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【第二の人生】4の章:言葉を発するには時期とタイミングがあるらしい

*登場人物*

  • 萬里→主人公。やっと地元で霊の対処をしてくれる人に出会えた!

  • H氏(おじじ)→サラリーマン。サクヤさん伝いで紹介してもらった本物能力者(色々話したが明確に答えはくれない)

  • サクヤさん→萬里が最後の治療のつもりで駆け込んだ治療院の先生(萬里と同じマンションに住んでいる)


鹿児島の村さんやH氏
彼らは誰かの為にを優先し、
困っている人を助け
サポートし見守る
ボランティア精神と
愛情に溢れている。

でも、
なぜか萬里に対しては
言い方と対応が
あっさりしすぎている
その点も
この二人は共通している。

今日
萬里は色々と話したが
それに対し、
H氏はたいして
しゃべってない気がする。

ただ、話の終わりかけに
1つ質問をされた。

H氏「萬里さんは
今までお尋ねされたところで
自分の前世を
お聞きになったことが
ありますか?」

萬里「ないです!
だって聞いたところで
知ったとこで
何をどうすれば?と思うし、
それをどう生かせるのかも
わかりません。

自分から聞いたこともないし
言われたこともないです。
何を言われるか怖いのも
あるし聞かなくていいです。

ただ、萬里はいつも
闘いの中にいた気がします
もしかしたら男だったんじゃ
ないかと。それは
ずっと思ってました。

あ!だからといって
わかったとしても
今言わなくて結構です。」

Hさん「そうですか・・・、
聞いたことないんですね・・・。」

なんかまた含みのある言い方。

萬里「とにかく、
前世とか聞かなくていいんで。
今日は今憑れてるやつを
どうにかしていただければ
それだけで十分です。」

Hさん「はい、
そちらはもう対応完了してます。」

『えっ!?いつ?!』

何をいつどうしたのか
わからないけど
もう、憑いていた何かは
いないらしい。

ただ身体の不快感や
重さなどは
特に変化を感じない
なんでやろ?
とか考えていると。

H氏「長期間憑れていると
その間の身体のキツさの
余韻が残りますので、
しばらくはスッキリ
しないと思いますが、
時間が経てば
気にならなくなりますよ。」

思いがけなく
返事が返ってきた。

もしかして
頭の中で考えていることまで
お見通しなんだろうか?!

しかし始終静かなやり取り
何が視えてるんだろう?

帰り際
H氏「ちょっと背中に
触れますよ。」と
肩甲骨の間に手を置かれ、
もぞもぞと何かを施されている。

こういうのは
鹿児島の村さんもしてたから
何かしら必要な
意味のある作業なんだろうな。

萬里「ありがとうございました。」

連絡先を交換してこの場は帰り、
また別の日に治療院を訪ねて
サクヤさんと話をした。

サクヤさん「H氏は視えてても
今言う時ではない。と
判断する時があって、
全部を相手にすぐ
告げる事はしないんよ。

人にはタイミング
ってのがあって、
視えた聞こえたから
すぐに口に出して言うのが
良い事ではなくて、
そのタイミングじゃない時だと
相手は素直に受け取れなかったり、
言う事で未来が変わるから
言わないって言ってた。

だから、何か視えてたとして
萬里ちゃんに何も
言わなかったってことは、
今、まだ教える必要のない事
だったって事やろね。
自分が萬里ちゃんのことを
聞いても話濁して
特に何も言わないんよ。」

『なるほど、なるほど。
では、次に期待しよう』

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