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ソフィアのSOS = 私の危機一髪

1年生から4年生までが入り乱れた算数のクラスが終わった直後の休み時間、1人の女の子が急にギューーーっと抱きついてきた。その子は今まで1回も私にハグしてきた事はないので、ちょっとビックリ。つぶらな目で私を見上げて「難しいよ〜。辛いよ〜。」

確かに彼女は2年生なので、内容は難しいと思う。でもクラス全体を考えるとどうしても中間のレベルを狙って教えてしまう。

しかし、このSOSは勇気がいったと思うので、「ごめんね、難しかったね。次の授業は、同じ内容だけど、もっとちっちゃい数字でやるね。それでいい?」って聞いたら、「うん。ありがとう。」

続けて同じクラスの授業だったので、まずは、大きい子と小さい子をペアにして座らせて、2人で協力して問題を解くように指示して、約束したように小さい数字で同じタイプの問題を出してみた。少しづつ理解できる子の人数が増えていく。行き詰まっている子には、私が助け舟をちょこちょこと出すけれど、基本的に自分で理解できるように仕向ける。しっかし、子供がピンときた瞬間の顔って何度遭遇しても感動的に美しい。

久しぶりに先生してるので、この2、3ヶ月試行錯誤であるが、今日はSOSをしっかり受け止められて良かった〜。あれをシクッてたらしばらくはクラスを立て直すのに時間かかったかもしれない。久しぶりにビール飲もうっと。

金額の問題ではなく、共感していただいたという意思表示がありがたいです。