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あっぷるふぁーむ

#08「あっぷるふぁーむ」
中谷忠さん

ーあっぷるふぁーむの名前について

りんごの木を植えたとこから会社が始まってるというか、植えたことで、あっぷるふぁーむという名前がついたと聞いてます。

ー農地の規模は?

経営規模としましては、水稲がコシヒカリ、日本晴れ、京の輝きとか5品種ぐらい作ってるんですけど、それが合わせてだいたい24ヘクタールぐらいで、白大豆が15ヘクタールぐらいです。
それとあとハウスが95棟ぐらい。あとは露路野菜とか含めて全体としてだいたい45ヘクタールぐらいを栽培、作付けしてます。

ーあっぷるふぁーむの生産物の特徴は?
会社の野菜の特徴って言うたら、一つは豆っこ肥料っていうのを田んぼにも、お米にも、野菜にも使ってるって言うのと、あとは牛を飼ってるんで、その牛の牛糞を使った堆肥もハウスとか露路栽培に毎年それをいっぱい入れて、土作りをしてるっていうのが特徴かなと思います。

ー主な作物

主だった作物は、水稲、大豆、ホップ。夏でしたら、トマト、きゅうり。冬場だと、春菊、太ネギ、小カブ。
年間通しては細ネギ、チンゲン菜なんかを作ってます。

ーメインとなる作物は?

どれがメインというのがないというか、全部メインって言ったら全部メインというか。
いろんな品目とか、品種を作るっていうのが、うちの会社のやり方というか農業全般を作ってる。
畜産とか果樹とかもしてますし、全部がこの会社の売りというか、何でもしてるっていうのが会社の強みだったりしてるのかなとは思ってます。

ー大豆について

白大豆をもう15年ぐらい作ってますけど、与謝野町自体が豆っこ肥料っていうのを作ってまして、その中の一環で白大豆を作って、地元にある豆腐工場で、与謝野町産の大豆を使って豆腐を作ってもらう。
その豆腐の副産物として”おから”がすごいたくさんできるので、それを肥料としておからとか米ぬかを混ぜたものを肥料に変えて、また田畑にに戻すという、町内の中で循環サイクルのある自然循環型農業っていうので、ずっと白大豆を作ってます。

ーしいたけについて

菌床椎茸の栽培も行ってます。始めて5年目ぐらいなんですけど、当時は冬場の仕事を作る為と、地元の中で新規参入しやすいような仕事を作ろうということで始めました。
菌床も終わった後は、堆肥として使えるので、ゴミも出さず循環できてる。

ー果樹について

ブドウがオケ栽培という形なんですけどハウス4棟、いちごが1棟、りんごが7反ぐらい、桃が2反ぐらいの作付けでやってます。

ーホップ作りについて

ホップの栽培も行ってます。6年目ぐらいですかね。町内にも醸造所ができることになってますし、ホップレンジャーという形で町外からも人が来てくれてます。ビールのイベントも何回も開かれてますし、今後そういったところでも地域を盛り上げていけたらなと思ってます。

ー畜産について

飼ってる牛は基本的には肉用の牛で、一般的に言われる「黒毛和牛」という種類です。肉になる牛の元である子牛を出荷してます。
子牛を10ヶ月間飼ったのを子牛市に出荷しています。放牧場があるので、自由に走り回ったり、草食べたり、足腰強い健康な牛になると思ってます。

ー赤身の経産牛肉が美味しい?

基本的に子牛で出荷するのがメインなんですけども、ある程度年いってきて子供産まなくなってきた牛とかは肉にして、地元の飲食店さんに使ってもらったりしてて、一般的なA4、A5ランクの牛と違って、肉の味がしっかりとするとか美味しい赤身で、僕としては結構好きな肉です。

ースマート農業について

農業の魅力は、汗水流してってのが魅力かなと思ってるんですけど、なかなか日本の人口構造的にも担い手も減ってきて、高齢化っていうのが今後さらに課題になってくる中では、僕たちも導入してるんですけども、ドローンだったり、いわゆる自動運転みたいなのは、今後維持していくためには必要なのかなと思います。先駆けて導入して、地域の中でも”頑張ってるな”ってのが目に付くようにしていかなあかんなという責任も感じてます。
もちろん人でできることは、人でしたいなっていう風には思ってますけど、今後そうなっていくと思います。

ー与謝野町の農地の魅力

与謝野町の農地っていうのは、やっぱり山間のすごい多い地域で、平野がそんな多いとこでもないですし、獣もよくいっぱい出るんですけど、やっぱり水がすごい豊富で綺麗なんかなっていうのは感じてます。
あと寒暖差がお米とか野菜にはすごく美味しくなる要素の一つでもありますし、水と土がいいっていうのはあるんかなと思いますね。やっぱり土が良くなかったら美味しいものは採れないっていうのはあるんで、それは感じています。

ー野菜の駅について

野菜の駅は想像以上にお客さんも多いし、リピーターも多いし、地域の人たちの、なくてはならん存在かなとは思ってます。
野菜が美味しい地域っていうのがもっともっと認知されて、もっと多くの人が与謝野町に来て、野菜以外でもいろいろ町内で遊んだりしてもらえるようになったらいいなと思ってます。

ー地域の魅力

与謝野町は山から海へ抜ける町。面白い人がいっぱいおって、僕が住んでるところからは大江山がすごく綺麗に見えて、景観もいいし、夜は星がすごい綺麗だなぁって思います。いい人が多くて、僕も移住者として暖かく受け入れてもらってますし、子育てするにはいい町かなと感じてます。

ー与謝野町を訪れる方々へ

似たような地域は丹後でいっぱいあると思うんですけど、是非一度来て体感してもらいたいです。食べ物、自然、風景や、ホップの町として今後発展していくと思うんで、一度皆さんには体験しに来てほしいと思います。

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