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SNS時代は環境を変化させる意識が重要だ

SNSは私たちの生活において欠かせないツールとなっており、友達との交流から最新ニュースの確認、ショッピング、エンタメまで、何もかもSNS上で楽しめるようになりました。ICT総研の調査によれば、日本のSNS利用者は約8,270万人に上り、普及率は82%に達しています。

それに伴い「エコーチェンバー」や「フィルターバブル」といった現象が起きています。これらは、利用者が似たような意見や情報に囲まれることを指し、それによって多様な視点に触れる時間が少なくなっていることが問題視されています。
二郎系ラーメンのリールを見ていたら、いつの間にかタイムラインがガッツリ系のラーメンであふれている、そんな経験があるかと思います(夜中にやめてほしい)。いいね、リポスト、コメントなど、私たちの行動に基づいてタイムラインは形成されているため、気づけば自分と似たような考えの人々が集まっている、そんな空間になっています。
特に政治的な情報は、この影響を受けやすいとされています。社会全体では少数派の意見であっても、自分のSNS上では多数派の意見として映ってしまう。これは、感情を強く揺さぶる内容ほど、SNS上で拡散される傾向があるためです。山口真一氏の著書「正義を振りかざす「極端な人」の正体」にて、実社会とSNS上の意見の違いについて詳しく分析されています。

山口真一「正義を振りかざす「極端な人」の正体」79ページより

とはいえ、SNSは欠かせないものですし、今や生活の一部となっている人も多いと思います。オンライン上の「家」のような存在です。
かつて環境を変えるためには物理的な移動、つまり引っ越しが必要でした。しかし、今ではSNSのプラットフォームを変えたり、フォローするアカウントを変更することで、自分の環境を変えることができます。これは、自分自身を変えたい!と思ったときに有効な手段なのではないでしょうか?
環境が私たちの行動に影響を及ぼすことは、サッカー選手の本田圭佑さんも常々おっしゃられています。近畿大学の卒業式で登壇された際も「環境にこだわれ」と、環境の大切さを強く話されていました。

環境を変え、行動を変えれば、考え方も変化していきます。そうして自身の考えを進化させていくことが、これからの時代で必要になってくるのではないでしょうか。
テクノロジーの急速な進歩により、日々変化している現代において、先入観にとらわれない柔軟な思考が重要だと思っています。このような背景で、私たちは「Yononaka」を実施しております。
小学生から大人まで、幅広い年齢層が集まってコミュニケーションを取る空間。多様な人々でコミュニケーションを取りあうことで、今までにない新たな考えが生まれ、世界の見方や考え方が更新されていく。SNSのネガティブ面を補い、よりよいオンライン空間を過ごしていけると思っています。


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