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多分自由になんかなりたくない

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最近の記事

異次元の少子化対策

せんだって政府から「異次元の少子化対策」の具体策が発表されましたね。 ・児童手当の延長 ・出産費用の保険適用の導入 ・子育て世代への住宅支援の強化 などなど・・・・・・ しかしあんまり周囲で話題になっていないというか、それほど「すごい!! これで子供を安心して作れる!!」とかいうような声は聞かない。 結局の所、「異次元の」という言い方がよくない気がする。 正直に「現状の施策の延長線上でできる限りやりたいなぁ、という策」くらいで発表してもらっていればもう少し受け取り方も違

    • 会社の飲み会、行きますか? 行かないですか?

      コロナ禍が明けて(一体何がどう明けたのかは分からないけれど)コロナの間に失われた文化、会社の飲み会、が戻ってきた。 そもそもコロナ前から「どうなのか?」という意見が多かった「会社の飲み会」なのだけど(なぜに業務時間外に強制的に参加しないといけないのか? 5,000円近く支払って上司の話をただ聞くことの意味は? 端的につまらない・・・・・・などなど)ついにうちの会社でも先日BBQが行われることになった。 コロナ前は積極的とは言えないまでも、なんでかんで参加してきたけれど今回は

      • これから失われる言葉

         お気に入りのパン屋さんがある。車で15分もかからない商業施設の一角にできたそこまで大きくない、フランチャイズのパン屋だ。個人でやっているパン屋さん、の方が趣はあるのかも知れないけれど、フランチャイズはフランチャイズでしっかり美味しい。種類は多く、生地は種類によってもちもちだったりカリカリだったりサクサクだったり。あんパンがこしあんなのは少し残念だけれども、とにかくオープンしたときに興味本位で行ってそれからずっと通っている。  週に一度そのパン屋さんにいくのが日課なのだが、

        • 何不自由のない暮らしがしたい

          『何不自由なく』という言葉がある。 なかなかに凄い言葉で。 お金持ちの人や、愛情に包まれて育つ子供に使うのが多い言葉かと思う。 そんな単語で形容される生活に憧れる。 では、自分の暮らしはどうだろう?  朝起きれば水道からは水が出て、洗濯して清潔な服を身に纏うことができ、家族がいて、犬がいて。車に乗って毎日赴くべき職場があり、仕事がある。体に目だった不調は少なく、自力で歩いてものを考えられる。 そう考えれば何不自由ない暮らしと言える。 でも、新しい車が欲しいと思っても買えな

        異次元の少子化対策

          本が売れないのは誰のせい?

          Twitterで読書垢というのをやっているとよく聞く言葉が「身近に本を読む人が全然いない」でる。実際自分の周りでも本を読むという人がほとんどいない。 とある著名人が「出版不況で1冊本を出しても大体4~5千部、印税で60万くらい。とても食べていけるレベルの話ではない。これは景気の問題ではなくて、本を読む人がいない。スマホに取って代わられてしまった」という大意のツイートをされていた。 とにかく「本を読む人がいない」というのは遙か昔から言われていることで、それに新しい技術やツールが

          本が売れないのは誰のせい?

          どうせだったら長く打たれたまんまでいたい

          GUNSのライブから魂が戻ってくるまでずいぶんとかかった。いまでも自分の何分の一はあのさいたまスーパーアリーナにとどまっている気がする。 やっぱりライブに行ってよかった、心からそう思える。 ツイッターのフォロワーさんとも話したけれど、そういう祝祭的な経験によって残された魂の一部が集団となってとどまっていることで「場」の力学が生まれるのかも知れない。 しかし年を取ると、こういう掛け値なしでよかった、と思えることがほとんどなくなる。世の中(人生)そうそうまるっと一つの価値に収

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          20221106GUNS N'ROSESさいたまスーパーアリーナ

           2022・11・06GUNS N'ROSES、さいたまスーパーアリーナのライブに行ってきました!!  「GUNS N'ROSES」ロックの殿堂入を果たしているアメリカ出身のハードロックバンドで、とにかくその「ロックの体現者」的な行動は有名。日本公演でも40分ほどでマイクを叩きつけて帰ってしまい、ショウを終わらせてしまう。予定開始時間から2時間以上押す。ドラッグ、暴力・・・・・・などなど。伝説は枚挙にいとまがない。  しかし、フロントマンのアクセルローズも2022年で60才

          20221106GUNS N'ROSESさいたまスーパーアリーナ

          推し燃ゆに伴う雑記

          「推し」という言葉が身近に使われ出したのはAKBの「推しメン」という言葉からだったように思う。といっても身近にガチガチのファンがいたというわけでなく、あくまでおじさんたちが世の流行に乗っかろうというニュアンスで使っていたに過ぎない。握手券ほしさにCDを何十枚、何百枚買う、そういうことはニュースで聞きはしていたが、実際にそういう人と会うことはなかった。 なにしろ体育会系の男ばかりの営業の会社だったので、そういった活動をしていた人がいたとしても、表だっていう人は少なくともいなか

          推し燃ゆに伴う雑記

          町山智浩のコラムが面白かった話

          恒例の休日ブックオフ巡りで町山智浩の「トランプがローリングストーンズでやってきた」という本を購入。アメリカ在住の著者がアメリカ文化を解説付きで伝えてくれる本なのだけど、とにかく事実の解説にのみに終始しているおかげで、生々しいアメリカの姿が読んでとれる。 とにかくニュースなどの断片的情報から観念的になっていた「アメリカ像」が血肉が通った形で分かってよかった。 考えてみると一昔(二昔・三昔くらいになるか?)前の自分が高校生くらいのときに「ポール・ボネ」と言うフランス人作家によ

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          犬のこと

          我が家に犬が来てもうすぐ半年。 市の保護センターから譲渡してもらったのでそれまでのいきさつ、過去というのがさっぱりわからない。血統も、どこで生まれたのか、何歳なのか? これまでどういう人に飼われていたのか・・・・・・  もちろん本人も語ることはない。 譲り受けた当初、ひどく臆病な犬で近寄ってこないし、吠えることもなく、とにかく何かに付け驚いてはその場から逃げてばかりいた。 そのくせ病院などに連れて行っても抵抗一つしないで大人しく医者に触られて、おなかの毛をバリカンで刈

          犬のこと

          初note記事

          ツイッターであれこれ書いてますけど、読書以外の事(で長くなりそうなこと)などはこちらで書いてみようかなと。 読了ツイートも長くなる傾向が強いので長くなった物はこちらに。 しかし小説、読むの好きなんですけど、小説を小説たらしめている物っていったいなんなのか? その昔は小説には主題があってその主題を表現するためのもの、と言う考えがありましたが(国語教育の弊害ですね)主義主張を読むだけならこんなにも小説なんか読まないです。 遠藤周作は「小さな説しかないから我々は『小説』家なん

          初note記事