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【共働き夫婦さんが日本を支えて下さっているのだ】(*_ _)ペコリ:前半

引退した外資系の元・部長です。本日は「共働き家庭」さんの夫婦、主に女性について考えさせていただきます。先輩、同僚、後輩、部下として、幾多もの仕事を共にした頼もしい仲間達の顔が思い浮かびます。押しなべて男性より優秀だったんじゃなかろうか。。。楽しくご覧頂けましたら嬉しいです(^^

さて少し前ですが、ネットで幾つか拝見した共働き家庭さんの記事の中に、ファイナンシャルプランナーさん(以下、FPさん)に家計の相談をするようなものがありました(確か東洋経済)。

保育園に通うお子さんがいらっしゃる家庭で、男性(以下、旦那様)の収入が奥様の1.5倍ほどという構図でした。家事に関しては「収入の少ない方がすることが当然」とのことで旦那様は家事を余り(全く?)手伝ってくれず、女性(以下、奥様)がお疲れの極みに達し、パートに転職してもやりくり可能か?というような相談記事だったと記憶しています。
このFPさんによると、こうしたご家庭は多いようで、相談に来られる方の「標準的なケース」と表現されていました。
その他、幾つかの記事を拝見しましたが、比較して収入が高いことを理由に「旦那様を優先しなければいけない」という話が多く見られました。

以下は厚労省のHPより拝借した「共働き等世帯数の年次推移」です・


上表をご覧の通り、1980年の比率は1114万世帯vs614万世帯で共働き世帯は少数派でした。1990年代前半に拮抗してから以降、1996年からは共働き世帯が逆転過半数となり、その差は拡大する一方です。2019年には582対1245万世帯まで拡大しています。
因みにこの統計、共働き世帯ではないデータの表現を「男性雇用者と無職の妻からなる世帯」としています。この表現も近いうちに変わるのでしょうね。頭のいい厚労省の方々がふさわしい表現を思案中と想像されます。

さて、こうして共働き世帯が多数派となったのはまだこの20年以内のこと、明らかな大多数派とって10年程度ですね。そうすると冒頭のFPさんに相談するケースというのが近年増えていることは自然なことだともいえます。

未だ共働き家庭に対する定着した考え方がなく、「男性雇用者と無職の妻からなる世帯」が多数派時代の「考え方」が余韻以上に残っている状態なのでしょう。
しかし「考え方」なんて人に教わらなくても当事者として自分の頭で考えてみると「収入の多い方が優先」なんてことは「すげーおかしい」と気づくはずです。
だってですねえぇ、二人で何かを実現するための共働き家庭スタイルなのであって、片方だけだと実現できないので二人で働いているわけです。Goalというものが10だとして、片方が7やっても二人のGoalにはたどり着かないわけですから。二人はGoal達成のための不可欠なメンバーで対等なのですよね。

収入の高い者がそれを優先してよい時というのは一つだけ、どうしても何らかの理由で「どちらかしか働けない」という局面にでくわした時だけだと思います。その時に収入の高い方を選択するというのは合理的です。
しかし、そんな選択をしなければいけない局面ってそうそうないですよね。なので、ほとんどの場合において両者はGoalに向かう同志であり、平等であるべきです。

色々な夫婦の関係があるのは承知していますが、多くの夫婦は、結婚生活スタート近辺で将来について話し合うことが一般的だと思います。
「将来は戸建てがいいか?」「不安だからxxx万円は貯めよう」「子供はどうする?」「毎年旅行に行こう」等々。
そして将来の貯蓄のイメージをしつつ、何よりも足元の生活費についても話すでしょう。
「外食は週一回までにしようね」「車は保有する?」「今ある支払いで節約できるものあるかなあ?」等々。
その時に、どちらかの収入だけだと十分ではないので、共働きという形の継続が選択されます。
ここで、どちらかの収入が十分に多く(今の日本だと旦那様である場合が多い)、どちらかが働かなくていいようならば「共働き」という選択肢は消すことも可能です。でも、そうした余裕のある夫婦生活のスタートは多くはないでしょう。
夫婦の理想の未来を二人で決めておいて、自分だけだと達成できない、でも収入の差を理由に相手に負荷を強いる、というのはやはり違いますよね。

勿論、収入以外の理由で、主に奥様が「家に籠っているのは嫌、もったいない」「自己のキャリアのため」という理由で共働きスタイルを選択されるケースも多くあると聞いています。
この場合、選択肢がある、つまり余裕のあるなかで二人で選んだ共働きスタイルということになりますので、折り合いがつけ易そうに思われます。ただこのケース、ケンカは凄そうですが(;^_^

さて、長くなってしまったので一旦、終えます。
続きはまた「後半」で。

家事をしない旦那様に「まあ、そこそこだった元・部長」から以下を捧げます; ↓
〇家事(料理・洗濯・掃除)のやり方が分からないという旦那様へ;
・お料理・・・動画みれば誰でもできます。クラシル見よう!(慣れるまでは文字レシピだけだと難しい)。因みに私の趣味の一つは料理(*^^)v
・お洗濯・・・難易度高し。洗うと縮む系の判別とか困難で超怖いっ。奥様方、すまぬ(>_<)
・お掃除・・・掃除機とクイックルワイパーが分からないというならアナタは一生全部無理( 一一)

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