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背筋を伸ばすやり方

背筋を伸ばすというと、反り返る人がいますが、これはよくない。
どうして?
試しに、反り返ったまま5分でいいから、その姿勢を維持してみればいい。

辛いでしょう。

辛いというのは、その姿勢が不自然だから、つまりは、人間の体の構造上合理的でない姿勢だからと思えばいい。

背筋を伸ばすというのも同じで、背筋が伸びてないと長時間体の姿勢を維持できないのです。

では、どうやればいい。
そもそも、自然な姿勢=合理的な姿勢というは、どういう姿勢か。
これがわかってないと正しい姿勢を取れない。

以下のようにします。
肋骨の下(これをアンダーバストと言います)を真上に上げます。
この時出来上がる姿勢が自然な背筋。

ところで、アンデーバストを上げると言っても、よく分からない人がいるかも知れない。

そういう人は、逆腹式呼吸をやってみる。

1 自然に立つ。
2 下腹部を凹ませて、肺の中の空気を全部吐き出す。
3 2で肺の中の空気を吐き切ったら、さらに今度は、横隔膜を上に引き上げ、肺の中に残った空気を吐き切る。
4 空気を吐き切った状態で、しばらく止める
5 お腹を凹めていた力を抜く(自然に空気が肺に入ってくる)。
6 緩めた時に入った空気に、下腹部を膨らませることによって限度一杯まで、空気を吸い込む。
7 横隔膜を引き上げるようにして、さらに限度一杯まで、空気を吸い込む。
8 1に戻る。

5以外は、なるべくゆっくり行う。



実は、これをやるとヨガのクンバカ法の極意と言われるある体の使い方が、自然にできる。


この逆腹式呼吸の3または7の動作が、アンダーバストを引き上げるということになります。

デスクワークの時間が長い人は、自然に猫背になりがちですが、これを矯正するためにも有効です。
たとえ、椅子に座った状態で作業中でも、思いついた時に、このアンダーバストを引き上げるとによって、背筋を伸ばし、自然な姿勢にするようにしていると、腰への負担も軽くなり、腰痛対策にもなります。

だいいち、アンダーバストと引き上げる時に、空気を吸い込むので、深呼吸をしたことになり、気分も良くなります。

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