤労人民大衆が世界を支配する偉大な力量として登場した新時代は、彼らが自己の運命の主人となり、それを自主的、創造的に開拓し、民族解放、階級解放、人間解放の歴史的偉業を勝利的に実現していくことができるようにする新しい世界観の出現を要求しました。 この歴史的課題は、主思想が創始されることによって、見事に解決されました。

新しい時代の世界観を明らかにした主體思想は、その基礎をなす哲学的原理において新しく独創的なものです。

従来、物質と意識、存在と思惟の関係を哲学の根本問題としてきました。 物質一次性、存在一次性に関するマルクス主義の唯物論的原理は、この問題に科学的解明を与えました。

主體思想は、世界の起源問題が唯物論的に明らかにされた条件下で、世界における人の地位と役割問題を哲学の根本問題として新たに提起し、世界の主人は誰なのかという問題に答えを与えました。

世界の主人としての人間の地位と役割を明らかにした主體思想の哲学的原理は、人間に対する新たな解明に基づいています。

人間に関する問題は先行哲学でも数多く論じられてきましたが、ほとんどそれは社会的関係を離れ、純粋な人間に対する抽象的な見解に留まっていました。 人間本質に関する問題は、マルクス主義によって社会関係の中で提起され、解明されました。

主體思想は、人間を社会的関係の中で見て、人間の本質的特性を新たに明らかにしました。 主體思想によって、人間は自主性、創造性、意識性を持つ社会的存在であることが明らかにされたことによって、人間に対する完璧な哲学的解明が与えられました。 主體思想が社会的な人間に対する科学的解明に基づいて、人間がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理を天命したことは、世界観に新たな変革をもたらした哲学的発見となります。

人がすべてのものの主人であり、すべてを決定するという思想、つまり、人が世界と自己運命の主人であり、世界の改造者、自己運命の開拓者であるという思想は、観念論や形而上学とは根本的に対立します。 観念論が世界と人の運命は超自然的な「力」によって支配されるという神秘主義に帰着するならば、形而上学は世界の全ては固定不変であり、従って人は与えられた運命に従わなければならないという宿命論に帰着します。 人が世界と自己の運命の主人であり、世界を改造し、自己の運命を開拓することができるという思想は、神秘主義と宿命論を否定した唯物論的、弁証法的立場を前提とします。

主體思想は、物質世界発展の最高産物である人間による世界の支配とその改造発展の原理を独創的に定式化することで、世界観の礎石を新たに明らかにしました。 主體の哲学原理に基づく世界観は、人間中心の世界観です。

歴史上には様々な類型の世界観がありましたが、人を中心に世界に対する視点と立場を明らかにしたものはありませんでした。 世界を観念や精神の世界と見る観念論者たちは言うまでもなく、過去の時期、世界を物質的な世界と見た唯物論者たちも、人を中心に世界に対する視点と立場を明らかにしなかったのです。

主體思想は、人を単に世界の一部としてではなく、世界を支配する主人として掲げ、従来とは異なり、世界の主人である人を中心に世界とその変化発展に対する新しい世界観を確立しました。 人を中心に世界と向き合う主体の視点と立場は、世界を改造し、自己の運命を開拓していく人の自主的で創造的な認識活動、実践活動を保障する確固たる担保となります。

世界に対する人間中心の視点と立場を明らかにした主体思想は、社会力史に対する見方を新たに革新しました。 マルクス主義以前は、唯物論や弁証法を提唱した人々も、社会力史に対しては観念論的立場に立っていました。 マルクス主義は、社会も自然と同じく物質世界に属し、物質世界発展の一般的適合法則性によって変化発展することを明らかにすることによって、社会歴史に対する観念論的見解を打破しました。

チュチェ思想は、社会力史に作用する物質世界発展の一般的適合法則性を認めながら、社会歴史に固有の法則性を明らかにしました。 ここに、労働者階級の社会力史観を完成させたチュチェ思想の重要な功績があります。

歴史の主体は人民大衆であり、社会歴史的運動は人民大衆の自主的、創造的運動であり、革命闘争において人民大衆の自主的な思想意識が決定的な役割を果たすという社会力原理は主体史観の基本的な内容を構成しています。 これは主体の運動である社会力史的運動の本質と性格、推進力に対する新しい解明となります。

主體思想は、歴史発展と社会革命を主体である人民大衆を中心に見る新しい視点と立場を確立しました。

人間中心の世界観、社会力史観を明らかにした主席思想は、世界観の発展において大きな転換をもたらしました。 マルクス主義によって初めて労働者階級の革命的世界観が確立されたならば、主席思想によって労働者階級の革命的世界観は新しい高い段階に発展しました。

新しい歴史的時代、主体時代を代表する革命的世界観である主体思想は、あらゆる反動的、反革命的思想を徹底的に打ち破り、自主と独立、社会主義、共産主義を志向していく人類の前進運動を正しく導いています。

チュチェ思想は労働者階級の革命理論の発展において新たな高段階を切り開きました。 労働者階級の革命偉業、人類の解放偉業に寄与したチュチェ思想の歴史的貢献もここにあります。

労働者階級の革命理論が出現してから長い年月が経過し、革命運動は大きく前進しました。 新しい時代の革命実践は、新しい歴史的条件に合わせて革命理論を発展させることを要求しました。 主体思想は、革命と建設の主人は人民大衆であり、革命と建設を推し進める力も人民大衆にあるという革命の根本原理を提起し、それに基づき、私たちの時代が要求する革命理論を新たに明らかにしました。

チュチェ思想はチュチェ時代の革命理論を展開するための正しい基礎です。 主體思想に基づいて革命理論を展開するということは、革命と建設の主人である勤労人民大衆を中心に置き、革命運動の原理と法則性を明らかにするということです。

勤労人民大衆を中心に置いて革命理論を展開することは、主體時代の革命運動の要求です。 勤労人民大衆が世界の主人として登場し、彼らの自主的な思想意識と創造力によって革命闘争が広く、深く展開されている私たちの時代には、勤労人民大衆を中心に置いて革命理論を展開しなければ、革命運動の原理と法則性を正しく解明することができません。 チュチェ思想は、労働人民大衆を中心に置いて革命理論を展開することによって、労働人民大衆の自主性を実現するための革命理論を全面的に解明することができ、労働者階級の革命理論を民族解放、階級解放、人間解放に関する理論を包括する完璧な理論として、社会改造、自然改造、人間改造に関する理論を集大成した完成された共産主義理論としました。

労働人民大衆を中心に置いて革命理論を展開することは、革命運動の性質に合った革命理論と戦略戦術を展開する確固たる担保です。

すべての革命運動は勤労人民大衆のための事業であり、彼ら自身によって遂行される事業であるだけに、革命理論と戦略戦術は当然、勤労人民大衆の利権を擁護し、彼らの役割を高めるものでなければなりません。 人民大衆の利権をいかに擁護するかによって理論の価値が規定され、人民大衆の役割をいかに高めるかによって戦略戦術の威力が決定されると言えます。 チュチェ思想は、人民大衆の自主性と創造性、意識性から出発することで、人民大衆の根本的利益を擁護し、彼らの高い革命的熱意と無限の創造力を正しく発揚させる理論と戦略戦術を打ち出すことができるようにしました。 そして、労働者階級の革命理論を労働人民大衆の利益を徹底的に擁護し、彼らの役割を最大限高めることができる最も強力な革命理論にしました。

主體思想は、先行した革命理論に正しく接することができるようにする指針にもなります。 労働者階級の先行した革命理論は、今日とは異なる時代的条件と課題を前提として生まれましたが、階級的理念と使命においては主體思想に基づいた革命理論と共通性を持っています。 チュチェ思想は、既成の理論と経験に創造的に対処する原則を提起することによって、先行革命理論を私たちの時代の革命実践の要求に即して具現し、発展させていくことができます。 特に、それは労働者階級と労働人民大衆の自主性を徹底的に擁護し、実現する立場を堅持することによって、革命を途中で放棄したり、階級闘争を否定する修正主義をはじめ、あらゆる日和見主義を正確に見極め、克服し、労働者階級の革命理論で階級的原則と継続革命の精神を堅固に堅持していくことができます。

チュチェの革命理論はチュチェ時代の労働者階級の真の革命理論であり、労働人民大衆の自主性のための闘争とともに永遠に勝利する不滅の共産主義革命理論です。

偉大な思想は偉大な実践を生みます。 哲学的原理と社会歴史的運動、革命運動の正当性を新たに天命し、革命と建設の指導的原則を科学的に明らかにしている偉大な主思想は、革命実践に大きな変革をもたらしました。

主体思想は何よりも朝鮮革命に輝かしく具現され、偉大な勝利をもたらしました。

朝鮮革命は主体思想によって導かれる革命であり、主体思想を離れて朝鮮革命のすべての勝利を考えることはできません。 主体思想の旗の下で前進することで、朝鮮革命は事大勢力と教条による揺籃期(草創期)の苦痛から抜け出し、重なる難関と試練を乗り越え、苦しい闘争の前途を勝利的に切り開くことができました。

チュチェ思想は、他の人が歩んだことのない新しい道を歩み、革命と建設を最も真っ直ぐに導いてくれました。 朝鮮革命は植民地民族解放の最も正しい道を開拓した革命であり、社会主義への近道を開いた革命です。 朝鮮革命は、世界が「社会主義の模範」と呼ぶ最も優れた社会主義の新しい生活を創造した革命であり、社会主義、共産主義の不慣れな道を勝利的に開拓していく革命です。 チュチェ思想が前途を照らしてくれたからこそ、われわれは最も近い道に進み、短期間で自主、独立、社会主義のための闘いで世界を驚嘆させる偉大な勝利を収めることができました。

主体思想はわが国で厳然たる現実となりました。 私たちの人民が成し遂げた世紀的な変革と偉大な創造物は主思想の高貴な成果です。 今日、私たち人民は主体思想の旗の下で成し遂げた輝かしい勝利と成果に高い誇りとプライドを持ち、全社会を主体思想の要求通りに改造するための歴史的闘争を展開しています。

主體思想は自主性を志向する世界人民の共通の念願を反映しており、自主の新しい世界を創造する私たちの時代の革命運動の発展に大きな影響を与えています。

主體思想は新しい革命の道、自主的に、創造的に革命する広い道を開いてくれました。

革命運動が民族国家単位で多様に繰り広げられている私たちの時代は、各国の人民が革命の主人としての高い自覚を持ち、主人としての役割を正しく果たすことを要求しています。 対外主義、教条主義のような誤った思想の影響がある条件では、これはさらに切実な問題となります。 主體思想は、自主的、創造的に革命する道を明らかにすることで、各国の人民が自主的発展を妨げるあらゆる古い思想の束縛から解放され、革命の主人としての責任を深く心に刻むことができ、自分の主観と信念に基づき、自国の実情に合った路線と政策を立て、自らの創造力を動員して革命を遂行していくことができるようにしました。 自主的に、創造的に革命する道が開かれたことで、さまざまな歴史的条件と発展段階にある人民が勝利の信念を持って民族解放、階級解放を実現し、社会主義、共産主義を建設するための闘争を積極的に展開することができるようになりました。

チュチェ思想は自主性に基づき前進する国際共産主義運動の新しい道、国際関係発展の新しい時代を切り開きました。

共産主義運動は、あらゆる従属と不平等をなくし、自己の運命の真の主人になるための各国党と人民の自主的な運動であり、したがって、ここにはいかなる上下関係や主従関係もあり得ません。 国と民族にとって自主性は生命であり、それらの間に支配と従属、命令と服従関係は許されません。 主體思想は、自主性を党と党、国家間の関係の根本原理として提起することによって、国際共産主義運動と国際関係発展において新たな転換をもたらすことができました。 今日、自主性の原則は、国際共産主義運動の発展を保障し、共産党、労働党間の関係を規定する確固たる原則としてますます大きな生命力を発揮しており、それは新興独立国家、社会制度を異にする世界諸国の間でも国家関係発展の公認された原則として、従属と不平等を強要する帝国主義者たちに反対する力強い武器となっています。

まさに主體思想は、新しい世界を創造し、自己の運命を開拓するための人民大衆の不滅の闘争の旗、勝利の旗です。

偉大な主席をお迎えし、主体思想の旗を掲げて半世紀以上の輝かしい闘争と勝利の道を歩んできた私たちの党と人民は、これからも主体思想の旗を高く掲げて力強く闘争していかなければなりません。

私たちの革命はまだ終わっておらず、私たちの前には当然複雑で困難な革命任務が残っています。 主体思想の旗を高く掲げて闘い続ければ、どんな困難と試練も乗り越え、祖国の統一を早め、社会主義・共産主義偉業の終局的勝利を成し遂げることができます。

私たちは主体思想でさらに強固に武装し、主体思想を具現した党の路線と政策を徹底的に貫徹することによって、わが党が提起した全社会の主体思想化綱領を成果的に実現していかなければなりません。

全社会の主体思想化を実現するためには、すべての党員と労働者が主体思想で徹底的に武装し、主体思想が指し示す道に沿って、いつでもどこでも主体思想が指し示す道に沿って堅実に戦っていくようにしなければなりません。

党員と労働者を主体思想で武装させ、主体思想を具現化していく上で、科学理論事業が重要な任務を担っています。

主體思想の研究と宣伝を先導してこそ、党員と労働者を主體の革命的世界観で強固に武装させることができ、革命と建設で主體思想を徹底的に具現化することができます。

すべての科学理論関係者たちは自分の重い責任を深く自覚し、主体思想を研究し宣伝する事業で新たな転換を起こさなければなりません。

社会科学部門で主體思想とそれによって明らかにされた思想理論に関する研究を幅広く進めなければなりません。

社会科学者たちは主思想の原理と指導的原則、主体思想によって明らかにされたすべての思想理論を全面的に研究し、主体思想を具現化し、革命と建設で私たちの党が成し遂げた成果と経験を深く研究しなければなりません。

私たちの社会科学は、革命実践で緊密に提起される問題に正しい科学理論的解答を与えなければなりません。 社会科学部門の一団は、実践的問題を解決することを基本に主思想研究を深化させることで、革命と建設で提起されるすべての問題を科学理論的に正しく解明しなければなりません。

主体思想は社会科学のすべての部門を新しい土台の上で発展させるための広い道を開いてくれました。

私たちは主体思想を思想理論的、方法論的基礎として科学研究事業を絶えず深化発展させることによって、社会科学のすべての部門を新しい研究成果で豊かにしていかなければなりません。

主體思想教育を強化しなければなりません。

私たちの教育機関は主体思想教育の殿堂であり、わが国の学校教育は主体思想で統一されなければなりません。

すべての教育機関で主体思想教育の質を決定的に高め、学生たちが高等中学校を卒業するときには主体思想の革命的世界観の骨格を持ち、大学を卒業するときには主体思想の革命的世界観が確固たるイルクンに育てなければなりません。

特に大学で主体思想理論の教育を強化しなければなりません。 大学では、世界観を確立するための教養教育と専門分野の知識を体得させるための教育を正しく組み合わせなければなりません。 大学の社会科学学部では、学生たちに主体の革命的世界観を正し、専門教育を強化し、主体の思想理論を深く所有した専門家を立派に養成しなければなりません。

幹部と党員、労働者の中で主體思想の学習を強化しなければなりません。

党理論宣伝は、幹部と党員、労働者たちに主體思想理論を深く体得させる事業です。

主體思想は、真の主體型の革命家の政治的生命を繋いでいくための貴重な思想精神良識です。 真の主體型の革命家になるためには、誰もが主體思想を深く学習しなければなりません。

すべての幹部と党員、労働者たちは常に主體思想理論を体得するための学習を着実に行い、それを自分の骨と肉にしなければなりません。

科学理論関係者と出版報道関係者は主體思想理論を深く解説した良質の本と文章をたくさん書いて、幹部と党員、労働者たちを主體思想で強く武装させるために積極的に貢献しなければなりません。

科学理論の分野で反動的なブルジョア思想とあらゆる日和見主義思想に反対する闘争を強化し、主体思想の純度を徹底的に堅持しなければなりません。

科学理論の労働者たちは、主體思想と対置されるあらゆる敵対的思想の反動的本質と解読性を鋭く暴露し、わずかな非階級的、非革命的な思想要素でも私たちの内部に侵入してくるのを徹底的に阻止しなければなりません。 われわれのすべての科学理論の兵士たちは、ブルジョア思想と封建儒教思想、修正主義、事大主義、教条主義をはじめとする反動的、反革命的な思想潮流に反対して非妥協的に闘争し、あらゆる反動と日和見主義者たちの策動を打ち砕き、主体思想を堅固に擁護しなければなりません。

われわれの科学理論家たちは、偉大な主体思想を鉄壁の信念とし、すべての科学理論活動を主体思想理論を研究宣伝し、擁護することで一貫して行い、主

体思想の偉大さと正当性を広く、深く解説し、宣伝しなければなりません。

革命と建設において、先進的な思想の持ち主であり、伝播者である社会科学者と理論家たちの役割は非常に大きいです。

私は、わが党の科学理論の働き手たちが主体思想の積極的な擁護者、宣伝伝道者としての使命と本分を念頭に置き、主思想革命偉業の終局的完成のための闘争に立派に貢献することを信じます。








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